英語4技能対策

エッセイが上達するたった4つの秘訣! 4Csって何だ?

 エッセイが上達するたった4つの秘訣  4 Cs とは?

 

IELTS、TOEFL などの受講者から「エッセイを上手に書く 秘訣はないか?」

とよく聞かれます。  そんな時いつも「猛練習」「指導を受ける」

「忍耐強さ」と答えています。 これを聞いた生徒は少しがっかりしますが、

これは明らかに事実です。

 

そして、付け加えて、4Cs に従うことをアドバイスしています。

4Csって何のことって? これがIELTS, TOEFLなどの

ライティング スコアアップには大切になってきます。

 

4 Cs とは、

■  conciseness    (簡潔さ),

■  cohesion    (文と文のつなぎ),

■     coherence    (首尾一貫性) 、

■     composition  (構成力)

 

この4Cs に従ってエッセイが書ければ、あなたのライティングスキルは

上達すること間違いなしです。

それでは、 4つの秘訣 4Cs について詳しく解説していきますね!

 

1.  conciseness    (簡潔さ)

 

英語以外の言語では、長くて手の込んだ文章こそが

” 称賛される ” 言語もあります。 しかしながら、

英語は短い言葉で、多くを表現することを好む言語なのです。

時々、受講者の中で、残念ながら、長い文章の方が ”アカデミック ”

に聞こえると信じてる方もいるのです。

あなたが、もし、長い文章で答えると、2つの問題が生じるでしょう。

1つ目の問題は、この次に紹介する” C ” 、coherence(首尾一貫性)

損なわれてしまうリスクです。

 

2つ目は、文が長くなることで grammar  (文法)ミスが多くなる

危険があります。 エッセイの採点をすると受講者は

皆がっかりするのですが、 減点の多くは、文章が長いために

発生した、 coherence (首尾一貫性)  と grammar (文法)ミスが原因なのです。

 

2. cohesion   (文と文のつなぎ)

 

それでは、どの程度の文章が適切でしょう。

2番目の ” C ” に関連しますが、 cohesive phrases (文をつなぐ句)

を入れても8〜15 語でしょう。

 

cohesion(文と文のつなぎ)はアイディアをつなぐ語句と言えます。

たとえば、

Because of this, …
As this shows, …
As can clearly be seen from this example, …
It is clear that…
Thus, the idea that…
To illustrate this, …
After analyzing both points of view, …
To provide a summary, …
Without a doubt, this causes…

 

是非とも、これらのつなぎフレーズ cohesion を覚え、

上手に使えるようにして下さい。

ライティングテストは時間との戦いです、cohesion を正確に覚えることは、

時間の節約だけでなく、文法、スペルミスのリスクをなくします。

 

3. coherence  (首尾一貫性)

 

3番目の ” C ” coherence とは、読者に簡潔にわかり易く、

自分の考えを伝える「首尾一貫性」のことです。

IELTS、TOEFL ライティングの評価基準でも coherence は大切な要素です。

受験者のエッセイが、内容が明確で、なめらかに書かれているかが評価されます。

情報とアイディアと言葉を上手く操ってessayをまとめているか?

内容は論理的で、意味を成しているか?

アイディアやポイントをつないで論旨を展開しているか?

構文や文脈づくりで多様なテクニックが使われているか?

などが審査されます。

2 番目の cohesion も このcoherence の重要な要素になります。

 

4. composition  (構成力)

 

最後に、4番目の ” C ”    composition  (構成力)の説明をします。

エッセイを書くには、読み手にわかり易い、明快な段落構成が必要です。

パラグラフごとに1つのメイン・アイディアを盛り込み、

各パラグラフの間を1行あけます。  そうすれば、

いくつパラグラフがあるのか一目でわかるので、採点者が

エッセイ全体の構成を理解し読みやすくなります。

 

IELTSライティング Part 2 では、

全部で4〜5 つのパラグラフを書くことになります。

まず、エッセイのイントロダクション(導入部分)で

トピックが何であるか短く述べます。加えて、

トピックについて一般的な文章を1〜2 文添えましょう。

 

