IELTS対策コラム

5分でわかる! Task1 body(本論)で点数稼ぎ

▮ ライティングTask 1   body(本論)で点数稼ぎ!

 
 
前回コラム IELTSライティングTask 1  イントロダクション コツは「言い換え」!で書き出し部分(イントロダクション)について述べましたが、今回は本文(body)と結論(conclusion)について説明します。
重複しますが、通常Task1のエッセイは下記のような三段落構成で作成します。
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第1段落:イントロダクション(導入)

ここでは与えられている表やグラフ、チャートといった図が何を表しているか、といった点を簡潔に述べます。
Example:
The chart shows the production of wine in French, Italy, Australia and Japan in 2003.

 

第二段落:ボディ(本論)

 
この段落では今回のエッセイのメインアイデアとなる、表やチャート、グラフとった図から読み取れる特徴を述べます。その際、差異や傾向といった細部まで説明することが求められます。その際、よりスムーズな文脈にするために、接続詞や指示語などを活用することも重要です。
 Example:
The French is the largest wine producer of the four countries, producing 98 billion liters in 2003. Italy comes second with about 78 billion liters. This figure is almost half that of the Australia.
 

第3段落:コンクルージョン(結論)

通常イントロダクションで述べたことを言い換えて結論付けます。
Example:
The char compares the production of wine in four countries, French, Italy, Australia and Japan. To summaries, French is the country which produces the most wine.
 

結論はなくてもよい

Task 1 のエッセイは、必ずしも結論を必要としません。(Task 2は必須)。しかし、結論を書くことができれば、エッセイの質は上がります。ふさわしい結論を思いついたら、Task 2の回答を終えた後又は20分の時間に余裕があったら、結論を書くようにしましょう。

簡単なスコアアップのコツ! イントロダクションは「言い換え」で十分

タスク1は2つのパートから成ります。タスクの見出し、あるいはトピックが提示され、指示文がその下に続きます。タスク指示文は常に同じで、以下のとおりです。

<赤枠が指示文になります>
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(主な特徴を選び記述することによって情報を要約し、妥当な場合には比較しなさい)

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指示に従い、タスクの見出しと図解から読み取った情報で、まず、導入パラグラフ(イントロダクション)を書き出します。

▮ 導入パラグラフ(イントロダクション)

グラフ・図表が何を表しているのか1,2文で表現します。たいていの場合が設問の言い換え(paraphrasing)になります。指示の第1文の単語をいくつか流用したり、同義や類義の表現を知っていれば、導入パラグラフを早く書き上げることができます。

以下は、タスク指示の「言い換え」例です。
The chart shows the time spent by UK residents on different types pf telephone calls between 1995 and 2002.

時間短縮を意識しすぎて指示書をそのままコピーすることは避けてください


IELTS試験管はタスク指示書のコピーを評価しないと言われています。

グラフや図表でよく使われる「同義語」「類義語」を覚えておきましょう。
graph → chart ,  show → illustrates, 
the unemployment rates → the proportion of unemploymentと同じ意味です。

from 1995 to 2002 (又はfrom 1995-2002) はbetween 1995 and 2002 と言い換えます。 
★ 導入パラグラフ:  書き出しサンプル をいくつも覚えておきましょう。

The line graph shows information about …
The pie chart illustrates the number of …
The bar graph gives data of …
The table provides the percentage of …
The diagram illustrates the process of …
The graph/table shows/indicates/illustrates/reveals/represents…
It is clear from the graph/table…
It can be seen from the graph/table…
As the graph/table shows,…
As is illustrated by the graph/table,…
From the graph/table it is clear….

簡単なスコアアップのコツ! 「時間配分」と「取り組み方」

▮ 時間配分がとても重要!

