英語4技能対策

IELTS スピーキング 試験官はここをチェックしている! 評価基準「仮定法」

IELTSスピーキング 試験官はここをチェックしている! 「仮定法」


Grammatical Range and  Accuracy 文法力と正確さ


「仮定法」を使う CONDITIONAL STRUCTURES

IELTS Speakingは次の4つの基準で採点されます。

  • 流暢さと内容の一貫性(Fluency and Coherence)
  • 語彙力(Lexical Resource)
  • 文法の知識と正確さ(Grammatical Range and Accuracy)
  • 発音(Pronunciation)


ここでは、3つ目の採点基準『文法の知識と正確さ(Grammatical Range and Accuracy)』

仮定法について解説します。


IELTS スピーキングで高得点(バンドスコア7.0~) を取る秘訣の一つに、仮定法(仮定法過去や仮定法過去完了)を活用する手があります。


実際のスピーキングの試験で使う機会はたくさんあります。特にパート3のスピーキングで活用しましょう。また、if を使って話を発展させることができるのでとっても有効的です。

仮定法がシッカリと使えることを試験官にアピールして、スコアアップにつなげましょう。

┃仮定法とは


If を使った文章のことで、3つの種類があります。


1.ただの条件節(現実にありえる事)

2.現実にありえない事を仮定する仮定法過去

3.過去の事実に反する仮定を表す仮定法過去完了


1.ただの if 文 – 現実のこと(現実に起こりうること)を言う

 例:If it rains tomorrow, we will cancel the picnic.

      If 節の中の動詞は現在形で、主節には will や may などの助動詞の原形が入ります。


2.実際はそうでないことを表現する仮定法過去 (もし~なら、~だろうに) 

   例 :  If I were [was] you, I would study medicine. 


   If 節の中は動詞の過去形を使って、それが現在の事実の仮定であることを表現します。 

   ※本来現在形になるところを時制を一つずらして過去形にすると覚えてください。

         例:If I had a lot of money, I would buy an island. 

  主節には助動詞の過去形(would, might, could)を使います。

      つまり、 if + 主語+動詞の過去形、主語+would + 動詞の原形 で表します。


3.過去の事実と異なることを仮定する場合の仮定法過去完了 

(もし~だったなら、~だっただろうに)

  過去の事実と違うことを表すには、if節の中は過去完了形(had+動詞の過去分詞形)にします。

  本来過去形になるところを時制を一つずらして過去完了にするとおぼえてください。

  例:If I had studied harder, I would have passed the exam.

  このように、if + 主語+had+動詞の過去分詞形, 主語+would +have + 動詞の過去分詞形で表します。

  (a)         If I had known her phone number, I would have called her.

                 彼女に電話番号を知っていたら、彼女に電話していただろうに。

⇒現実には、電話番号を知らなかったので、電話しなかった。


  (b)  She would have died if the climber had not found her.

     もし登山者が彼女を見つけていなかったら、彼女は死んでいただろう。

     ⇒現実には、登山者に見つけられたので、生きていた。


IELTS スピーキング テストで仮定法を実際に使った例:


1.条件節

 Question:Some people say that working from home will be quite common in the future. Do you agree?


 Answer:More people will work from home in the future. If the internet becomes faster and there are more programs, such as Skype, that will allow people to work from home more easily.


 2.  仮定法過去

Question:If you could choose any country to live in, where would you choose?


     Answer:If I could live in any country, I would probably choose Australia. The weather is great; the people are super friendly and just imagine living beside all those beaches. If I could choose another country, it would have to be Italy, for the architecture, the culture and its fascinating history.


● ILETS試験官のねらいは?

「Would」を使った質問では、試験官は受験者が「仮定法」が使えるかを試しています。

スコアアップを目指すなら、wouldやcould, mightを使って回答する必要があります。

Would you like to move to another city in the future?と聞かれた場合は、

回答例

I would like to change cities if I had the chance, because if I lived in a different city I would make lots of new friends and I could try lots of new kinds of food. Also I might be able to find a well-paid job.

意訳:もし機会があったなら、ぼくは違う街に引っ越したいです。なぜなら違う街で暮らしていたなら、ぼくは多くの新しい友人を作ることができるだろうし、新しい食べ物を食べることができるからです。そのうえより給料の高い仕事を見つけることができるかもしれません。


● 注意すべき仮定表現


▮「そろそろ~の時間である」  It is time~ (仮定法過去形)

 It’s timeの後が仮定法過去になる

It’s time I went home.

