英語4技能対策

5分でわかる! 英検2級 大問2 長文の語句空所補充

英検2級リーディング大問2 長文の語句空所補充 攻略のコツ

 

英検2級リーディング大問2は「長文の語句空所補充」問題になります。

大問2では、長文【A】と【B】の2題出題されます。 

それぞれ3問の空所があり、合計で6問になります。

配点は各1点になります。

 

長文【A】と【B】ともに250語程度で短く、

3段落構成で専門的な内容ではありません。

できれば6問を12分で切り抜けたいので、1つの長文に6分、

つまり1問につき2分のペースで解いていきます。

 

――― 問題例 ―――

 

次の英文を読み、その文意にそって(1)から(3)までの(   )に入れるのに最も適切なものを1, 2, 3, 4の中から一つ選びなさい。

 

[出典: 英検2級  2017年度 第2回]



 

空所の前後だけを読んで解答が見つかる問題も一部にはありますが、

文章の全体がわからないと解答できない問題もあるので、

全体をざっと読んで大意をつかみ、

空所の前後を入念に読むことで正解率を上げます。

 

英検2級リーディング大問2 解答テクニック



▮ 空所の前後の文を入念に読む

 

パッセージの大意と展開をざっくりと理解したうえで、

問題を上から順番に解いていきます。 

まずは4つの選択肢を読み、空所の前後を読んで解答します。

前後を見て、空所に入るのが順接なのか逆接なのかを考えましょう。

そうすると、答えが1つないし2つに絞り込む

ことができる場合がかなりあります。

 

▮ パッセージの ディスコースマーカー「つながり」

 

空所補充問題では少なくても、however, thererfore,

on the contrary などのディスコースマーカー(つなぎ言葉)

の選択問題が出されます。

 

パッセージ全体の展開を把握するときもこのディスコースマーカーに

注意することで文章の展開を正確につかむことができて

選択肢も容易にわかります。

▮ 長文全体をざっくり1分で読む

 

1つの長文語句空所補充問題にかけるのは6分です。

時間配分として文章全体を1~2分で読めるように速読力をつけましょう。

「幅広いジャンルの多読」と「速読テクニック」で対応できますが、

速読テクニックではスラッシュ・リーディングがおすすめです。

 

英文を頭から理解できるよう、

意味のかたまりごとにスラッシュ(/)で区切って読んでいく方法です。

初めは細かく区切っても構いません。 慣れてくると

より大きなかたまりで捉えられるようになります。

 

決して英文を返し読みせず、

大雑把に大意をつかむことに慣れておきましょう

 

【スラッシュ挿入の例】

 The whole family gathered / around a warm stove. /  lay down / and went to sleep.

// Once a day / everyone got up / to eat a piece of hard bread.

//  Then they went back to sleep. // The members of the family took turns

/ keeping the fire burning. //

 This was not “hibernating” / like what bears do in the winter.

// But it was a sensible decision / by the members of the family.

// Just stay in bed / for as long as possible. / and do not work.

// To these French farmers / “working more to earn more”

/ did not seem like a good idea. // Instead of working throughout the year,

/ the people of one village on the Rhone River

/ made enough money for one year / relaxing, hunting and sleeping. //

Few people needed money / until the 20th century. //

 

5分でわかる! 英検2級 大問1 短文の語句空所補充 対策

5分でわかる! 英検2級 大問1 短文の語句空所補充 攻略

 

 

英検2級リーディング大問1は「短文の語句空所補充」問題になります。



出典: 英検2級 2017年度第2回

このように、空所付きの英文と選択肢が4つ提示され、適切な1つを選ぶ問題が20問出題されます。

英検2級に必須な基本語彙力と文法理解力が試されますが、点数を稼ぐところなので、20問中15点以上獲得しましょう。



大問1の選択肢を選ぶ上で問われるのは、

・単語を知っているか?

・熟語を知っているか?

・文法を知っているか?