イントロダクション(導入部分)の最後の部分で

thesis statement (意見表明)しておきましょう。

これがタスクの課題に対するあなたの意見や立場を伝える文章になります。

 

あるいは、この問題には2面あり異なる見解があると、

簡単に触れておくこともできます。

これが、あなたのargument statement (議論紹介)となります。

本体パラグラフは2〜3つで構成されます。

 

各本体パラグラフは、常にトピック・センテンスで書き始めます。

トピック・センテンスは、そのパラグラフの主な主張を大まかに

読み手に伝えるものです。

トピック・センテンスに続いて、アイディアを支える例証や理由、

根拠を述べる2〜3つの文が必要です。

 

結論部分で、thesis statement (意見表明)に再び言及しますが、

全く同じ表現ではいけません。 違う言葉を使って、少し強調します。

 

そしてエッセイを貫く自分の主張を支えるべく、最終的な結論にもっていきます。

トピックの将来や起こりうる結末について付け加えるのもいいでしょう。

できたら、エッセイの最後の文章は、読み手にインパクト

を与えるべく工夫をしてみましょう。

以下に典型的なパラグラフ構成とパラグラフごとのおおよその単語数を示しました。

 

ielts writing 28

リプロダクション(reproduction)

リプロダクション 3

リプロダクション(reproduction)という英語のトレーニングをご存じですか?
 
