TOEFL対策コラム

5分でわかる! 採点基準 (後編)

 ▮ 採点項目と採点基準の比較―2

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B ) Language Use (言語の使い方)

 
○  基本的な文法が正しく使えている
○  より複雑で豊かな文構造が使えている
○  適切な基本語彙表現が使えている
○  幅広く豊かな語彙表現が使えている
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ここでは、表現力の適切さを採点しています。具体的には文法と単語です。まずは伝えたいことを伝える際に適切な語法、そして単語を用いているか、また表現方法も適切に表現されているか、といったことを採点します。つまり、正しい単語と文法を使用して話ができているか、ということに焦点を当てています。
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4点 (最高評価)
基本的な文法力が身についており、基本的な語彙表現や、より複雑で変化に富んだ文構造をもった表現も効果的に使いこなせています。 言い換えなども含めて、豊かで多彩な語彙表現力をもっています。 全体の流れや理解に影響を与えるようなものでない限り、ほんの少しの文法や語彙表現の間違えがあっても、特に減点されることはありません。
 
 
3点
基本的な文法・語彙表現力はもっており、上手く考えを表現できていますが、ところどころに文法的な間違いや不適切な語彙表現があります。 ただし、全体の流れをとめてしまうものではなく、内容を伝達するうえで著しく妨げになるものではありません。 より高度で複雑な表現をする時に間違いが多くなります。
 
2点
基本的な文法力や語彙表現力がまだ不十分であることがわかります。 やや複雑な構造の文をうまく使いこなすことができず、極めて基本的な文構造のみを使って話しています。 語彙表現も極めて基本的なものに限られていて、豊富さや多彩さはありません。 文と文をつなぐ接続詞の使い方がままならないために、意味が上手くつながらないことがあります。 聞き手に理解してもらえない箇所があることが減点の対象になります。
 
1点
文法・語彙表現ともに基本的なレベルで使いこなすことさえもままならない状況です。 そのため、どのようなことを言おうとしているかを理解するのも難しくなります。 片言で単語をつなぎ合わせ話している印象を受けます。
 
0点
何もしていないか、トピックスにまったく無関係なことを話した場合(最初から最後までの意味)、スコアはゼロになります。

▮ 採点項目と採点基準の比較―3

 C ) Topic development (トピックの展開の仕方)

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○  Questionに対して完全に答えている
○  具体性があり、うまくトピックが展開している
○  考えが首尾一貫してうまく表現されている
○  複数の考えがうまく関連づけられている
○  解答時間をほぼすべてうまく使えている
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 話し方、表現力ときて、いよいよスピーキングの内容を採点する項目です。与えられたトピックに対して適切な答えを答えているか、ということを採点される項目です
 
=====================================
 
4点(最高評価)
Questionが要求している内容に対してすべて完全に答えられています。 的確な解答が、明瞭に表現されていて、首尾一貫した流れになっています。 トピックの展開がうまく、複数の考えがうまく関連付けられています。 解答時間をほぼうまく使い切っています。
 
3点
おおよそQuestionが要求している内容に答えられています。 全体的に上手く流れていますが、ところどころ首尾一貫性が欠けていたり、1つの考えと別の考えが上手く関連付けられていなかったりするところがあります。 解答にやや具体性が欠け、トピックが上手く展開されていない点が見受けられます。
 
2点
解答はQuestionに関連して最低限のことは答えているものの、かなり不十分です。 具体例に乏しく、上手くトピックが展開されていません。 繰り返しや、無駄な表現が多く、考えと考えのつながりも明瞭には表現されていません。 時間配分が悪く、解答時間がかなり余っていたり、だらだれしていて途中で時間切れになったりします。 全般的に話す量は少な目です。
 
1点
解答がQuestionに関連しているかどうかの判断もつきにくい状況です。 首尾一貫性やトピックの展開はほとんど見られず、思いついたことを途切れ途切れに発言しています。 話す量は圧倒的に少なく、黙り込むか、同じことの繰り返しが解答時間のほとんどを占めています。
 