の3つです

 

全20問の問題構成は、だいたい以下の通りです。

 

▮ 単語が問われる問題:     10問

▮ 熟語が問われる問題:      7問

▮ 文法が問われる問題:      3問

 

▮ 英検2級 大問1 解答テクニック


 

英検2級リーディングの大問1は、次の3つのステップで解いていきます。

 

短い英文をざつと読み、文のイメージを掴む

 

文脈から判断して「正解ではない」と思う選択肢は除外していく

 (ほとんどの問題で2つはすぐに除外できます)

 

選択肢が残ったら、最後は勘で選ぶ(何より時間をかけない!)

  知らない語(句)が選択肢にある場合、

  考えすぎても不正解になる確率が非常に高いので

  潔く次の設問に進みます

 
問題例  (英検2級 2017年度第2回)
 

解答 1
空所がある文の意味は、「彼の切手の何枚かは手に入れるのがとても困難である」ことから判断して、「手に入れる」を意味する熟語
come byがわかるかどうかの問題です。 わからなければ、考えても無駄なのでこの問題は適当に解答して次に進むようにしてください。
 

英検準1級 大問2 長文の語句空所補充  攻略のポイント

大問2 長文の語句空所補充

大問2は長文の語句空所補充問題で、長文が2つ、それぞれ3問の空所があり、

合計で6問になります。配点は各1点になります。

それぞれ250語程度で短く、3段落構成で専門的な内容ではありません。

できれば6問を15分で切り抜けたいので、1つの長文に7~8分、つまり1問につき2~3分のペースで解いていきます。

空所の前後だけを読んで解答が見つかる問題も一部にはありますが、文章の全体がわからないと解答できない問題もあるので、全体をざっと読んで大意をつかみ、空所の前後を入念に読むことで正解率を上げます。

長文の語句空所補充 解答テクニック

▮ 長文全体をざっくり1分で読む

  1つの長文語句空所補充問題にかけるのは7~8分です。時間配分として文章全体を1~2分で読めるように速読力をつけましょう。「幅広いジャンルの多読」と「速読テクニック」で対応できますが、速読テクニックではスラッシュ・リーディングがおすすめです。英文を頭から理解できるよう、意味のかたまりごとにスラッシュ(/)で区切って読んでいく方法です。

 初めは細かく区切っても構いません。 慣れてくるとより大きなかたまりで捉えられるようになります。

 決して英文を返し読みせず、大雑把に大意をつかむことに慣れておきましょう。

スラッシュ挿入の例 

 The whole family gathered / around a warm stove. /  lay down / and went to sleep. // Once a day / everyone got up / to eat a piece of hard bread. //  Then they went back to sleep. // The members of the family took turns / keeping the fire burning. //

 This was not “hibernating” / like what bears do in the winter. // But it was a sensible decision / by the members of the family. // Just stay in bed / for as long as possible. / and do not work. // To these French farmers / “working more to earn more” / did not seem like a good idea. // Instead of working throughout the year, / the people of one village on the Rhone River / made enough money for one year / relaxing, hunting and sleeping. //

Few people needed money / until the 20th century. //

▮ 空所の前後の文を入念に読む

  パッセージの大意と展開をざっくりと理解したうえで、問題を上から順番に解いていきます。 まずは4つの選択肢を読み、空所の前後を読んで解答します。多くの場合、空所の後ろに答えの根拠があることも念頭においてください。



▮ パッセージの ディスコースマーカー「つながり」

 空所補充問題では少なくても、however, thererfore, on the contrary などのディスコースマーカー(つなぎ言葉)の選択問題が出されます。

 パッセージ全体の展開を把握するときもこのディスコースマーカーに注意することで文章の展開を正確につかむことができて選択肢も容易にわかります。

―――― 17年度第2回 大問2 ―—

5分でわかる! 英検2級 傾向と対策

英検2級 問題形式と対策

 

 

英検2級は高校卒業程度の英語力が必要となります。

文法に関しては準2級で全てを学ぶので、準2級とほぼ同じレベルです。

しかしながら、英検2級では英文法をきちんと理解していないと

合格は難しい内容となっています。

 