リプロダクションで鍛えられる能力は、リスニング力とスピーキング力です。
 
元々は通訳者養成のためのトレーニング法だったのですが、
 
最近ではシャドーイングと並んで、一般の方も英会話力を鍛えるために
 
実践されている方が多いです。

▮ リプロダクションとは

 
リプロダクションとは、英語の音声を聞き、聞いた後で、
 
そのまま自分の口でリプロダクション(復元・再現)する勉強法です。
 
「ええ! なんだか難しそォー。 絶対無理!」と思った方も多いことでしょう。
 
確かに、音声を聞きながら、少しだけ遅れて真似るシャドーイングよりも
 
リプロダクションの方が難しいです。
 
しかしながら、リプロダクションには、初心者からでも学習できる方法
 
があります、覚える英文のできるだけ短く、
 
簡単な単語と表現法から始めることができます。
 
慣れてきたら、少しずつ覚える英文を長くして、
 
単語や表現の難易度を上げていきます。

リプロダクション 1

▮リスニング、スピーキング力に抜群な効果

 
 言ってしまえば本当にこれだけなのですが、
 
リプロダクションはやればやるだけ奥が深く
 
リスニング、スピーキング力に抜群な効果を発揮する勉強法です。

リプロダクションでは、英文を完全に覚えてなくても構いません。
 
一旦英文を聞いて、それが頭のなかで「イメージ」になり、
 
それが再び言語化されて口から出てくれば、
 
それは理想的なリプロダクションです。
 
 一言一句は覚えられなくとも、
 
英文のリズムとキーワードが頭に残っているはずです。
 
そのため、イメージを正確に頭で描くことができれば、
 
ほぼ正確な英文をアウトプットすることができるようになります。

▮ リプロダクションの効果

 リプロダクションができるようになると、
 
正確な文構造の理解文を正確に再現するための
 
知識の運用能力が身につきます。
 
英文を一定期間頭に「記憶」するには、
 
英文をイメージして捉えられる理解力が必要で、
 
その英文を正確に再構成するためには、
 
高度な英語の運用能力が必要だからです。
 
リプロダクションが通訳訓練法として採用されていることがうなずけます。
 
そしてこの2つの能力アップが、リスニング試験には大変役立つのです。


リプロダクション 4

▮ リプロダクションを使ったレッスンカリキュラム

 
マイチューターでは、リプロダクション メソッドを使った
 
レッスンカリキュラムをご用意しています。
 

社内公用語 重要フレーズ 1000本ノック

 
 ビジネス場面で最もよく使われる「重要フレーズ1000」を
 
短いダイアログ形式でそのまま覚えて
 
使える英語を身につけるトレーニングになります。
 
50種類のビジネスシーンで構成され、ダイアログ毎に、
 
重要フレーズの使用法(usage)と重要wordの意味が
 
解説されていますので、ただ覚えるだけでなく、
 
使える英語が身につくカリキュラムとなっています。

「社内公用語 重要フレーズ 1000本ノック」お申し込みはこちら

5分でわかる! 英検準2級 傾向と対策

5分でわかる! 英検準2級 傾向と対策

英検準2級 問題形式と対策



英検2級は高校2年程度の英語力が必要となります。

日常生活に必要な英語を理解し、使用できることが求められます。

英検3級までは英語の基礎力を試す内容でしたが、英検準2級からは、

日常生活に必要な英語を理解し、使用できることが試される試験となり、

難易度も大学入試レベルとなっています。

文法に関しては中学高校で習うレベルの文法・構文が幅広く出題されます。

語彙力も3級に比べ格段と要求されてきます。 

英検準2級に必要な語彙力は約3000語程度になり、3級が2000語

でしたから新たに1000語を覚える必要があります。

教育や科学をはじめ、医療やテクノロジーなど

社会性のある英文読解も出題されます。

しかしながら、社会生活に必要な英語が出題範囲ですから、

小・中学生でもわかるような程度の社会問題と考えて良いでしょう。

(受験者の約40%が準2級の一次試験に合格しています)

▮ 英検準2級 一次試験  測定技能と検定形式

筆記 (75分) / リスニング (約 25分)


▮ 英検準2級の配点と合格点  (CSEスコア)

英検準2級の1次試験はリーディング、ライティング、リスニング

の3技能において各600点満点です。 

600点満点のうち、約65%取れれば合格できます。

英検準2級の合格点 (3 技能合計)  1322 /  1800点

筆記試験 (85分) リスニング試験 (25分)

リーディング  600点

ライティング  600点

リスニング   600点

2016年度から英検準2級は「1800点満点」という

馴染みのない点数になりましたが、

これは「英検CSEスコア」という新しいスコア尺度を採用したからです。 

CSEスコアというのは偏差値のようなもので、

平均点や受講者全体の正解率など様々なデータによって計算されます。

国際基準であるCEFR(セファール)に対応した測定方法で、

TOEFL, IELTSなど他の資格試験のスコアと比較可能となりました。

5分でわかる! 英検準2級 大問1 短文の語句空所補充 攻略

英検2級 大問1 短文の語句空所補充 攻略

 

英検準2級リーディング大問1は「短文の語句空所補充」問題になります。

 

 

このように、空所付きの短文又は会話文と選択肢が4つ提示され、

適切な1つを選ぶ問題が20問出題されます。

英検準2級に必須な基本語彙力と文法理解力が試されますが、点数を稼ぐところなので、

20問中15点以上獲得しましょう。

大問1の選択肢を選ぶ上で問われるのは、

 

・単語を知っているか?

・熟語を知っているか?

・文法を知っているか?

の3つです

 

全20問の問題構成は、だいたい以下の通りです。

 

▮ 単語が問われる問題:     10問

▮ 熟語が問われる問題:      7問

▮ 文法が問われる問題:      3問

 

▮ 英検準2級 大問1 解答テクニック

 

英検準2級リーディングの大問1は、次の3つのステップで解いていきます。

 

① 短い英文をざつと読み、文のイメージを掴む

 

② 文脈から判断して「正解ではない」と思う選択肢は除外していく

 (ほとんどの問題で2つはすぐに除外できます)

 

③ 選択肢が残ったら、最後は勘で選ぶ(何より時間をかけない!)