そろそろ家に帰る時間だ


▮「もしAがなければ」を表す if it were not for A

現実の事実とは異なる仮定を表す。

If it were not for water, we could not live.

水がなければ、私たちは生きられないだろう


▮「仮に~するならば」を表す if S were to [should] do

実現の可能性が低い未来の仮定を表す。

If you were to fall from that bridge, it would be almost impossible to rescue you.

あの橋から落ちたら、あなたを助けることはほとんど不可能だろう


▮ ifが省略されて倒置が起きている場合

if が省略されるとif 節の中に倒置が起き、疑問文と同じ語順になる

Had I arrived five minutes earlier, I could have been in time for the train.

5分早く着いていたら、その列車に間に合うことができただろうに。


ネイティブのリアル英語  No way!   ありえない!

アメリカ人が毎日使うスラング・イディオムを学ぶ!

ネイティブのように話せるようになるのも”in no time”(あっという間)!



ネイティブのリアル英語  No way!  ありえない!


no way」というスラングは、日常会話、テレビ、映画、歌の歌詞など、

英語圏の国にいたらほぼ毎日耳にします。


No way! は「まさか」「嘘でしょ」「ありえない」「信じられない」

などの訳語があてられる驚きを表すような表現です。


例文 1

A :I just won a million dollars in the lottery!

A:宝くじで100万ドルが当たったんだ!

B:No way!

B:まさか!



例文 2

No way !  This is the best chocolate cake I’ve ever had !

ありえないんだけど。このチョコケーキ今まで食べた中で最高!



▮ 他に「way」 を使った ネイティブ英語

1. no way out

no way outもよく見かける表現でout(出ていく)no way(手段がない、道がない)

の組み合わせなので、そのままの意味だと考えることができます。


There is no way out of this prison.

この牢屋から外に出る手段はない。


There is no peaceful way out of this situation.

この状況から出る平和的な方法はない。


2. By the way – ところで、その話題で言えば


例文: By the way, have you decided where to go for dinner tonight?

ところで、今夜の夕食はどこに行くか決めたの?


3.  The long way –  遠回り、迂回路

例文: We took the long way to the beach, but the view was worth it.

私たちはビーチへの道を遠回りしたけど、景色が素晴らしかったよ。


4 Out of the way – 邪魔にならない場所、手放しにしておく場所

例文: Please put your bag out of the way so nobody trips over it.

誰かがつまずかないように、バッグを邪魔にならない場所に置いてください。


「 No way !」 習得・攻略  


ネイティブのリアル 英語:

You want me to lend you money?    No way!   The last time

you borrowed money from me, it took you a month to pay me back!




学校で教わる英語:


You want me to lend you money?    Absolutely not!   

The last  time you borrowed money from me, it took  you a month to pay me back!



ネイティブのリアル発音:


Ya want me da lend’ja money?   No way!    The las’ time ya borrowed money fr’m me, it took ya a month ta pay me back!


類義語・同義語

Absolutely not!       That’s impossible!

IELTS スピーキング 試験官はここをチェックしている! Complex Structure 

IELTSスピーキング 試験官はここをチェックしている! Complex Structure

Grammatical Range and  Accuracy 文法力と正確さ


┃Complex Structure  複雑構文を使う

IELTS Speakingは次の4つの基準で採点されます。

  • 流暢さと内容の一貫性(Fluency and Coherence)
  • 語彙力(Lexical Resource)
  • 文法の知識と正確さ(Grammatical Range and Accuracy)
  • 発音(Pronunciation)


ここでは、3つ目の採点基準『文法の知識と正確さ(Grammatical Range and Accuracy)』について解説します。



試験官は以下を含む多くの要素を総合的にみて採点しています。

① 文の構成力

② 節の使用(従属節など)

③ ハイレベルな構文の使用

④ 時制の知識

⑤ ミスの割合(各文におけるミスの量)

⑥ ミスのレベル(ベーシックな文でのミスか、ハイレベルな文でのミスか)


▮ Complex structure  複雑構文を使う

IELTSスピーキングは、全く文法ミスをしなければ高得点が取れるというものではありません。もちろん簡単な文法ミスはいけませんが、高得点を狙うなら、むしろ多少のミスを犯してでも高度な文法(重文、複文など複雑な文構成)を使ってください。


試験管は、受験者が正しい文法知識をもち、それをしかるべき時に、

しかるべき場所で、正しく活用しているかを判定します。

一つひとつの文章の長さやどの程度複雑な構文が使われているかにも注目します。

また、多様な構文を採用し、それらが適切に使われているかを評価します。


● 3つの基本文で重文や複文を使えると得点が上がります


① Simple Sentences  単文

従属節を持たない主節のみの文です。


例 : 

The cat sat on the wall.