0点
何もしていないか、トピックスにまったく無関係なことを話した場合(最初から最後までの意味)、スコアはゼロになります。
5分でわかる! 採点基準 (前編)

▮ スピーキング スコア算出法

■  TOEFLスピーキング6つのQuestionから構成されています。各Questionに対する解答は、0.5刻みで、0〜4の範囲で採点されます。最高は24点ですが、これが30点満点に換算されて最終のスコアになります。例えば、全てのQuestionで3点を取った場合、合計は18点となりますが、これを30点満点で換算すると、75%の正解率で23となります。

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▮ スピーキング 採点項目

 
■  採点の評価ポイントとなるのは主に次の3つのカテゴリになります。

A ) Delivery (話し方)

○  明瞭な話し方をしている
○  滑らかな話し方をしている
○  不自然なほど遅くなく、自然な速さで話している
○  明瞭な発音で自然なイントネーションで話している
○  不自然な間合いがあったり、詰まったりしていない
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TOEFL IBTではマイクに向かってしゃべるので、目線やボディランゲージは意味を成しません。そのため、重要となるのは、「話すスピード」、「イントネーション」、「アクセント」などになります。また、重要項目として「発音」がありますが、これはもちろんネイティブにより近いほうがいいのですが、最も重要なことは、どれだけネイティブに近いかではなく、どれだけ明瞭に話せているかになります。
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▮ 採点基準の比較 

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4点 (最高評価)
全体的に明瞭、滑らかな話し方で、最初から最後までほとんどよどみがありません。 自然な聴き取り易い速度で、総体的に発音も明瞭、イントネーションも不自然さはありません。 不自然なペース配分もありません。 ほんの少しの詰まりや発音の間違いは、流れや理解を分断するものではありませんから、特に減点されません。
 
3点
全体的に明瞭で滑らかな話し方ですが、ところどころとぎれてしまうことがあります。 また、発音の不明瞭さやイントネーションの不自然さが何箇所かあります。 理解するのに少し努力を要することもありますが、全体的な流れにそれほど影響しているわけではありません。
 
2点
明瞭で滑らかな印象は乏しく、無明瞭な発音や不自然なイントネーションが多く、理解するのがやや難しいときがあります。 頻繁に不自然なペース配分や、話す速度の不自然な変化、発話の途切れなどがあります。 全体的に伝えたいことはおおよそ理解できるものの、意味がよく伝わらないところも何箇所かあります。
 
1点
明瞭さや滑らかさはほとんどなく、発音の不明瞭さや間違えあるいはイントネーションの問題の為に、理解するには聞き手の相当な努力が必要になります。度々行き詰まり、黙り込んでしまうことも多く、全体的て途切れ途切れな解答となってしまいます。
 
0点
何もしていないか、トピックスにまったく無関係なことを話した場合(最初から最後までの意味)、スコアはゼロになります。
 
 

5分でわかる!  TOEFLスピーキングテスト

▮ スピーキングだけでなく「総合力」を試すテスト

スピーキングセクションと言っても、ただ単に「話す」だけではありません。
「読んで、聞いて、話す」
あるいは「聞いて、話す」
のように、「読む」「聞く」という能力も必要です。
TOEFL iBT  では、「読む」「聞く」「書く」「話す」という4つの技能を総合的に評価しようとするねらいがあります。

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スピーキングセクションは、6つのQuestionから構成されていて、最初の2問が
 Independent Task (スピーキングのみの問題)
続く4問が
 Integrated Task (リーディングやリスニングが加わる総合問題)
です。

◆ Independent Task : 独立問題
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◆ Integrated Task : 総合問題
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TOEFLテストのスピーキングは「会話」の試験ではない