  知らない語(句)が選択肢にある場合、

  考えすぎても不正解になる確率が非常に高いので

  潔く次の設問に進みます

 

問題例  (英検準2級 2017年度第2回)

 

 

解答 4

 

(訳)

A:   ケネス、今夜お宅に泊めてくれてありがとう。

B:   どういたしまして。どうかくつろいでくださいね。

 

空所のある部分は「くつろぐ」を意味する熟語「make yourself at home」がわかれば

4 home が正解であることがわかります。


「make yourself at home (自宅にいるように)くつろぐ 」がわかるかどうかの

問題です。 わからなければ、考えても無駄なのでこの問題は

適当に解答して次に進むようにしてください。

5分でわかる! 英検準2級 大問3 長文の語句空所補充 攻略のコツ

英検準2級 大問3 長文の語句空所補充 攻略のコツ

 

英検2級リーディング大問2は「長文の語句空所補充」問題になります。

大問2では、長文【A】と【B】の2題出題されます。 

 

[A]は150語程度、ある人物の日常的なエピソードで、空所の数は2つです。

 

[B]は250語程度、歴史、文化、社会、科学などに関わるテーマの説明文で、

空所の数は3つです。

 

1問につき2分、全5問合計で10分のペースで解いていきましょう。

 

――― 問題例 ―――

次の英文を読み、その文意にそって(28)から(30)までの(   )に入れるのに最も適切なものを1, 2, 3, 4の中から一つ選びなさい。

 

[出典: 英検2級  2017年度 第2回]

 

 

 

問題の多くは、前後関係から文法的な知識を活かして解く形式ではなく、

前後の文の意味を考えて解く文脈的な問題です。そのため、

文章の全体がわからないと解答できない問題も多くあるので、

 

全体をざっと読んで大意をつかみ、

空所の前後を入念に読むことで正解率を上げます。

 

英検準2級 リーディング大問3 解答テクニック

 

▮ 空所の前後の文を入念に読む

 

パッセージの大意と展開をざっくりと理解したうえで、

問題を上から順番に解いていきます。 

 

まずは4つの選択肢を読み、空所の前後を読んで解答します。

前後を見て、空所に入るのが順接なのか逆接なのかを考えましょう。

そうすると、答えが1つないし2つに絞り込む

ことができる場合がかなりあります。

 

▮ 長文全体をざっくり1分で読む

 

1つの長文語句空所補充問題にかけるのは5分です。

時間配分として文章全体を1~2分で読めるように速読力をつけましょう。

 

「幅広いジャンルの多読」と「速読テクニック」で対応できますが、

速読テクニックではスラッシュ・リーディングがおすすめです。

英文を頭から理解できるよう、

意味のかたまりごとにスラッシュ(/)で区切って読んでいく方法です。

 

初めは細かく区切っても構いません。 慣れてくると

より大きなかたまりで捉えられるようになります。

決して英文を返し読みせず、

大雑把に大意をつかむことに慣れておきましょう

【スラッシュ挿入の例】

 

 The whole family gathered / around a warm stove. /  lay down / and went to sleep.

// Once a day / everyone got up / to eat a piece of hard bread.

//  Then they went back to sleep. // The members of the family took turns

/ keeping the fire burning. //

 This was not “hibernating” / like what bears do in the winter.

// But it was a sensible decision / by the members of the family.

// Just stay in bed / for as long as possible. / and do not work.

// To these French farmers / “working more to earn more”

/ did not seem like a good idea. // Instead of working throughout the year,

/ the people of one village on the Rhone River

/ made enough money for one year / relaxing, hunting and sleeping. //

Few people needed money / until the 20th century. //

 

5分でわかる! 英検準2級 大問2 会話文の文空所補充 攻略のコツ

英検準2級 大問2 話文の文空所補充 攻略のコツ



A:   What time are you going to the airport, dear ?

B:   (          ).

A:   Are you sure you won’t be late ?

B:   Well, my flight isn’t until 7:30 p.m., so I should be fine.