IELTSで一番難しいと言われるのがライティングセクションです。

しっかりと準備をすればある程度高得点が取り易いのもまた、ライティングです。
IELTSライティングで苦戦している人の多くは「時間配分」が上手くいっていません。
ある程度エッセイに自信がある人も「時間」との戦いに負けてしまうようです。
さて、IELTSライティングセクションでは、理想的には、

Task 1に20分、Task 2 に40分

の時間配分が必要です。 どちらから始めてもいいのですが、Task 2はTask 1 に比べ配点が2倍になるのでTask 2から始める受験者が多いようです。

Task 1 (表やグラフの説明)とTask 2(与えられたトピックについてエッセイを書く)では問題のタイプが違うので、受講者によっては、Task 2よりTask 1の方が難しいと感じるかもしれませんし、その逆もあるでしょう。
どちらからでもいいので自分がやりやすい方から始めてください。

▮ 時間を計って練習しよう

ある程度ライティングの基礎ができてからは、問題集に取り組んでください。 問題集を選ぶ際は模範解答があるものを選んでください。 解答の中にはスコアの低いものもあるので解答の質にも注意を払って問題集を選びます。
IELTSは時間との戦いです。ネイティブでさえ、時間内でエッセイをきちんと書けない難問です。
そこで問題集を使った学習では、必ず時間を計って取り組むことが大切です。
目標スコアによりますが、難しい単語や言い回しで余計な時間を使わず、時間内で文章を完成させることに集中しましょう。

▮ タスク1の時間配分

ライティングセクションのタスク1は図や表、グラフを説明する必要があります。
タスク1の図や表を説明する問題は数ある英語テストの中でもIELTS最大の特徴の一つで、慣れないと難しいセクションです。
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その理由は、このタスクは主観的な自らの意見を一切入れることができないからです。出題された図やグラフなどから、「最も重要な特徴やデータ」を読み取る分析力が必要です。そしてその情報が表す「差異や傾向」と具体的な数字やデータをもとに論証しエッセイを完成させなければなりません。

Task 1  取り組み方と時間配分 

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▮ タスク 2 の時間配分

Task 2 では、与えられたトピックについてエッセイを書きます。 テストの初めに2つのTask両方に目を通します。そうすることでTask 1を進めながらTask 2 についても考えながらできます。

Task 2    取り組み方と時間配分

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5分でわかる! ライティングセクション採点基準

▮ 4つの採点基準に沿って学習する!

 
IELTSライティングはリーディング・リスニングと違い、
目に見える正誤数によってバンドスコアを決めることができません。
「どのくらいできたら、スコアいくつ」というのがわかりづらく、練習していても、
自分のレベルがどれくらい良いのか悪いのか判断できずあいまいです。
しかし実際のテストでは、ライティングにはそれぞれ4つの採点基準が設けられているので、
それに沿って学習することで「何を」「どのように」書けばいいのかはっきりします
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タスク1      タスク達成力

タスクに則して、最低150語の長さでどの程度上手に要求を満たしているかを評価します。指示された情報の要件を認知し、要約し、エッセイで適切・正確に伝えることができているかを評価します。
 

タスク2      タスク対応力

タスクに則して、最低250語の長さで要求をどの程度上手に満たしているかを評価します。エッセイの中で、問題への姿勢や自らの立場を明快に位置付けているか?見解はトピックに則しているか? 意見表明に裏付けや視点はあるか? アイディアを支える根拠や、実体験が盛り込まれているか? などです。
 

タスク 1&2    首尾一貫性とつながり

内容が明快で、なめらかに書かれているかを評価します。情報とアイディアと言葉をうまく操ってエッセイをまとめているか?内容は論理的で、意味を成しているか? 構文や文脈づくりで多様なテクニックが使われているか?などです。
 

タスク 1&2     豊富な語彙

豊かな語彙をもっているか、出題されたタスクのためにそれを適切かつ正確に使いこなしているかが評価されます。同じ単語を反復使用していないか、情報やアイディアを表現するのに適切な単語を使っているか? などです。
 

タスク 1&2    文法知識と正確な運用

多様な構文を採用し、しかも正確に使っているかを判定します。文法知識をいかしてどの程度長い文章を書き、どの程度複雑な内容を盛り込んでいるかに着目し、文章のレベルを評価します。多様な構文を、正確に適切に使いこなせているかを見ます。
 
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5分でわかる! IELTS ライティングテストとは

▮ テスト時間は60分で2つのエッセイを書く

リスニング、リーディングについで、3番目がライティングテストです。
ここでは、受験者が、書いた英語でどの程度効果的にコミュニケーションをとれるか判定します。
テスト時間は60分で、2つのタスクから成り、両方のタスクに解答しなければなりません。

テストの初めに、2つのタスクが出題されているA4サイズの問題冊子が渡されます。
その問題冊子に、直接答えを書きます
タスクは順番に取り組む必要はなく、タスク2から先に初めても構いません。
実はTask 2の配点比率が高いのでTask 2から解答することをお勧めします。