The black and white cat sat on the cement wall.

The cute, black and white cat was sitting on the grey, cement wall next to a girl.

下の2つは名詞句が入りやや長い分にはなっていますがSimple Sentences 単文となります。


② Compound Sentences 重文


主語と述語をそなえた部分を二つ以上含む文で接続詞(but, and, so, becauseなど)で繋がっています。

例:

The cat sat on the wall and was stroked by the girl.

The cat sat on the wall and was stroked by the girl, but the cat didn’t like it.


③ Complex Sentences 複文 


(主語と述語とから成る)二つ以上の句が一つの文を構成しているもので、接続詞( such as because, since, after, although, when, while.など)で繋がっています。従位[従属]接続詞とも呼ばれています。

例:

The cat was sitting on the wall because she was tired.

The cat was sitting on the wall [主節] because [接続詞] she was tired [従属節].

Because she was tired, the cat was sitting on the wall.

While the cat was sitting on the wall, a girl stroked her.

The girl was stroking the cat because she liked the feel of its fur.


ネイティブのリアル英語  you’re putting me on! からかわないで!

アメリカ人が毎日使うスラング・イディオムを学ぶ!

海外ドラマ、日常生活で使われるリアルな英語が楽しく自然に身につく!



you’re putting me on!   からかわないで!


put onと言えば、「着る、着せる、はく」といった服やズボンを

着たりはいたりする動作に使いますし、


「~風を装う、増す、加える、扇動する」というように、

元がある物に、何かを足すと言う感じで使われます。


ネイティブでの会話では、人におちょくられたり冷やかされたりした時、

よく「you’re putting me on!  もう、からかわないで」のように

使われますので覚えておきましょう。




例文1

That story can’t be true. You’re putting me on.

「その話って、本当の話じゃないでしょ。からかわないでよね。」

例文2

You won a million dollars? Are you putting me on?

「100万ドル儲かったって? 冗談でしょう?」



「からかう」 類義語としては


You’re kidding me!  私をからかわないで。


*「kid」は、「からかう、かつぐ」という意味です。.


Don’t tease me.  私をからかわないで。


*「tease」は、「いじめる、からかう、悩ます」という意味です。


You are teasing me, aren’t you?:  私のこと、からかってるんでしょう?



Don’t yank my chain!    だまそうとしても駄目


この表現は、“yank”という単語を使用しています。”yank”は「引っ張る」

という意味がありますが、“yank someone’s chain”という表現は、

誰かの感情をわざと刺激したり、からかったりすることを指します。


つまり、”Don’t yank my chain!”は、「私をからかわないでください」という意味です。


この表現は、日常会話でよく使われるフレーズの一つで、

ややカジュアルなニュアンスがあります。





「 put on」 習得・攻略  


ネイティブのリアル 英語:

I think Joe was putting you on when he said he has ten

children. He just wanted to see your reaction.


学校で教わる英語:

I think Joe was kidding you when he said he has ten

children. He just wanted to see your reaction.


ネイティブのリアル発音:

I think Joe w’z pudding you on when ’e said ’e has ten

children. He jus’ wan’ed ta see yer reaction.



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IELTSスピーキング  試験官はここをチェックしている! Idiom

IELTSスピーキング 試験官はここをチェックしている! Idiom

Lexical Resource / Vocabulary  語彙の豊富さ(E)

┃ use a range of idioms   (イディオム)


受験者はIELTS スピーキング テストがゲームであることを強く認識してください。

試験官は、IELTS評価基準(ルール)に従い、ポイントを与えたり減点したりします。

したがって、受験者はIELTSゲームのルールを覚え、どうしたらポイントが得られるか、

何をすると減点されるのかを認識して対策をするようにしましょう。


ハイスコア(7.0 +)を目指すなら、イディオムを積極的に使うようにします。


単語だけ無難に使っていると、試験官は語彙力に疑問を持ち、6.5からの加点を

しなくなります。


イディオムを使うことはチャレンジになります。 試験官はイディオムを使わせる

誘導的な質問はしません。 例えば、試験官が” would you like to travel to another country?” 