 

1   I’m not going on a trip

2   I think I’ll leave at three

3   My flight is at four

4   My flight was canceled

出典: 英検3級 2017年度第2回

 

このように、AとBの対話文を読んで内容を理解し、(   )に適する文を

4つの選択肢の中から選ぶ問題です。 

 

質問文に対する適切な応答、場面や会話の流れに合った適切な質問、

基本的な会話表現などが試されます。英検では全部で5問出題されます。

 

AとBとの関係は、多くの場合、同僚、友人、店員と客、家族などです。

 

日常会話の流れを読み取る力と,会話表現の知識が問われます

加えて時制など文法理解力が試されますが、ひっかけ問題はなく、

知識さえあれば簡単にわかる問題です。5問中3点以上獲得しましょう。



英検準2級 語彙、熟語、会話表現 攻略カリキュラムはこちら



英検準2級 大問 2 会話文の空所補充  解答テクニック

 

 

A:   Mom, do you know where my ice skates are ?

B:   Yes, but I think (                    ) now.

A:   Oh no.  I wanted to go ice-skating today.

B:   You can use your sister’s old ones.  They should be your size.

 

1   they’re too small for you

2   they’re in the closet

3   you shouldn’t go out

4   you shouldn’t buy them



出典: 英検3級 2017年度第2回

 

▮ 対話に出てくる2人の関係と対話のシチュエーションを把握する

 

母親と子供の対話で、最後の発言で母親が your sister’s old ones.「お姉ちゃんのお古」について They should be your size. 「それはあなたのサイズのはずよ」と言っていて、size(大きさ)が問題になっていることがわかります。 

4つの選択肢の中で 「1」 だけがサイズについて母親の発言になります。

 

▮ 選択肢を順番に空所に当てはめていき、「正解ではない」ものを除外する

 

子供が母親にスケート靴がどこにあるか知っているかをたずねています。

母親は、Yes, but・・・(知っていいるわよ。だけど・・) but以降は反対または対照となる意味がくるので、クローゼットの中にあると言っている「2]はすぐに除外できます。

 

▮ 選択肢が残ったら、最後は勘で選ぶ(何より時間をかけない!)

  

順番に選択肢を当てはめていき、2つ以上選択肢が残っていたら、

考えすぎても不正解になる確率が高いので、勘で1つを選び、潔く次の設問に進みます



5分でわかる! 英検準2級 大問3 長文の語句空所補充 攻略のコツ

英検準2級 大問3 長文の語句空所補充 攻略のコツ

 

英検2級リーディング大問2は「長文の語句空所補充」問題になります。

大問2では、長文【A】と【B】の2題出題されます。 

 

[A]は150語程度、ある人物の日常的なエピソードで、空所の数は2つです。

 

[B]は250語程度、歴史、文化、社会、科学などに関わるテーマの説明文で、

空所の数は3つです。

 

1問につき2分、全5問合計で10分のペースで解いていきましょう。

 

――― 問題例 ―――

次の英文を読み、その文意にそって(28)から(30)までの(   )に入れるのに最も適切なものを1, 2, 3, 4の中から一つ選びなさい。

 

[出典: 英検2級  2017年度 第2回]

 

 

 

問題の多くは、前後関係から文法的な知識を活かして解く形式ではなく、

前後の文の意味を考えて解く文脈的な問題です。そのため、

文章の全体がわからないと解答できない問題も多くあるので、

 

全体をざっと読んで大意をつかみ、

空所の前後を入念に読むことで正解率を上げます。

 

英検準2級 リーディング大問3 解答テクニック

 

▮ 空所の前後の文を入念に読む

 

パッセージの大意と展開をざっくりと理解したうえで、

問題を上から順番に解いていきます。 

 

まずは4つの選択肢を読み、空所の前後を読んで解答します。

前後を見て、空所に入るのが順接なのか逆接なのかを考えましょう。

そうすると、答えが1つないし2つに絞り込む

ことができる場合がかなりあります。

 

▮ 長文全体をざっくり1分で読む

 

1つの長文語句空所補充問題にかけるのは5分です。

時間配分として文章全体を1~2分で読めるように速読力をつけましょう。

 