TOEFL テストのスピーキングセクションは「IELTSスピーキングセクション」や「英検面接」などと違い「会話」や「インタビュー」形式ではありません。
出題された設問に対して、決められた時間内に自分の考えや意見をまとめて、パソコンに向かって一方的に喋らないといけません。
受験者が喋った回答はデジタル録音され、アメリカのETSのデータセンターに転送され複数の採点者がアクセスして採点する仕組みになっています。
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ネイティブスピーカーの試験管の質問に答えるような場合は、相手の表情や様子を見ながら話せるので、慣れれば随分楽ですが、TOEFLテストのスピーキングはそう簡単にはいきません。
普通に話すのは平気だけど、パソコンの前になると緊張する、というのはよく聞きますが、これは慣れるしかありません。オンライン英会話は慣れるのに最適の学習法です。
いずれにせよ、かなりのレベルでネイティブスピーカーと会話ができる人でもこのスピーキングセクションで高得点を取るためにはしっかりとした対策が必要です。
つまり、TOEFLのスピーキングは「英語が上手く話せる」だけでは不十分です

▮ TOEFLスピーキングは下準備が必要

試験管の質問に短く答える「会話形式」ではなく、たった15秒の準備時間を与えられた後、45秒間で、的確に自分の意見をまとめることはとても難しいことだと思いませんか。正確な面接試験を受けるときに、予想される質問に対して、的確にうまく答えられるように前もって準備をするのと同じように、このスピーキングセクションでもしっかりとした下準備が必要なのです

▮ TOEFLスピーキングは準備する範囲が限られている

TOEFLスピーキングセクションは、「準備しておくべき範囲がかなりはっきり見えている」ということを覚えておいてください。 「これまで英語を話すのは苦手で、今まで英語を話す機会があまりなかった」というような人でも本気で頑張ればTOEFLスピーキングの高得点を狙えます。高レベルで流暢に正確に英語を話せるようになるには、膨大な時間がかかるし、極めて難しいことですが、ある程度の下地となるスピーキングの基本と、十分な下準備があればスピーキングセクションで高得点を取得できるのです。

バンドスコア7.0を取るために絶対落とせない!3つの問題

▮ 【解きやすい問題から始める】

 
解きやすい問題とは、本文のどこに答えがあるか分かる問題です。
では、難易度の低い順に問題のタイプを検証していきましょう。

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①    人物名とその人に関する文章をマッチングする問題

 
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このタイプの問題は、人の名前は本文に出て来るのと同じ順番になっています
本文の一番上からざっと目を通して、Jamesさんの名前が出てきたら、その直後もしくは少し後に答えはあります。
次はCooleyさんの名前が出てきますから、同じようにそのすぐ後の答えを探して下さい。
つまり、このタイプは、答えがある場所が大体わかっている問題と言えます。
 

 要約文やチャートの穴埋め問題

 
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このタイプの問題の答えは、非常に狭い箇所に集中しています
ですから、見つけやすい単語 (この場合 7 radioactivity  element)がある箇所を見つけたら、その段落をしっかりと読んで、当てはまる単語を探して下さい。見つからなくても、どんどん読み進まずに、再度その段落だけを読んでみて下さい。類義語などが使われている可能性が大ですが、答えは必ずそこにあります。
文章全体の中の単語や数字にだけ着目し、後はその前後の説明で確かに必要な情報であることを確認していくことをスキャニング(Scanning)といいます。 このスキャニングに慣れることはIELTSリーディングでは大変重要です。
 

 個別の文章に対する、穴埋めまたはマッチング問題

 
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このタイプは、本文の流れに添って出題されています。つまり、問題の順番通りに本文に答えが隠されています。
ですから、例えば27がどこにあるか見つけた後、28が見つけられなかった場合、飛ばして29に行ったとします。29が解けたら、27と29を見つけた箇所の間に、28が隠れているということが分かります。
 

5分でわかる!IELTS リーディング出題形式 (後編)

▮ 【出題形式】- 6〜11

 