語彙力も準2級に比べ格段と要求されてきます。 

英検2級に必要な語彙力は約4000語程度になり、準2級が3000語

でしたから新たに1000語を覚える必要があります。

 

教育や科学をはじめ、医療やテクノロジーなど

社会性のある英文読解も出題されます。

しかしながら、社会生活に必要な英語が出題範囲ですから、

小・中学生でもわかるような程度の社会問題と考えて良いでしょう。

(小学生受験者の40%が英検2級に合格しています)

 

▮ 英検2級 一次試験  測定技能と検定形式

筆記 (85分) / リスニング (約 25分)




▮ 英検2級の試験時間と配点

 

2016年度から始まった新形式に合わせて、試験時間が長くなり、

筆記試験の時間が85分になりました。

 

英検2級の試験時間  1時間50分

 

筆記試験   85分

リスニング  25分

 

英検2級の配点と合格点


 
 

英検2級の1次試験はリーディング、ライティング、リスニング

の3技能において各650点満点です。 

1950点満点のうち、約65%取れれば合格できます。

 

英検2級の合格点  1520点  /  1950点

 

筆記試験 (85分) リスニング試験 (25分)

リーディング  650点

ライティング  650点

リスニング   650点

 

2016年度から英検2級は「1950点満点」という

馴染みのない点数になりましたが、

これは「英検CSEスコア」という新しいスコア尺度を採用したからです。 

CSEスコアというのは偏差値のようなもので、

平均点や受講者全体の正解率など様々なデータによって計算されます。

国際基準であるCEFR(セファール)に対応した測定方法で、

TOEFL, IELTSなど他の資格試験のスコアと比較可能となりました。

 

* 英検 / CEFR 対照表

 

英検® 解答テクニック & テスト攻略 一覧

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英検の合格率と合格点目安 Pass rate of EIKEN

英検CSEスコア・各級をCEFRに換算

英検各級合格基準CSEスコア

TOEFL Jr. /英検 CEFRとの対照表

英検ライティングテスト 採点基準(English)

面接(スピーキング)攻略 言い換え・同義語で面接官をうならせる!

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英検1級 二次試験(面接) レッスンの流れ

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英検1級 二次試験(面接)攻略法 ”合格するために必要なポイント”

英検1級 ライティング完全攻略

【英検準1級】

5分でわかる! 英検準1級 大問1 語彙問題 攻略のコツ

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5分でわかる! 英検準1級 リスニングPart2 <文の内容一致選択> 攻略のコツ

5分でわかる! 英検準1級 リスニング Part 3 攻略のコツ

5分でわかる! 英検準1級 ライティング  攻略のコツ

英検準1級 ライティング 書き方

英検準1級 面接対策 過去問 ナレーション問題の分析

5分でわかる! 英検準1級 二次試験(面接)攻略のコツ ナレーション 編

5分でわかる! 英検準1級 二次試験(面接)攻略のコツ 質疑応答 編

【英検2級】

5分でわかる! 英検2級  傾向と対策

5分でわかる! 英検2級 大問1 短文の語句空所補充 攻略のコツ

5分でわかる! 英検2級 大問2 長文の語句空所補充 攻略のコツ

5分でわかる! 英検2級 大問3 長文の内容一致選択 攻略のコツ

5分でわかる! 英検2級 ライティング 攻略のコツ

5分でわかる! 英検2級 リスニング 第1部 攻略のコツ

5分でわかる! 英検2級 リスニング 第2部 攻略のコツ

【英検準2級】

5分でわかる! 英検準2級 傾向と対策

5分でわかる! 英検準2級 大問1 短文の語句空所補充 攻略

5分でわかる! 英検準2級 大問2 会話文の文空所補充 攻略のコツ

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5分でわかる! 英検準2級 大問4 長文の内容一致選択 攻略のコツ