「幅広いジャンルの多読」と「速読テクニック」で対応できますが、

速読テクニックではスラッシュ・リーディングがおすすめです。

英文を頭から理解できるよう、

意味のかたまりごとにスラッシュ(/)で区切って読んでいく方法です。

 

初めは細かく区切っても構いません。 慣れてくると

より大きなかたまりで捉えられるようになります。

決して英文を返し読みせず、

大雑把に大意をつかむことに慣れておきましょう

【スラッシュ挿入の例】

 

 The whole family gathered / around a warm stove. /  lay down / and went to sleep.

// Once a day / everyone got up / to eat a piece of hard bread.

//  Then they went back to sleep. // The members of the family took turns

/ keeping the fire burning. //

 This was not “hibernating” / like what bears do in the winter.

// But it was a sensible decision / by the members of the family.

// Just stay in bed / for as long as possible. / and do not work.

// To these French farmers / “working more to earn more”

/ did not seem like a good idea. // Instead of working throughout the year,

/ the people of one village on the Rhone River

/ made enough money for one year / relaxing, hunting and sleeping. //

Few people needed money / until the 20th century. //

 

5分でわかる! 英検準2級 大問2 会話文の文空所補充 攻略のコツ

英検準2級 大問2 話文の文空所補充 攻略のコツ



A:   What time are you going to the airport, dear ?

B:   (          ).

A:   Are you sure you won’t be late ?

B:   Well, my flight isn’t until 7:30 p.m., so I should be fine.

 

1   I’m not going on a trip

2   I think I’ll leave at three

3   My flight is at four

4   My flight was canceled

出典: 英検3級 2017年度第2回

 

このように、AとBの対話文を読んで内容を理解し、(   )に適する文を

4つの選択肢の中から選ぶ問題です。 

 

質問文に対する適切な応答、場面や会話の流れに合った適切な質問、

基本的な会話表現などが試されます。英検では全部で5問出題されます。

 

AとBとの関係は、多くの場合、同僚、友人、店員と客、家族などです。

 

日常会話の流れを読み取る力と,会話表現の知識が問われます

加えて時制など文法理解力が試されますが、ひっかけ問題はなく、

知識さえあれば簡単にわかる問題です。5問中3点以上獲得しましょう。



英検準2級 語彙、熟語、会話表現 攻略カリキュラムはこちら



英検準2級 大問 2 会話文の空所補充  解答テクニック

 

 

A:   Mom, do you know where my ice skates are ?

B:   Yes, but I think (                    ) now.

A:   Oh no.  I wanted to go ice-skating today.

B:   You can use your sister’s old ones.  They should be your size.

 

1   they’re too small for you

2   they’re in the closet

3   you shouldn’t go out

4   you shouldn’t buy them



出典: 英検3級 2017年度第2回

 

▮ 対話に出てくる2人の関係と対話のシチュエーションを把握する

 

母親と子供の対話で、最後の発言で母親が your sister’s old ones.「お姉ちゃんのお古」について They should be your size. 「それはあなたのサイズのはずよ」と言っていて、size(大きさ)が問題になっていることがわかります。 

4つの選択肢の中で 「1」 だけがサイズについて母親の発言になります。

 

▮ 選択肢を順番に空所に当てはめていき、「正解ではない」ものを除外する

 

子供が母親にスケート靴がどこにあるか知っているかをたずねています。

母親は、Yes, but・・・(知っていいるわよ。だけど・・) but以降は反対または対照となる意味がくるので、クローゼットの中にあると言っている「2]はすぐに除外できます。

 

▮ 選択肢が残ったら、最後は勘で選ぶ(何より時間をかけない!)