どちらのタスクも、大学で提出する課題を前提にしているので、
文章のスタイルや表現はアカデミックなレベルのものが求められます。
TOEFLのようなタイピングではなく手書きなので、
採点官が読めるように丁寧に書くことも大切です。

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 ▮ タスク 1     情報を正しく伝える

タスク 1 ではグラフや説明図、フローチャートなどが示されて、そこから数値など
情報を読み取り、要約したり関係を比較したりしたことを書きます。
ポイントは、伝えるべき大切な情報が何かを分析し、
それを150語以上で説明することです。
客観的な立場で事実だけを書くことが大切で、
図表から読み取れないことや自分の意見を書くことはやめてください。

◆ タスク 1 の問題例

イギリス人男女の、家事の役割分担を棒グラフで示したものです。
このグラフについて150語以上で説明しなさい。

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▮ タスク 2 自分の考えを述べる

タスク 2 では、トピック 1 と違い、
自分の意見を述べる250語以上のエッセイが求められます。
意見そのものの良し悪しを採点するわけでなく、
ライティング力を評価しますので、どんな意見でも構いません。
主な問題形式は、「〇 〇 について自分の意見を述べなさい」 「〇 〇 についてあなたは賛成ですか? 反対ですか?」
「〇 〇 について有利な点、不利な点について述べなさい」といったものです。

◆ タスク 2 の問題例

マスコミュニケーションと交通機関が拡大している中、
社会は益々、グローバリゼーションを加速させています。
人々の中には、それぞれの社会が持つ文化的アイデンティティーが失われるのは明らかである
といった恐れを抱く者もいます。
この意見にあなたは賛成ですか? 反対ですか?  250語以上で述べなさい。

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◆ よく登場するトピック

Education & Learning  (教育と学習)    The arts (芸術)
The environment (環境)                Animal welfare (動物保護)
Mass media (マスメディア)             Population growth (人口増加)
Human relations (人間関係)              Health (健康)
Crime (犯罪)                              Tourism (観光)
Technology (テクノロジー)           Employment (雇用)
Culture (文化)                  Retirement (退職)

ライティングはスピーキング同様、自分が伝えたいことを
英語で自在に表現する力があるかが問われます。
その具体的な対策法は ① 採点基準に従って、②書きまくる
そして③添削(指導)してもらうことです。
過去問、類似問題を使い、何度も間違いを繰り返し、それを正していきましょう。
そのプロセスを経ることがスコアにつながります。

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リーディング攻略に絶対欠かせない! 単語の覚え方 

▮ 単語を制する者はリーディングを制す ! 

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TOEFL iBTリーディングでは、日常会話では使わない学術的単語・表現が頻繁に

出現しますので、テスト対策の為の語彙習得に重みがあることは一目瞭然です。

約700語ものアカデミックな長文が3題出るわけですから、「読む」為に

相当な語彙力が必要なことは言うまでもありませんが、それに加えて、

               リーディングテストの約 25%

 

が語彙力を試す問題であることで、「スコアアップ」に直結するのです。

₁パッセージあたり4問くらい、3 パッセージだと12問くらいになり、

問題全体の4分の1程度になります。

 

 

▮ どれくらい単語を覚えたらいいのか?

 

 

 

日本の受験英語に必要な語彙数は一般に約6000語~7000語と 言われていますが、

TOEFL iBT TESTでは約7000語~8000語

 

あれば 高得点が狙えると言われています。

但し、Car,Cat のような基本単語も含まれますから、実際に覚えるのは3000語前後です。

単語の覚え方は人それぞれあると思いますが、以下の2つの組み合わせ

で単語を覚えていくことをお勧めします。

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◇ 単語帳を作る

 

TOEFL iBTはアカデミックなパッセージが出題されますので、

生物学、地質学などの必須分野の単語を1000前後覚えます。

お勧めリーディングWEBサイト でも紹介したScientific American

などや「過去問」を読み進める中で、わからない単語があれば、

辞書を引き、どんどん単語集に加えていきます。

 

辞書は、英和、和英、英英辞書を並行して使うといいでしょう。

調べた単語だけでなく、同時に「類義語」「連語」も一緒に覚えるようにしてください。

TOEFLの語彙に関する問題では、パッセージにでてきた単語・フレーズの意味に近いものを
選ばせる4択問題がでてきます。
設問の「単語・フレーズ」の前後の文脈から判断し、最も適した単語・フレーズを選ぶためには、
「類義語」「連語」の知識が必要なのです。