5分でわかる! 英検準2級 ライティング 攻略のコツ

5分でわかる! 英検準2級 リスニング 第1部 攻略のコツ

5分でわかる! 英検準2級 リスニング 第2部 攻略のコツ

【英検3級】

5分でわかる! 英検3級 傾向と対策

5分でわかる! 英検3級 大問1 短文の語句空所補充 攻略のコツ

5分でわかる! 英検3級 大問 2 会話文の文空所補充 攻略のコツ 

5分でわかる! 英検3級 大問 3 長文の内容一致選択 攻略のコツ

5分でわかる! 英検3級 大問 3【A】掲示・案内 攻略のコツ

5分でわかる! 英検3級 大問 3【B】Eメール又は手紙 攻略のコツ

5分でわかる! 英検3級 大問 3【C】説明文 攻略のコツ

5分でわかる! 英検3級 ライティング 攻略のコツ

5分でわかる! 英検3級 リスニング 第1部 会話の応答文選択 攻略のコツ

5分でわかる! 英検3級 リスニング 第2部 会話の内容一致選択 攻略のコツ

5分でわかる! 英検3級 リスニング 第3部 文の内容一致選択 攻略のコツ

5分でわかる! 英検3級 二次試験 面接 攻略のコツ

【英検4級】

5分でわかる! 英検4級  傾向と対策

5分でわかる! 英検4級 筆記 大問1 短文の語句空所補充 対策

5分でわかる! 英検4級 筆記 大問2 会話文の文空所補充 攻略のコツ

5分でわかる! 英検4級 筆記 大問3 短文の語句整序 攻略のコツ

5分でわかる! 英検4級  筆記 大問4 長文の内容一致選択 攻略のコツ

5分でわかる! 英検4級  大問4【A】掲示・案内 攻略のコツ

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5分でわかる! 英検4級 リスニング 第2部 会話の内容一致選択 攻略のコツ

5分でわかる! 英検4級 リスニング 第3部 文の内容一致選択 攻略のコツ

5分でわかる! 英検4級 スピーキングテスト 攻略のコツ

【英検5級】

5分でわかる! 英検5級  傾向と対策

5分でわかる! 英検5級  筆記 大問1 短文の語句空所補充 対策

5分でわかる! 英検5級  筆記 大問2 会話文の文空所補充 攻略のコツ

5分でわかる! 英検5級  筆記 大問3 短文の語句整序 攻略のコツ

5分でわかる! 英検5級  リスニング 第1部 会話の応答文選択 攻略のコツ

5分でわかる! 英検5級  リスニング 第2部 会話の内容一致選択 攻略のコツ

5分でわかる! 英検5級  リスニング 第3部 イラストの内容一致選択  攻略のコツ

5分でわかる! 英検5級 スピーキングテスト 攻略のコツ

英検準1級 二次試験(面接)攻略 質疑応答(4問)編

英検準1級 二次試験(面接)質疑応答とは


 
英検準1級 二次試験(面接)は、ナレーション問題(2分)につづいて、
イラストに関連した4つの質問に回答する質疑応答に移ります。
コミュニケーションが取れ、質問に答えられているかがポイントになります。
 
中学生レベルの英語で十分なので、落ち着いてゆっくり話せば大丈夫です。
なお、態度も評価の対象になるので、意思の疎通を図りたい
熱意が伝わるように心がけましょう。
 
もし質問文が聞きとれなかった場合は、
「I beg your pardon?(恐れ入りますがもう一度お願いします。)」
と言ってもう一度質問してもらいましょう。
すぐに答えが浮かばなかった際の時間稼ぎとしても使用できます。
何度も聞き返すのは当然減点対象になりますが、
2回までなら減点はされません。
質疑応答においても沈黙を作らないことが大切です。
 

二次試験(面接)攻略 質疑応答 解答テクニック

▮ 質疑応答 1

 
イラストに関連した質問がされます。イラストの4コマ目について、
自分がもし登場人物ならばどう思うかを答える問題であるケースが大半です。
Please look at the fourth picture. If you were the man,
what would you be thinking?
などと仮定法で問われる場合が多いので、
同じく仮定法で I’d be thinking that …. と答えましょう。
答え方は、直接話法でも間接話法でも構いません。
 