    6  .  Diagram label completion (図表を完成させる)

Label the diagram below. Choose NO MORE THAN THREE WORDS from the passage for each answer.
(下の図表を完成させなさい。それぞれのパッセージから3語以内を選びなさい)

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      7 .  Matching headings (見出しを選ぶ)

Reading Passage 1 has four sections, A-D.
(パッセージ1は4つのセクションA〜Dから成ります)
Choose the correct heading for each section from the list of headings below.
(下の見出しのリストから各セクションにふさわしい見出しを選びなさい)
Write the correct number i-viii in boxes 9-13 on your answer sheet.                                     ielts 8
(i〜viiiのうち正しい数字を解答用紙の9〜13の欄に書きなさい)
 

     8.  Matching information (情報を一致させる)

Reading passage 2 has eight paragraphs, A-H.
(パッセージ2は8つのパラグラフA〜Hから成ります)
Which paragraph contains the following information ?
(以下の情報が記述されているのは、どのパラグラフですか)
 

    9.   Identifying writer’s views / claims (書き手の見解・主張を識別する)

Do the following statements agree with the views of the writer in Reading Passage 3 ?
(次の記述内容は、パッセージ3の書き手の見解と一致しますか)
In boxes 30-34 on your answer sheet write….
(解答用紙の30〜34の欄に以下のように書きなさい)
YES if the statement agrees with the views of the writer.
(記述内容が書き手の見解と一致しているなら、YES「はい」)
NO if the statement contradicts the views of the writer.
(記述内容が書き手の見解と異なるなら、NO「いいえ」)
NOT GIVEN if it is impossible to say what the writer thinks about this.
(どちらともいえない場合は、NOT GIVEN「該当なし」)
 

 10.   Identifying information (情報を識別する)

Do the following statements agree with the information given in Reading Passage 3 ?
In boxes 30-34 on your answer sheet write.
(解答用紙の30〜34の欄に以下のように書きなさい)ielts reading 47
TRUE if the statement agree with the information
(記述内容が情報と合致しているなら、TRUE「真」)
FALSE if the statement contradicts with the information
(記述内容が情報と矛盾しているなら、FALSE「偽」)
NOT GIVEN if the information is no information on this.
(記述内容に関する情報がないなら、NOT GIVEN「該当なし」)
 

 11.   Matching (組み合わせる)

According to the information in Reading Passage 1, match the following events as occurring in :
(パッセージ1の情報から、以下の出来事を起きた日にちと組み合わせなさい)
Write the correct letter, A, B or C in boxes 1-3 on your answer sheet.
(解答用紙の1〜3の欄に、囲みのA,B, Cのうち正しい文字を書きなさい)
 
 
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5分でわかる! IELTS リーディング問題形式 (前編)

▮ リーディングテスト 11の問題タイプ

リーディングテストは、問題のタイプが11あります。
もっとも、実際のテストには、全ての問題タイプが含まれるとは限りません。
問題文には解答指示文が併記されています。
指示通り解答できないと得点できないので、必ず、
しっかりと設問を読むようにしてください。
 

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リーディングテストもほかの分野のテストと同様、
先へ進むほど問題は難しくなり、要求が高度になります。
一般教養的なものがほとんどで、専門知識は必要とされません。
専門的な用語には解説が付くこともあります。
1つのパッセージは論理的かつ議論的なものを扱ったものとなりますが、
採点の割合はどの問題も同じです。
どのパッセージから始めてもよく、60分の時間配分は自由ですが、
おおよそその目標としては、1つのパッセージを
20分で終わらせ次のパッセージに進むようにします。
IELTS リーディング問題形式はさまざまです。
どのパッセージにも少なくとも2種類の形式が出されます。
それでは、問題タイプ11種類の中から、5タイプを見てみましょう。

▮ 【頻出問題形式】  1〜5

 