 

★ 連語  collocation

連語とはcollocationの訳で、2つ以上の単語が連結して1つの単語と似た働きをするものです

例えば、

「夢を見る」は have a dream で、see や look を使いません。

また、英語では happy ending で、end は名詞でもあるのに、

日本語のように happy end とは言いません。

このように、文法的なことは無視された単語の並びとなることが

多いので覚えるしかありません。

◇ 単語集から覚える

受験者の本音は、TOEFL iBTリーディングテストに関係ない単語の

暗記は避けたいわけですから、テストに必須単語を重点的に覚えていきましょう。

やはりお勧めは 「3800」です。 3800とは「TOEFL 単語3800」(旺文社) です。

この単語集には全部でレベル1から4までの単語が収録されていますが、

そのレベル3まで暗記すればリーディングテスト問題はある程度わかるはずです。

 

 

▮ 単語は発音して覚える CDを使って覚える

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CDを聞いてきちんと発音する。

これが出来ているか否かで、その人の英語のセンスがわかると言われています。

発音を習慣化していない人は、たいてい英語のセンスがないそうです

CDを使わないと正しい発音を覚えることが出来ない。

正しい発音を覚えられないと、リスニング力が向上しません

 

 

人間は、自分が発音できない音を正確に聞き取ることは出来ないからです。

単語は書いて覚えると唱える方もいますが、書くだけの勉強で英単語は覚えられません。

正しい発音・アクセントを覚えなければ単語を覚えたことにならないからです。

単語を脳に定着させるためには書くことも必要ですが、toefl reading 9

優先順位としてはお勧めしません。

 

 

単語を覚える基本は「発音して覚える」⇒「何度も何度も反復する」

⇒「8割〜9割覚えたら、覚えられない単語を書いて覚える」です。

自分が正しい発音が出来るようになったら、ICレコーダーに覚えたい英単語を吹き込んで

リピート再生させ通学、通勤時間にサクサクと覚えていきましょう。

 

▮ TOEFLで高得点を取るために「発音」練習は欠かせない

単語を「発音」して覚えることは、リーディングテストだけではなく、

リスニング、スピーキングを含めて、大切なことは言うまでもありません。

TOEFLで高得点を取るためには、基本的な英語を発音する能力と聞き取る能力

身に付けなければならないからです。

この2つは英語の音を作り理解する技術の訓練を通して一つの能力として身に付けられるのです。

スコアアップのコツ! リーディングに必読WEBサイト

▮ リーディングセクションは登竜門

 
TOEFLリーディングセクションは、全4セクションの中で登竜門的位置づけとなっています。
つまり、リーディングセクションはまず初めに攻略すべきセクションであり、
リーディングを徹底的に学習することで、他のセクションでのスコアアップと繋がります。
 

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TOEFL全セクションに共通したアカデミックな出題内容
日本人が得意とするリーディングの徹底学習によって克服することができます。
リーディング学習でこれまで親しみの少ない心理学や生物学などの
様々な分野の記事を読むことで、
否が応でも背景知識やアカデミックな語彙が身についていきます
特にTOEFL初学習者の方は、まずリーディング学習に時間を割りましょう。
前回でも触れましたがTOEFLリーディングセクションを攻略するには、
 

■  幅広い語彙力アップ

単語力は基本中の基本!TOEFL には受験以上の単語力が要求されます。
(学術的な専門用語が増える。例えば脊椎動物vertebrateなど)
まずは昔の単語帳をひっぱり出してきて、単語力を受験レベルまで戻しましょう。
それからさらにレベルの高い単語については、
リーディングやリスニングの問題を解いていく過程で。
知らない単語が出てくるたびに覚えていきます。
 