ポイントは、ストーリー全体を把握した上で、
起きている問題についての登場人物になったつもりで
自分の考えをまず1文で述べます。 
加えて、「その問題にどう対処したいか」
「○○をしていればこのような問題は起きなかった」など
反省や後悔の念を<should have + 過去分詞>
などの形を使って述べると良いでしょう。

▮ 質疑応答 2, 3

 
トピックに関連して、受験者自身の意見を問う質問です。
多くの場合、YesかNoで解答できる質問です。 
Do you think that …? や Should …? という形の質問ですが、
まずは、はっきりとYes / No から初め、
その後に根拠を述べましょう。長々と答える必要はありません。
一貫した論理性を持って簡潔に短く答えることが肝要です。
賛否がはっきりしない場合は、It depends. と答える手もあります。
それから、そう思う理由を1、2文程度付け加えましょう
 

▮ 質疑応答 4

 
社会性のある問題について、受験者自身の意見を問う質問がされます。
トピックとは関連性が薄いため、日本語でも即答できないような質問もあります。
そこで、どのような社会的話題について聞かれても、
すぐに意見と、そう思う根拠を1つか2つ述べられるだけの
社会的知識を身に着けることが大切です。
日頃からニュースや新聞に目を通し、様々な問題に対して
自分の意見を持っておくようにしましょう。
 

――― 問題 & 解答例 ーーー

 


 
No.  1
Please look at the fourth picture.
If you were the man, what would you be thinking?
 
解答例: I’d be thinking that maybe I’d asked too much of my wife. I wanted to help my parents with the farm, but I should have thought more about how this lifestyle would affect her.
 
No.  2
Do you think that more people in Japan will be interested in having careers in agriculture?
 
解答例 : No. Farming is dependent on the weather, so the changing
climate could make it more difficult for farmers to grow food.
I think most people would rather have more stable careers.
 
No.  3
Do people in modem society put enough importance on spending time with their families?
 
解答例: No. Most people these days are too concerned about making a
lot of money. They focus so much on being promoted, and man
of them spend almost all of their time at their workplace.
 
No.  4
Do you think that young people today do enough to contribute to society?
 
解答例: Yes. Most young people are very aware of their social responsibility. Many of them join volunteer groups to help out in their community. For example, they organize groups that prepare food for poor people.
 
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英検準1級 二次試験(面接)攻略 ナレーション(2分)

英検準1級 二次試験(面接)とは

 

 
英検準1級 二次試験(面接)の合格率は2012年から
公開されなくなりましたが、推定80%の合格率です。
5人に4人が合格する試験なので、しっかりと対策をすれば
必ず合格すると言っても良いでしょう。
 
試験は、4コマのイラストに基づいて2分間のナレーションをし、
面接官の質問(4問)に答えるというものです。
今回はイラストに基づくナレーション対策・攻略のポイントをご紹介します。
 

二次試験(面接)の攻略ポイント

▮ イラストの展開には法則がある

 
ナレーションを考えるときは、起承転結のストーリー展開を意識しながら、
1つ1つの文章を簡潔・手短に述べていくとまとまりやすいと思います。
1コマあたりの文章は2~3文で十分です。
4コマ イラストの展開には以下のような法則があります。
 
1コマめ(起):現代社会にありがちな問題が起こる
2コマめ(承):それを解決しようと「中心人物」が行動を起こす
3コマめ(転):問題が解決したかに見える
4コマめ(結):しかし、その解決策のせいで新たな問題が起きてしまう

 
など、因果関係のある構成になっています。
結末で困った状況となることが多いので、
事態がどのように推移した結果そうなったのか、
明快に説明できるよう話を組み立てましょう。
 
 

▮ 全て過去形を使う

 
ナレーションは、すべて第三者(受験者)が既に起きたことを
説明する形になるため、過去形を使うことを忘れないようにしましょう。
吹き出しのセリフがある場合は、
「XX said」と前置きしてからそのまま引用します。
余裕のある方は「XX asked」など、
いくつかバリエーションを頭に入れておいても良いと思います。 
また、進行中の動作については過去進行形を使いましょう。

▮ 各コマ冒頭は時間表現がら始める

 
各コマにつき、「いつ」「誰が」「何をした」で1文、
「誰が」「何と言った」で1文、「誰が」「どのように感じた」
で1文という調子で、3文ずつ話すとよいでしょう。
2~4コマめには A week later などの時間の推移
を表す語句がよく書かれています。
ストーリーの流れが明快になるので、
各コマ第1文の冒頭はこの時間表現で始めるようにしましょう。
 

―― 問題例  ―― 

You have one minute to prepare.