   1 Multiple choice (選択肢問題)

Choose the correct letter, A,B,C or D.                          ielts 9
(A, B, C, Dから正しい文字を選びなさい)
Choose the correct letter A-E.
(A〜Eから正しい文字を選びなさい。)
Choose TWO letters A-E. Write your answers in box 1 on your answer sheet.
(A〜Eから2つの文字を選びなさい。解答用紙の1つの欄に答えを書きなさい。)
Choose TWO letters A-E. Write your answers in boxes 1 and 2 on your answer sheet.
(A〜Eから2つの文字を選びなさい。解答用紙の1と2の欄に答えを書きなさい。

 2.  Short answer questions (英問英答)

Choose NO MORE THAN THREE WORDS from the passage for each answer.
(それぞれパッセージから3語以内を選びなさい。)

3. Sentence completion (文を完成させる)

Complete the sentences below. Choose NO MORE THAN TWO WORDS from the passage for each answer.
(下の分を完成させなさい。それぞれのパッセージから2語以内を選びなさい。)
 

  4. Matching sentence endings (文の締めくくりを一致させる)

Complete each sentence with the correct ending A-F from the box below.
(下の囲みのA〜Fから、締めくくりとして正しいものを選び、各文を完成させなさい)

  1. Summary/Note/Table/Flow-Chart completion (要約・メモ・表・フローチャートを完成させる)

Complete the summary with words(A-L)from the box below.
(下の囲みの単語A〜Lを使って要約を完成させなさい)
Complete the follow chart below. Choose NO MORE THAN TWO WORDS from the passage for each answer.
(下のフローチャートを完成させなさい。それぞれパッセージから3語以内を選びなさい)
 

   5.  Summary/Note/Table/Flow-Chart completion (要約・メモ・表・フローチャートを完成させる)

Complete the summary with words(A-L)from the box below.
(下の囲みの単語A〜Lを使って要約を完成させなさい)
Complete the follow chart below. Choose NO MORE THAN TWO WORDS from the passage for each answer.
(下のフローチャートを完成させなさい。それぞれパッセージから3語以内を選びなさい)
 
 

5分でわかる! IELTSスピーキングテストとは

 ▮ スピーキングテストは、IELTSテストの4番目

IELTSの成績証明書を得るには、リスニング、リーディング、ライティング、スピーキングの
4科目を全て受験する必要があります。
 
リーディングとライティングに関しては、アカデミック(留学に必要)と
ジェネラル(永住権に必要)で出題内容が異なりますが、
 

スピーキングテストはアカデミックとジェネラルで共通です。

 
ielts speaking 17.jpg
 
スピーキングテストは、IELTSテストの4番目です。
受験者によって3つのテストと同日に実施されることもありますが、
たいていリーディングテストの翌日に行われることが多いようです。

▮ スピーキングテストは試験管との対面式

 

IELTS面接官2

 
IELTSスピーキングは試験管との1対1の面接方式で、時間は11分から14分です
そのすべてが録音され審査されます。
テストは留学向け《アカデミックモジュール》と
移住者向け《ジェネラルモジュール》で同じ内容です。
 
試験管はイギリス人を中心に、オーストラリア人、ニュージーランド人などで、
日ごろからのブリティシュイングリッシュのアクセントに慣れる必要があります。
毎日BBCニュースを聞くと良いでしょう。
 
IELTS試験管は基本的には、受験者の英語能力を引き出そうという方向で話を進めてくれる上に、
試験と割り切るのではなくコミュニケーションを楽しもうという面接官が多いようです。
 
まず、笑顔ではきはきした口調で自信のある態度で挨拶しましょう
IELTS試験管は最初の数分間の印象で受講者のレベルを予測するようです。
「できる人」と思われてその流れができると自分の自信にもつながるでしょう。
 

 ▮  「3つのパートから成る出題形式」

 

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IELTSスピーキングは基本的に3つのパートから成り立っています。
入室するとまず最初に試験管が名前を告げ、
受講者の名前、出身地、身分証明書(identification)の確認をします。
その後3つのセクションに沿って試験が始まります。
 