と質問する場合は、意図的に 受験者が “would” を使って返答できたかを試していますが、

イディオムは、受験者が自発的に使っていかなけえればなりません。


イディオムは間違って使うと話の内容がわからなくなる危険もあるので、自信がつくまで、

練習パートナーと積極的に練習しましょう。 


イディオムを適切に使えれば語彙力を試験官にアピールすることができ、高得点が約束されます。


イディオムを使った 回答例






IELTSスピーキング  試験官はここをチェックしている! Connotation

IELTSスピーキング 試験官はここをチェックしている! Connotation

Lexical Resource / Vocabulary  語彙の豊富さ(D)


状況にふさわしい言葉を選んで使うことができるか(connotation)」


単語は3つのconnotation (negative, neutral, positive)のどれかに当てはまります。


受験者が好意的(positive)な意味で使った単語がネガティブな単語であったりすると、

語彙力の不足と判断されてしまいますので注意が必要です。


例えば、「あまり動かない人」について話すときに「lazy」とするか、「inactive」とするか、「laid-back」とするかでニュアンスが変わってきます。そのニュアンスを理解したうえで使えているかどうかが試されます。


また、友人の体系(body )について話すときに「She is thin」と言えば、試験官は痩せているとだけ理解します、thinは、それ以上の表現ではありませんが、「she is skinny」と言うと、友人が痩せすぎている(から心配だ)とネガティブな発言と理解してしまいます。 一方で「she is slim」と言えば、あなたが友人の体系を好意的(positive)に思っていると理解します。



IELTSの試験官は、受験者が、その単語が持つニュアンスを正しく理解している

かをチェックしています。


Connotation (含意) の例




IELTS スピーキング 試験官はここをチェックしている! Collocations

IELTSスピーキング 試験官はここをチェックしている! Collocations

Lexical Resource / Vocabulary  語彙の豊富さ(C)


IELTS スピーキングで語彙力の評価ポイントとしては、「語と語の組み合わ

せは適切か(collocation)」、「状況にふさわしい言葉を選んで使うことが

できるか(connotation)」、「それほど一般的ではない語彙や表現を使え

るか」、「別の言葉で分かりやすく言い換えられるか(paraphrasing)」な

どが挙げられます。


それでは、引き続き試験官があなたの語彙力をどこでチェックしているかをジャンル別に


見ていきましょう。 今回は 語と語の組み合わせCollocations についてです。


● collocations  語と語の組み合わせ 



語と語の組み合わせは適切か(collocation)

コロケーション(collocation)とは、言葉の中で慣用的に併用される定番の組み合わせです。コロケーション単位で言い回しを身につけられると、違和感のない自然な表現、こなれた表現、流暢な表現をモノにできます。

コロケーションに含まれる範囲は広く、take place のように熟語・連語として扱われる例もあれば、watch TV のように熟語とは言いにくい例も含みます。

日々の英語学習の中でコロケーションを意識しながら英語の文章に接してみましょう。感覚的に自然な表現が選択できるようになったなら、それはネイティブ並みの言語感覚を身につけた英語上級者の証です。

例えば、ネイティブスピーカーは、「strong wind」「heavy rain」と話しています。これを、あなたが「heavy wind」「strong rain」と試験官に話すと、きわめて不自然に聞こえ、

語彙力不足と判定されてしまいます。


7.0 以上のハイスコア―を目指すのであれば、collocationを話の中に織り交ぜる必要があります。 しかも、正確にラクラクとcollocationを使うことが大切になります。





Collocation   品詞 組み合わせの例

動詞 + 名詞  Collocations


動詞 + 副詞  Collocations


形容詞 + 名詞  Collocations


副詞 + 形容詞  Collocations



名詞 + 名詞  Collocations


IELTSスピーキング 試験官はここをチェックしている! 語彙の豊富さ

IELTSスピーキング 試験官はここをチェックしている! 評価基準 (2-B)

Lexical Resource / Vocabulary  語彙の豊富さ(B)

試験管は、受験者が言葉をたくさん知っているか、しかるべき単語を

しかるべきときに、しかるべき場所で使うことができるかを判定します。


それでは、引き続き試験官があなたの語彙力をどこでチェックしているかをジャンル別に

見ていきましょう。


a rage of words   (synonym  同意語、類義語 ) 