■  幅広い分野の速読力

 
リーディングのパートでは、短時間で多くの文章を理解する力が必要になります。
詳しく言えば、
20分で700~750語のアカデミックな文章を読解するための速読力が重要になります。
そのような速読力を身に着けるためには、日頃から英語を読む訓練が大切です。
TOEFLの試験には、さまざまな分野の英語の文章が出題されます。
そこで、参考書だけでリーディングを勉強するのではなく
英字新聞や、ネットでの英語ニュースなどを利用し、
幅広い分野の英文を読むようにしましょう。
どのような分野の文章でも、速読できる力を身に着けることが、リーディングセクション攻略のポイントとなります。
☆お勧め参考書     
  ★ Official Guide to the TOEFL Test With CD-ROM, 4th Edition       
  ★ Official TOEFL iBT Tests with Audio     
  ★ 受験英語からのTOEFL Test iBTリーディング
 

▮ お勧めリーディングWEBサイト

 
TOEFL IBTのIBTはInternet Based Testの略です。
つまり、テストはリーディング、リスニング、スピーキング、ライティングすべてのセクションをパソコンで操作します。
 
特にリーディングではディスプレイとの距離が遠いので、
紙に比べて目に入ってくる文字の量が多く、
目移りしてしまって集中して読むことができなかったとの受験者も多いようです。
そこで、リーディングの対策はWeb上の英文を読むことをお勧めします。
 

◆ Scientific American

科学やテクノロジーに関する記事が雑誌のように読めるアメリカのサイトです
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◆ National Geographic

理系の読み物に慣れるという意味で、『ナショナル ジオグラフィック』はお勧めです。
TOEFLでは、理系アカデミックのリーディングやリスニングが多いので、
このようなサイトで読みなれて抵抗感をなくしておくことをお勧めします。
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◆ VOA

英語学習者の間ではおなじみのVOAも、TOEFL学習に最適です。
TOEFLには、アメリカの歴史が頻出されるのですが、
VOA内の「History」というカテゴリーは、単語力&背景知識強化に役立ちます。
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5分でわかる! TOEFLリーディングテストとは

 
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▮ 試験形式― TOEFL最初のテスト

 
リーディングセクションは、TOEFLの4つのセクションの中で最初に登場するテストです。
3パッセージを60分間あるいは4パッセージを80分間で、36から70の質問に答えるものです。
時間と設問数は受験者が選択できるわけではありません。試験日によって異なります。
リーディングセクションのスコアは各セクション同様0〜30で評価されます
4つのセクションの合計は120点となります。
 

▮ 超難関大学を目指すならリーディングで28点を取る!

カリフォルニア州立大学、ニューヨーク州立大学など有名校を目指すには80点、
ハーバード大学、スタンフォード大学など
超難関校を目指すなら100点は必要でしょう。
それなら有名校を目指すにはリーディングで20〜25でいいのかというと、そうでもありません。
スピーキングは多くの日本での受験者にとって難しく
例えばスピーキングで23を獲得できる人は、
リーディングで27や28を獲得できる人と比べてかなり少ないと言えます。
ですから、100点を目指す方はリーディングで28点を目指す必要があります。

 

▮ 時間配分に気を付ける!

 
toefl reading 1リーディング セクションでは、時間に関する指示を注意して読んでください。
この指示には、パッセージがいくつ出題されるか、
また、それぞれのパッセージに関する設問に
解答するための時間が示されています。
すべての設問に解答できるよう、時間配分に気をつけてください。
1つのパッセージはだいたい700語前後で書かれています。
文章ごとの時間制限はありません。
途中の問題をとばして後から回答することもできます。
 

▮ 出題内容 ― アカデミックな内容で幅が広い

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TOEFLはアメリカの大学や大学院で必要とされる
英文の読解力が試されるテストですから、
パッセージはアカデミックなものが多く出題されます。
皆さんが留学した後におそらく読むようなものが出題されると言ってもいいでしょう。
出題分野も幅広く、受験者の専門分野に関わらず、
歴史や心理学など文系的なものから、生物学、環境科学、
天文学などといった理系的なものまで様々です。
とはいえ、もちろんTOEFLはあくまでも英語の試験ですから、
出題される英文の内容についての細かい専門知識がなくても特に問題ありませんが、
普段からいろいろな分野の文献を幅広く読む練習をしておくことが必要になります。
事前に背景知識があるか、ないかでは、読書スピードが2〜3倍違ってきます。
 

▮ 出題パッセージの分類

 
1.  Exposition (説明文) ― あるテーマに関して説明するもの
2. Argumentation (議論文)
― あるテーマに関して見解を述べ、それを論証し読者を説得しようとするもの。
3. HIstorical biographical / event narrative (歴史的・伝記的記述)
― 人物や出来事について歴史的に記述するもの
 