Part 1  ウォームアップ  (4〜5 分)

まずは自分自身のことを話すPart 1 からスタートです。
このパートでは「学生ですか?仕事をしてますか?」と聞かれますので
必ず現在形で短く、職種、所属部署位で答えてください。
「学生です」「仕事をしてます」だけで終わらせないようにしてくださいね。
 
さて、Part 1はここからが本番です。
ここでは受講者自身について簡単な質問がされます。
家族や出身地、趣味、仕事、受験者が学生なら何を勉強しているかなど、一般的なトピックです。
 
3つのトピックにつてそれぞれ4問ずつくらい質問されます。
Yes/Noだけで答えられる質問でも、なるべく少し多めの情報を伝えるようにしましょう。
 
【内容とトピックスの例】
学校・家族・仕事・友達・故郷・地域社会・住環境・趣味・音楽・買い物・食べ物・日課・場所・好きなもの・余暇・スポーツ・運動・祭り・特別なイベント・旅・天気・季節・ネット活動・将来の計画
 

Part 2  指示された内容に関するスピーチ (3〜4分 〈1分のスピーチ準備時間含む〉)

 
ここでは短いスピーチをします。
まず試験管からカードが渡されますが、そこには、スピーチのトピックと、
それについて話すべきポイントが書かれています。
自分の意見をまとめる時間が1分与えられるので、
何をどう話すか落ち着いて考えましょう。
 
紙と鉛筆が渡されますからメモを取ることができます
1分経つと、準備が終わらなくても試験からスピーチ開始を告げられるので要注意です。
スピーチの時間は1〜2分間ですが、
時間が余った場合はいくつか質問されて、もう少し話すよう促されます。
時間を過ぎると話の途中でも止められますが、これは気にする必要はありません。
 

Describe something you own which is very important to you.

 

You should say:

           Where you got it from?

           How long you have had it?

           What you use it for?

          

and explain why it is important to you.

 

 

Part 3  ディスカッション (4〜5 分)

IELTSスピーキング セクション パート3は試験管とのディスカッションです。

Part 2 のトピックに関連して自由に話し合うのですが、

このとき試験管は私たちの限界を知る為にいろいろな質問をしてきます

英語の能力を試すために、

仮定法や関係代名詞などを使った文など、

難しい言い回しが必要な質問も巧みに仕掛けてきます。

まずは質問に対する自分の意見、そしてその理由や例というふうに、

1つの質問に対して2,3センテンスぐらいでまとめると良いでしょう。

全てのパートが終了すると、試験管がインタビュー修了を伝えますので、

”Thank you very much”など、笑顔で挨拶をして面接室を出ましょう。

 

▮ スピーキングの評価方法 (バンドスコア)

IELTSの他の分野と同様、スピーキングテストの結果は1〜9のバンドスコアで示されます。
バンドスコアは1から9まで0.5刻みで採点され、4.0 / 5.0 /5.5 /6.0 といった点がつきます。
留学に必要な目安として、
大学進学準備コース 5.5 ,  大学進学 6.0  大学院進学 6.5〜7.0  と言われています。
 
学校のレベルや専攻によって必要なスコアも変わりますので詳細は受験先から入手ください。
 
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簡単なスコアアップのコツ! Part 1 に効果がある「A + E 」練習法

Part 1 自己紹介に慣れる 

 
Part1では受講者自身や、暮らしぶり、出身国について尋ねられます。質問内容が予想できますし、前もって準備さえしておけばそれほど緊張する必要はありません。スピーキングセクションのウォーミング  アップのつもりで自信をもって答えましょう。
 

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質問の範囲は限られています。 効果的な勉強法として、考えられる質問に対する答えを書き出し、音読を繰り返してください。 暗記してしまうくらい音読しましょう。
できればインストラクターに発音や文法などをチェックしてもらうと良いでしょう。
 
