英検準1級 二次試験(面接)質疑応答とは
英検準1級 二次試験(面接)は、ナレーション問題(2分)につづいて、
イラストに関連した4つの質問に回答する質疑応答に移ります。
コミュニケーションが取れ、質問に答えられているかがポイントになります。
中学生レベルの英語で十分なので、落ち着いてゆっくり話せば大丈夫です。
なお、態度も評価の対象になるので、意思の疎通を図りたい
熱意が伝わるように心がけましょう。
もし質問文が聞きとれなかった場合は、
「I beg your pardon?(恐れ入りますがもう一度お願いします。)」
と言ってもう一度質問してもらいましょう。
すぐに答えが浮かばなかった際の時間稼ぎとしても使用できます。
何度も聞き返すのは当然減点対象になりますが、
2回までなら減点はされません。
質疑応答においても沈黙を作らないことが大切です。
二次試験(面接)攻略 質疑応答 解答テクニック
▮ 質疑応答 1
イラストに関連した質問がされます。イラストの4コマ目について、
自分がもし登場人物ならばどう思うかを答える問題であるケースが大半です。
Please look at the fourth picture. If you were the man,
what would you be thinking?
などと仮定法で問われる場合が多いので、
同じく仮定法で I’d be thinking that …. と答えましょう。
答え方は、直接話法でも間接話法でも構いません。
ポイントは、ストーリー全体を把握した上で、
起きている問題についての登場人物になったつもりで
自分の考えをまず1文で述べます。
加えて、「その問題にどう対処したいか」
「○○をしていればこのような問題は起きなかった」など
反省や後悔の念を<should have + 過去分詞>
などの形を使って述べると良いでしょう。
▮ 質疑応答 2, 3
トピックに関連して、受験者自身の意見を問う質問です。
多くの場合、YesかNoで解答できる質問です。
Do you think that …? や Should …? という形の質問ですが、
まずは、はっきりとYes / No から初め、
その後に根拠を述べましょう。長々と答える必要はありません。
一貫した論理性を持って簡潔に短く答えることが肝要です。
賛否がはっきりしない場合は、It depends. と答える手もあります。
それから、そう思う理由を1、2文程度付け加えましょう。
▮ 質疑応答 4
社会性のある問題について、受験者自身の意見を問う質問がされます。
トピックとは関連性が薄いため、日本語でも即答できないような質問もあります。
そこで、どのような社会的話題について聞かれても、
すぐに意見と、そう思う根拠を1つか2つ述べられるだけの
社会的知識を身に着けることが大切です。
日頃からニュースや新聞に目を通し、様々な問題に対して
自分の意見を持っておくようにしましょう。
――― 問題 & 解答例 ーーー
No. 1
Please look at the fourth picture.
If you were the man, what would you be thinking?
解答例: I’d be thinking that maybe I’d asked too much of my wife. I wanted to help my parents with the farm, but I should have thought more about how this lifestyle would affect her.
No. 2
Do you think that more people in Japan will be interested in having careers in agriculture?
解答例 : No. Farming is dependent on the weather, so the changing
climate could make it more difficult for farmers to grow food.
I think most people would rather have more stable careers.
No. 3
Do people in modem society put enough importance on spending time with their families?
解答例: No. Most people these days are too concerned about making a
lot of money. They focus so much on being promoted, and man
of them spend almost all of their time at their workplace.
No. 4
Do you think that young people today do enough to contribute to society?
解答例: Yes. Most young people are very aware of their social responsibility. Many of them join volunteer groups to help out in their community. For example, they organize groups that prepare food for poor people.
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