▮ 主な問題形式

  • 4つの選択肢から1つの正解を選ぶ選択問題
  • パッセージの適切な場所にセンテンスを挿入する問題
  • カテゴリー表や、サマリー(概要)を完成させる問題

 

▮ TOEFLリーディングテスト概要のまとめ

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5分でわかる! 問題構成- Question 3- 6

Integrated Tasks (統合型問題)

Integrated Taskは1つの技能だけではなく、前もって英文を読んだり聞いたりしたものに対して、英語で解答を述べるもので数種類の技能を併せてコミュニケーション能力を測定する問題です。
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Question 3

Reading ⇒Listening⇒Speakingの統合型の問題です。最初に短い英文を読んだ後、テーマに沿った会話を聞きます。出題されるトピックはCampus-related Topics(キャンパスで交わされるトピック)です。主に大学からの新しい規則や方針の発表などの英文を読み、続いてそのトピックについて交わされる会話を聞きます。その後で、会話に登場した人のその規則や方針などに関する意見と、その理由をまとめる問題です。英文を読む時間は45秒準備時間は30秒、解答時間は60秒です。
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Question 4

Reading ⇒Listening⇒Speakingの統合型の問題です。最初に短い英文を読んだ後、テーマに沿った講義を聞きます。出題されるトピックはAcademic Topics(学問的なトピック)です。リーディングとリスニングを通じて、ある学問分野における見解、理論、法則、原則、概念などが、具体的な例とともに紹介されます。具体的な例の概要と、核となる見解や法則などとの関連性を説明する問題です。英文を読む時間は45秒、準備時間は30秒、解答時間は60秒です。
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Question 5

Listening⇒Speakingの統合型の問題です。大学キャンパスのトピックに関した会話を聞いた後、ポイントの説明と自分の意見を述べます。
Question 3や4と違ってリーディングはありません。会話では、ある問題と、その問題に対処する2つの解決策について話し合われます。
解答では、簡単にその問題点をまとめた後、解決策に関して自分の意見を述べます。準備時間は20秒、解答時間は60秒です。リーディングがないので、Question3と4に比べて10秒短くなっています。
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Question 6

Listening⇒Speakingの統合型の問題です。学問的な主題の講義の一部を聞いた後、その内容を要約します。Question 5と同様にリーディングはありません。Question 4と同様にアカデミックな題材ですが、あくまでも英語の試験なので、前もってその分野の知識をもっていなければ答えられないものではありません(知っていればもちろん有利ですが)準備時間は20秒、解答時間は60秒です。
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5分でわかる! 問題構成- Question 1- 2

TOEFLのスピーキングは6つのQuestionから構成されています。

2問が独立型問題(Independent Tasks),残り4問が統合問題

(Integrated Tasks)になります。

この2つは、簡単に言えば「スピーキングだけ」の問題か、

「スピーキング、リスニング、リーディング」が合体した問題かになります。

2問から成るIndependent Tasks は「なじみ深く一般的なもの」が

出題されます。

一方、4問から成るIntegrated Tasksは「キャンパスで交換されるもの」と

様々な学問分野の講義」から出題されます。

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それでは、それぞれのQuestionについて詳しく解説していきましょう。

Independent Tasks(独立型問題)

Question 1

Independent Task Question1 及び 2では、まず画面に問題文が現れます。問題文は音読もされるので、問題を読みながら同時に指示を聞くことができます。続いて15秒間の準備時間が与えられます。短い時間ですが、メモにまとめるなどして時間を有効に使ってください。15秒が経過したら、口頭での解答を始めます。解答時間は45秒間です。画面上に残り時間が表示されます(スピーキングの全問題共通)。
Question 1では個人的な嗜好や経験について問われます。選択肢は提示されませんから、出題に対する自分の意見を述べて、それを選んだ理由を付け加えていきます。出題されるのは、場所、人物、身の回りの物、状況などで、Familiar Topics (なじみ深く一般的トピック)です。

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Question 2

Question 1と違い、2つの選択肢が与えられ、どちらかを選択した後、具体的な理由を付けていきます。出題されるのは、Question 1と同じようにFamiliar Topics (なじみ深く一般的トピック)です。設問が読まれた後、準備時間が15秒与えられ、ビープが2秒流れたら、すぐに話し始めます。解答時間は45秒です。

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