Part 1では受講者に対する簡単な質問が多いですが、たとえYes/Noや単語一つで答えられるものでも、できるだけ情報を付け加えるようにしましょう。
 
例えば  Q: How many people are in your family? に対して、 A: Four だけで答えることもできますが、A: There are four in my family, which is about average in Japan. と加えることでより良い回答となります。

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オンライン英会話マイチューターでは効果的な練習として「A +  E 」練習法を取り入れています。これは答えるべき情報と返答を「A」(Answer)として、それに関連情報{E}(Extension)を1つ付け加える練習法です。関連情報は2つでも構いません。
例えば Is it difficult to play the piano ?
「難しいかどうか」にまず答えて、その後、さらに短い情報を加えると返答に面白味が出ます。
【A】      Yes it is.
【+ E 】 It took me two years to learn but I enjoyed my lessons.
“ Yes, it is “が質問に対する直接の答えである「A」。”It took me two years to learn but I enjoyed my lesson.” が「+ E 」の追加部分にあたります。
答えを追加するのに、連結語のand, because, butを使うこともできます。例えば、
Yes, it is because you have to look at the music notes and play at the same time.
(はい。それというのも、楽譜を見ながら同時に弾かなければばらないからです)
といった具合です。

5分でわかる! スピーキング評価基準

 試験管は、受験者の受け答えや話しぶりから、次の4つの基準で採点します。

 
それぞれのパートのバンドスコア(1から9まで0.5刻み)を付け、
その平均値がスピーキンゴのバンドスコアになります。
 

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l  Fluency and coherence : 流暢さと首尾一貫性

―考えていることを筋道立てて明快に表現しながら、滑らかにしゃべれるか。

間をおきすぎたり、躊躇したりせず、自分の考えをまとめ、

筋道の通った話し方ができているかを評価されます。

採点の焦点は受験者の意見の中身ではなく「どのように話すか」です。

l  Lexical Resource / Vocabulary  語彙の豊富さ

- 豊富な語彙を使いこなしているか

 
試験管は、受験者が言葉をたくさん知っているか、
しかるべき単語をしかるべきときに、しかるべき場所で使うことができるかを判定します。
特定の単語が思い出せないときには違う表現を使って伝えるなど、
柔軟に言葉を操ることができているかも評価の対象になります。
 
話の中で同じ単語を繰り返さない工夫や、
やや難しい単語を使うことで語彙力の豊富さを伝えられます。

l  Grammatical Range and  Accuracy  文法力と正確さ

――適切な構文を正確に使っているか

 
試験管は、受験者が正しい文法知識をもち、それをしかるべき時に、
しかるべき場所で、正しく活用しているかを判定します。
一つひとつの文章の長さやどの程度複雑な構文が使われているかにも注目します。
また、多様な構文を採用し、それらが適切に使われているかを評価します。
 

l  Pronunciation  発音

――口調は明快か、抑揚やアクセントは適切か

 
試験管は、受験者がどの程度明快な英語を話し、
聞き手に理解させることができるかを判定します。
アクセントや抑揚など口語英語の特徴をいかに効果的に使っているかや、
話される英語を理解するのにどの程度苦労しているかも目安になります。
 
発音、イントネーションは専門インストラクター修正してもらうことが必要です。

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☆ 高得点を狙うには

高スコアーを取るには、まずはたくさん話すことです
たとえYes/Noで答えられる質問でも、その一言で終わらず、
Becauseなどで続けて、補足説明をしましょう。
 
話す途中で自分のミスに気が付いたら言い直すことも大切なポイントです。
質問の意味が分からなかったら聞き直しましょう
リスニングの試験ではないので、聞き直すことは減点の対象になりません。
しかし、あまり聞き直しが多いと会話の流れが悪くなり、
スムーズに話ができないと思われますので注意が必要です。
 