 

This is a story about a married couple who worked in a big city.

You have two minutes to narrate the story.

 

Your story should begin with the following sentence:

One weekend, a couple was visiting the man’s parents’ farm in the countryside.

 

出典: 英検準1級二次試験 2017年度第2回

――解答例――

One weekend, a couple was visiting the man’s parents’ farm in the countryside. They looked concerned to hear that the parents thought they were getting too old for farming.

A week later, the couple was back at their apartment in the city. They were talking in the living room, and the man suggested that they quit their jobs and go to the farm to help with the farm work. The man’s wife looked unsure about whether that was a good idea.

The following year, the couple had returned to the farm. They were working outside, and the man was pleased to see that his parents were enjoying the opportunity to spend time with their grandchildren.

A few months later, however, the man’s wife told him that she missed city  life as they were sitting at the table.

 

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英検準1級 ライティング  攻略ポイント

英検準1級 大問4 ライティング  1問


英検準1級の英作文は、一次試験・筆記の大問4として1問だけ出題されます。
与えられたTOPICについて、自分の意見とその理由を120~150語程度
エッセイを書くというものです。
TOPICと同時に4つのPOINTが提示され、そのうち2つを使って
書くことが課せられます。 
 
TOPICは環境問題や雇用問題などの内容で、社会性の高い話題について
意見を書けるかが試されます。 
目標解答時間は、筆記試験全体が90分で、リーディングが大問1~3まで
計41問あることを考えると、約25分が目安となるでしょう。
 

問題はAgree or disagree:~の形か、Do you think ~ should[need to]… ?

の形でTOPICが示され、

TOPICに対して、賛成か反対かの立場で、与えられたPOINT 2つを使い
正しくエッセイを書かなければなりません。 
エッセイの構成は、序論・本論・結論としなければなりませんので、
短いエッセイの書き方に慣れてください。
 

▮ 英検準1級 ライティング エッセイの構成 (参考例)

序論

 

  • I agree / disagree with the idea that ~ (与えられたTOPICをはめ込む or 他の英単語で少し言い換える)
  • + I have two reasons for this view.
  • =20語前後

 

本論 : 理由①

 

  • First of all / Firstly / My first opinion is + 要素① (与えられたPOINTSのうち1つの英単語を使用する)
  • =50語前後

 

本論 : 理由②

 

  • Second / Secondly / My second opinion is + 要素② (与えられたPOINTSのうち1つの英単語を使用する)
  • =50語前後

 

結論

  • Because of these reasons, I believe that ~ (与えられたTOPICをはめ込む or 他の英単語で少し言い換える)
  • =20語前後

 

ライティング問題の例

 

  •  Write an essay on the given TOPIC.
  •   Use TWO of the POINTS below to support your  answer.
  •   Structure: introduction, main body, and conclusion
  •   Suggested length: 120-150 words
  •   Write your essay in the space provided on Side B of your answer sheet.

Any writing outside the space will not be graded
 
TOPIC
Agree or disagree: The Japanese government should do more to protect the environment
 
POINTS

  • Economic costs
  • Endangered species
  • Natural resources
  • Pollution

 
出典:2017年度第2回 
 
解答例
 
The Japanese government must do more to protect the environment. This is essential in order to preserve the nation’s endangered species and to reduce pollution.
 
Today, numerous plant and animal species in Japan are seriously threatened. For example, famous species like the crested ibis and Iriomote cat have been greatly reduced in number because of habitat loss. The government should therefore provide them with safe habitats where they are able to find sufficient food.
 