得点UPを目指すには、簡単な単語を避け、一般的ではない単語を使うことで、

語彙力が豊富であることを試験官にアピールする必要があります。

また、同じ単語を繰り返すのはタブーです。


そこで、語彙力をアピールするために必要なのが synonym (同意語、類義語)の知識です。


例えば、”it’s really good”や”everything is good”とは言わずに、”good の類義語(synonym)

を使って、”it’s spectacular”や”everything is tremendous” と言うことで

得点がUPします。

synonym  ( 同意語、類義語) の 例


 a rage of words     (paraphrasing  言い換え)


高得点を目指すには、豊富な語彙力を正確に使っていることを試験官に

アピールする必要があります。 


そこで、Paraphrasing (言い換え)を利用してください。

paraphrasingとは試験官の質問を言い換えて回答する技のことです。


┃ Paraphrasing (言い換え)5つの法則


1. synonyms (同意語、類義語)を使う

2. 単語の全部を変えずに一部を変える

3. 間違いを避ける(自信のない単語は使わない)

4. 単語の形を変える(例 動詞→動名詞)

5. 構文を変える


例えば、”do you like to read” と聞かれたら、”yes, I love to read” と答えるのではなく、”yes, I love reading” のように、動詞の形を変えることで語彙力をアピールできます。”yes, I like to read” のように質問と同じ単語を使うと、試験官に語彙力不足と判定されますので注意してください。


▮ 語形の変更

 ● Many people are unhealthy because they fail to eat well and exercise.


 ● Many people have poor health because they are failing to eat well and 

are not exercising enough. 


上の2つの文は単語の多くはそのままですが、語形が変えられています。


1. unhealthy  = poor health

2.  fail  = failing

3.  exercise  = exercising 


● 語形の変更による paraphrasing の例

developing  = the development of

increasing  = an increase in

pollution  = being polluted

explain  = explanation   


▮  構文を変える  paraphrasing  

● Many people are unhealthy because they fail to eat well and exercise.

それでは、上の文で2つの句 ( ” Many people are unhealthy” と ” because they fail to eat well and exercise” ) を入れ替えてみます。 

● Many people fail to eat well and exercise and , for that reason, they are unhealthy.


さらに、語形を変えることで構文がもっと変わります。

● Failing to eat well and not exercising are the reasons that many people have poor health.

IELTSスピーキング  試験官はここをチェックしている! Topic Word

IELTSスピーキング 試験官はここをチェックしている! Topic Word

Linking words and phrases 

Lexical Resource / Vocabulary  語彙の豊富さ

2つ目の評価基準は” Lexical Resource (Vocabulary)  語彙の豊富さ” です。

試験管は、受験者が言葉をたくさん知っているか、しかるべき単語を

しかるべきときに、しかるべき場所で使うことができるかを判定します。


それでは、試験官があなたの語彙力をどこでチェックしているかをジャンル別に見ていきましょう。


● Linking words and phrases 



   論理的でわかりやすい話の展開をするために、的確なLinking word と

phrases (繋ぎ語と熟語)が使われているかを試験官はチェックしています。


以下のLinking words and phrasesは必ず覚えて使えるようにしておきましょう。



● Topic vocabulary トピック別単語を知っているか



試験官は、質問のトピック(テーマ)にどれほど、受験者がトピック単語

使って回答しているかをチェックしています。

例えば、環境問題について話をするとき、climate change, pollution levels などの単語が

すらすら出てくることを期待しています。


IELTSスピーキングでスコアアップするには、トピック別単語の習得が必須です。

パート2とパート3で、とても役に立ちます。


IELTS スピーキングで頻繁に出るトピックの例です。

  •   Music
  •   Environment
  •   Communication
  •   Art
  •   Education
  •   Shopping
  •   Sports
  •   Space 
  •   Transportation 
  •   Town and Cities
  •   Food
  •  Holiday
  •  Technology
  •  Clothes and Fashion
  •  Business 


Part2 サンプル問題  ~Music~


Describe a song you like to listen to

You should say

• What the piece of music is called

• How long you have liked it

• When you like to listen to it

And say why you like it so much.