そして、最も大切なポイントは「ゆっくり話す」ことです。
採点基準の一つであるFluency(流暢さ)は速さのことではありません。
ゆっくり話すことでよどみなくしっかりと話しているように聞こえますし、
はっきりと話すことで発音の部分で高評価が得られます。
 
IELTSスピーキング テストでは、ごく一般的な質問をされます。
答えるのに専門知識は必要ありません。
また、どの国の受験者でも、
その文化的な背景や個人的な経験に関係なく答えることができる問題です。
 
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ヘッドハンティングされる人の特徴と転職の注意点とは

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相手企業やヘッドハンティング団体から声を掛けられ特例の転職となるのがヘッドハンティング。
ヘッドハンティングは給料や役職が待遇されたりと、転職者にメリットとなる事は多々ありますが、なかなかされるものではありません。
そこでヘッドハンティングされる人の特徴、またヘッドハンティング特有の注意点を
紹介していきます。

ヘッドハンティングされやすい職種

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ヘッドハンティングは職種によってされやすい、され難いが変わってきます。
ヘッドハンティングは外部の企業と関わる事の多い職種がされやすいとされています。
例えば営業職など相手企業の人間と折衝する事の多い職種、エンジニアなど相手企業の人間とプロジェクトを組み一緒になって働く事の多い職種、芸能人、クリエイターなど公に実績が公表でき相手企業の人間の目に映りやすい職種はヘッドハンティングされ易い職種です。
反対に企画、開発、経理、人事などの職種で企業内部の人間だけと仕事を行っている場合は、
能力があったとしてもヘッドハンティングはされ難いです。
ヘッドハンティング先と仕事上で関わりをどれ程持てるかがヘッドハンティングに大きく
関わってきます。

ヘッドハンティングされやすい人の特徴、能力

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まず能力、ポテンシャルの高い人がヘッドハンティングされやすいのは言うまでもありません。
ここで言う能力とは市場価値としての能力で、客観的にみて高い能力を持っている方はヘッド
ハンティングの対象とされやすいです。
例えば専門的な技術やスキルに秀ており、取り込めば自分の会社の強みとなってくれる様な人材、
年齢の割に高いポテンシャルを持っており将来性として期待できる人材
などはヘッドハンティングされやすいです。
またこういった客観的な目線だけでなく、内面的な面もヘットハンティングには影響します。
能力はそれなりでも誠実さや責任感、仕事の信頼性などが感じられ一緒に働きたいと思われる様な人材、自分の企業の方針、風土と合っており、すんなりと自分の企業に馴染んでくれる様な
人材
もヘッドハンティングされやすいと言えます。
その他、外資系の企業の場合は英語力も重要なポイントと言えるでしょう。
いくら技術や能力があり評価されているとしても、英語力が低ければそれだけで仕事に不都合が出るため選択肢から外されてしまいます。
特に英語力が必須となってきた近年では、英語力の有無で社内の立場が大きく左右されるかもしれません。
こういった点は公募面接ではなかなか判別できず課題となっている点ですので、そこに上手く
アピールできれば能力以上の転職が可能になる場合もあります。

ヘッドハンティングの注意点

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ヘッドハンティングの注意点としては、まずヘッドハンティングは受動的な転職となるので、本当に自分のキャリア、仕事の目的と合っているかを冷静に考える事が大切です。
「ヘッドハンティングされたからせっかくなので転職する」「待遇がいいので転職すると安易に決めてしまうと後々後悔する事もあります。
よく自分の方向性と、相手企業に採用された後に任される仕事や職種を冷静に考えた上で決定するのが良いでしょう。
またヘッドハンティングは特例的な採用となるので、一般公募採用の方より高い成果を期待される場合が多いです。
ヘッドハンティング前は有能な人材だと思っていたが、一緒に働きだすと期待ほどではなかったと幻滅される事もありますので、ヘッドハンティングで転職する場合はたとえ能力に自信があったとしても、必要以上に自分の仕事振りに注意を払う事が大切です。