Pollution is another area where more needs to be done. For example, dirty air has greatly increased the number of children with asthma. Japan’s children deserve to be able to play outside without inhaling polluted air.
 
Japan has a rich variety of plant and animal species, and respect for nature is an important part of its culture. The government must do more to protect the country’s nature and provide a healthy, unpolluted environment for its citizens.
 
 

ライティング 解答テクニック


▮ 解答文を書く前に、日本語でも英語でも構わないので、メモを作成します。
  最初に自分の立場と、選んだPOINTSを書き、
  それぞれのPOINTに対応した理由を書きます。
  それから理由を補強する具体例や根拠を列挙します。
 

▮ メモ例

 
意見:agree
 
POINT1: Endangered species ⇒ 多数の動植物が絶滅の恐れにある
    具体例・根拠:トキとイリオモテヤマネコ 政府が取るべき具体策の提案
 
POINT2:Pollution ⇒ 子供に及ぼす悪影響
    具体例・根拠: dirty airが子供のぜんそくを増加させている
 
このメモがそのままエッセイの骨格になります。ここまでを、5分程度でこなせるとよいでしょう。

 

▮ 適切な語彙と文章構成を用いる

  できる限りミスを避けることはもちろん、言い換えや接続詞、関係代名詞などを

  適切に使って表現にバリエーションを持たせることも忘れないようにしましょう。

  また、ディスコースマーカー(繋ぎ語)を積極的に使って、まとまりのある

  読みやすい文章を書くように心がけましょう。

   

〇 ディスコースマーカー 機能表現  順序(SEQUENTIAL ORDER) 

 

for starters 

first of all 

first(ly)・second(ly) 

lastly 

finally 

to begin/start with, 

in the first・second place 

next, then

for one・another thing de

let’s move on

let’s finish by

at the end 

英検準1級 Part 3 リスニング 攻略ポイント

英検準1級 Part 2  リスニング Real-Life形式の内容一致選択 5問

 

 
Part1とPart2は配点が各1点ですが、Part3は1問2点もあります。
そのうえ、Par1,2と比べてかなり簡単なので、是非とも点数を稼ぎたい
Partです。できれば全問正解を目標にしましょう。
放送パッセージは、日常生活で体験する案内放送や電話の
自動応答メッセージなど、日常生活に即した内容です。
Real-Life 形式の音声で、電話の呼び出し音など、
臨場感あふれる効果音が入ることもあります。
 
Part3は「状況」と「質問」が問題冊子に書かれているので、
Part1,2ほど冒頭の聞き取りに注力するひつようはありません。 
その先の展開を予想しながら、
質問の回答になるところを聞き逃さないようにします。

音声の種類は、さまざ様々な職種の人たちの
諸連絡・説明であることが半数近く、
次いで多いのが留守番電話のメッセージと施設での館内放送です。
放送には、まぎらわしい情報があり、
必要な情報を確実に聞き取るスキルが求められます。
質問は「あなたは何をするべきか-  例: What should you do first?」
がほとんどです。
 

Part 3  Real-Life形式の内容一致選択 解答テクニック

▮ 状況と質問の先読み

 
Part3は、問題ごとに放送前の10秒間、問題冊子を読む時間があります。 
この間に受験者は状況文と質問文に目を通さなければなりません。
実際10秒ですべて読むことは易しくはありませんが、
何度も練習し読めるようにしてください。

問題が始まる前に状況文と質問文の先読みをすることが
Part3の攻略ポイントになります。
 

▮ 選択肢にメモを取る

 
放送が始まったら、予め頭に刷り込んでおいた選択肢に目を通しながら、
ポイントになりそうなところに〇をつけます。 
また、放送内容で大事なことは選択肢の横に書き込むようにしてください。
リスニングの問題は立て続けに放送されるので、書き留めておかないと、
忘れたり、他の問題と混同したりしますのでメモは大事です。
 

放送パッセージ


You have 10 seconds to read the situation and Question No. 25.