  

順番に選択肢を当てはめていき、2つ以上選択肢が残っていたら、

考えすぎても不正解になる確率が高いので、勘で1つを選び、潔く次の設問に進みます



5分でわかる! 英検準2級 大問1 短文の語句空所補充 攻略

英検2級 大問1 短文の語句空所補充 攻略

 

英検準2級リーディング大問1は「短文の語句空所補充」問題になります。

 

 

このように、空所付きの短文又は会話文と選択肢が4つ提示され、

適切な1つを選ぶ問題が20問出題されます。

英検準2級に必須な基本語彙力と文法理解力が試されますが、点数を稼ぐところなので、

20問中15点以上獲得しましょう。

大問1の選択肢を選ぶ上で問われるのは、

 

・単語を知っているか?

・熟語を知っているか?

・文法を知っているか?

の3つです

 

全20問の問題構成は、だいたい以下の通りです。

 

▮ 単語が問われる問題:     10問

▮ 熟語が問われる問題:      7問

▮ 文法が問われる問題:      3問

 

▮ 英検準2級 大問1 解答テクニック

 

英検準2級リーディングの大問1は、次の3つのステップで解いていきます。

 

① 短い英文をざつと読み、文のイメージを掴む

 

② 文脈から判断して「正解ではない」と思う選択肢は除外していく

 (ほとんどの問題で2つはすぐに除外できます)

 

③ 選択肢が残ったら、最後は勘で選ぶ(何より時間をかけない!)

  知らない語(句)が選択肢にある場合、

  考えすぎても不正解になる確率が非常に高いので

  潔く次の設問に進みます

 

問題例  (英検準2級 2017年度第2回)

 

 

解答 4

 

(訳)

A:   ケネス、今夜お宅に泊めてくれてありがとう。

B:   どういたしまして。どうかくつろいでくださいね。

 

空所のある部分は「くつろぐ」を意味する熟語「make yourself at home」がわかれば

4 home が正解であることがわかります。


「make yourself at home (自宅にいるように)くつろぐ 」がわかるかどうかの

問題です。 わからなければ、考えても無駄なのでこの問題は

適当に解答して次に進むようにしてください。

5分でわかる! 英検準2級 傾向と対策

5分でわかる! 英検準2級 傾向と対策

 

英検準2級 問題形式と対策



英検2級は高校2年程度の英語力が必要となります。

日常生活に必要な英語を理解し、使用できることが求められます。

 

英検3級までは英語の基礎力を試す内容でしたが、英検準2級からは、

日常生活に必要な英語を理解し、使用できることが試される試験となり、

難易度も大学入試レベルとなっています。

 

文法に関しては中学高校で習うレベルの文法・構文が幅広く出題されます。

 

 

語彙力も3級に比べ格段と要求されてきます。 

英検準2級に必要な語彙力は約3000語程度になり、3級が2000語

でしたから新たに1000語を覚える必要があります。

 

教育や科学をはじめ、医療やテクノロジーなど

社会性のある英文読解も出題されます。

しかしながら、社会生活に必要な英語が出題範囲ですから、

小・中学生でもわかるような程度の社会問題と考えて良いでしょう。

(受験者の約40%が準2級の一次試験に合格しています)

 

▮ 英検準2級 一次試験  測定技能と検定形式

 

筆記 (75分) / リスニング (約 25分)

 


▮ 英検準2級の配点と合格点  (CSEスコア)

 

 

英検準2級の1次試験はリーディング、ライティング、リスニング

の3技能において各600点満点です。 

600点満点のうち、約65%取れれば合格できます。

 

英検準2級の合格点 (3 技能合計)  1322 /  1800点

筆記試験 (85分) リスニング試験 (25分)

 

リーディング  600点

ライティング  600点

リスニング   600点

 

2016年度から英検準2級は「1800点満点」という

馴染みのない点数になりましたが、

これは「英検CSEスコア」という新しいスコア尺度を採用したからです。 

 

CSEスコアというのは偏差値のようなもので、

平均点や受講者全体の正解率など様々なデータによって計算されます。

国際基準であるCEFR(セファール)に対応した測定方法で、

TOEFL, IELTSなど他の資格試験のスコアと比較可能となりました。