It’s possible to order from our website and have the book delivered to your home. If you don’t want to pay delivery costs, you can ask our staff at the Customer Service Desk to order one for you. They will then fill out a request form for you and notify you once the book arrives, so they’ll need a number where you can easily be reached. If we already have the book in our central warehouse, you should be able to pick it up in a day or two. Otherwise, it’s likely to take a week.

Now mark your answer on your answer sheet.



No.  25

 

(G)

Situation:    You are at a neighborhood bookstore and 

cannot find the book you want.

You speak to a clerk. You do not want to pay delivery costs.

 

Question:    What should you do first?

 

1 Fill out an online form.

2 Go to the Customer Service Desk.

3 Order the book from the bookstore’s website.

4 Call the central warehouse.



出典:英検準1級2017年度第2回

 

英検準1級 Part 2 リスニング <文の内容一致選択> 攻略ポイント

英検準1級 Part 2  リスニング 文の内容一致選択 12問

 

Part 2では、150語前後の文章を聞いた後に2つの質問に答えます。
パッセージは多くが論説文で、テーマは新しい技術や歴史上の人物・
事件、動物の生態など、多岐にわたります。 
英検準1級のリスニングは一般的に難易度が高いとされています。
中でもPart2は本文が2段落にわたる長文になり、トピックも難解な
説明文が流されるため、最も難しいパートであると言えます。
また、英検準1級では音声スピードが速いことも、
難易度を上げている1つの要因です。
 
 
確かに、パッセージの内容は難しいのですが、
質問は単純で細かいところは問われません。
パッセージの大枠を掴むように聞いていれば解答できる問題です。
 
Part 2は英検準1級の中で最も難しいところなので、
70%(12問中 8~9問正解)で十分ではないでしょうか。
 

Part 2  文の内容一致選択 解答テクニック


 

▮ 段落ごとに答えがある― 話題が変わる瞬間を見極める

 
放送のパッセージは大きく分けて2つの段落で構成されています。
段落毎に質問があり回答があります。 
つまり第一段落に1つ、第二段落に1つ、
答えにつながるキーワードがあるということになります。 
なので、話題が少し変わる瞬間を見極めて
それぞれの段落の概要がわかれば正解が見つかります。
 

▮ 選択肢の先読み―  問題用紙に書き込み


Part 2 のパッセージが放送される前に説明が流れます。
説明は聞かずに選択肢を一通り目を通しておきます。
問題のテーマを想像して問題用紙に書き込んでも良いでしょう。
放送を聞く前に内容をざっくりと掴んでおくことで
パッセージのポイントがわかります。
 

▮ 大枠だけ聞き取る― 細かい情報は聞き流す

Part 2はのパッセージは多くが論説文で難しく長いので
内容を記憶することはできません。
しかしながら、細かい情報は問われないので、
各段落の大枠だけ聞き取ることに集中することが大切です。
細かい情報は選択肢のひっかけで使われるので注意してください。
 

放送パッセージ



Is iron the fuel of the future? According to scientist Jeffrey Bergthorson,
iron can be turned into iron powder and then burned to provide clean energy. The process used to produce iron powder requires large amounts of electricity, but it could be done in deserts where sunlight could provide solar power. The iron powder could then be shipped wherever it is needed. Iron powder does not require special modes of transportation or storage facilities. This would be an advantage over fuels such as hydrogen, which can be dangerous to transport.
 
Bergthorson has shown that his idea is technically possible and would not pollute the air because burning iron produces no CO2. He is now working on the next step- building an engine that can actually do the burning. If he is successful, such a device could be used to power large ships or even space rockets.
 
質問
No.13 What is one thing we learn about iron powder?
No.14 What is Jeffrey Bergthorson working on now?
 
選択肢
 
             No. 13
1 It costs less to produce than solar power.
2 It is safer to transport than some other fuels.
3 It requires little electricity to produce.
4 It is expensive to mine.
 
             No. 14
1 Reducing the amount of CO2 produced by iron powder.
2 Finding a way to manufacture iron powder.
3 Getting funding for a rocket that uses iron powder.
4 Developing an engine that bums iron powder.
 
出典 : 英検準1級2017年度第2回