ここでは、music のジャンル、classical, Rock, Reggae, Blues、Psychedelic

(60’s代-70’s初期の音楽)、などは絶対に押さえておきましょう。


例えば本のことを聞かれてもジャンルは外せません。(基本となるジャンルは必ず覚えてください)

(Mystery novel, magazine, Gossip, fiction, non-fiction, Science fiction, Romance, Action, Adventure など)


その他 musical instrument, catchy tune, Lyrics, live music, smash hit なども覚えるといいでしょう。


特にパート3では込み入った内容の質問をされることがありますが、例を挙げて

詳細を話すことが求められる時に、言葉を知っているか知らないのかによって

スコアが変わってきます。そして、知ってはいても使えなければ意味がありませ

んので、使える単語を増やすことです。


スピーキングの練習をする際に、単語が自然と出てくるまで

何度も練習しましょう。


しかし、本番でどうしても思い出せなくなってしまう可能性もあります。そんな場合は、ちゃんとそれを伝えることが大切です。

Well, the word I want to describe it has just slipped my mind. (度忘れする), anyway, the tool to make musical sounds (musical instrument) と表現を変えて説明すればその場を切り抜けることができます。


IELTS スピーキング対策として、ライティングと同様に重要となってくる Topic-specific words

これをジャンル別に覚えて、自然に使えるように練習し、スピーキングのスコアップを目指しましょう!!

  Part 1 サンプル問題  ~ Environment  ~ 



試験官: Are there any environmental problems in your country?

受験者 A : Yes … we have a serious issue with pollution levels in some of our big cities …  exhaust fumes from cars and lorries are definitely one reason for the problem but we also have a lot of heavy industry in some areas and this also results in poor air quality  …


試験官 : Do you take an interest in nature?

受験者 B :  Well … I’m a city person through and through and don’t get back to nature very often I’m afraid … but like everyone else I’m fascinated by the natural world and I like watching documentaries showing wild animals in their natural habitat …



  • air quality: the cleanliness of the air we breathe
  • to become extinct: to no longer exist
  • to be under threat: to be in danger of becoming extinct
  • climate change: the change in worldwide weather patterns
  • to die out: see ‘to become extinct’
  • endangered species: categories of animals or plants that are in danger of becoming extinct
  • energy conservation: the careful management of energy resources to ensure they last as long as possible
  • environmentally friendly: behaviour and products that do not harm the environment
  • exhaust fumes: the toxic gases given off by vehicles powered by petrol
  • flash floods: floods that happen quickly
  • fossil fuels: energy resources like gas and oil that are produced deep below the ground over millions of years
  • future generations: the people who live after us
  • to get back to nature: to live a life that is closer to nature
  • global warming: the increasing temperature of the world brought about by gases such as carbon dioxide
  • heavy industry: the manufacture of heavy articles and materials in large numbers
  • humanitarian aid: the act of showing support to people struggling to survive
  • impact on: the effect on
  • loss of habitat: the decline in areas of land where animals and plants would normally exist
  • man-made disaster: widespread damage or loss of life brought about by the action of humans
  • natural disaster: an event such as an earthquake,  flood or hurricane which causes widespread damage or loss of life
  • natural environment: the place where animals and plants would normally be found in nature
  • the natural world: the world of nature
  • oil spill: waste usually deposited in the seas and oceans after an accident at sea
  • poaching: to hunt and kill wild animals illegally
  • pollution levels: the amount of toxic waste
  • pressure group: a group of people who try to raise awareness of issues and try to affect the views and actions of people and organisations
  • toxic waste: poisonous, unwanted rubbish often produced by industrial processes
  • wildlife conservation: to protect animals and plants and their habitats


IELTSスピーキング―試験官はここをチェックしている! 評価基準(1)

IELTSスピーキング 試験官はここをチェックしている! ディスコースマーカー

Fluency and coherence 流暢さと首尾一貫性

まずは、評価基準最初のカテゴリーFluency and coherence : 流暢さと首尾一貫性では、

試験官はここをチェックしています。


● 長いポーズ(沈黙)や言葉のつかえなしに自然なスピードで話しているか。

● 考えを明確に、同じことを繰り返さずに、わかりやすく伝えられているか。

● ディスコース・マーカー(繋ぎ語)を適切に使って話に一貫性があるか。


Fluencyとは、”速すぎず遅すぎない” 自然なスピードです。 残念なことに、受験者の中で、

早口になってしまい、減点される場合が多く見らえれます。 

頭にある、言いたいことが、整理できずに口が先に動いてしまい、結果として

聞きずらいスピーチとなるのです。


話の内容をアレンジしやすく、スムーズな回答ができるようにディスコース・マーカー(繋ぎ語)

を上手く使えるようにしてください。試験官はディスコース・マーカーが適切に使われて

いるかをチェックしていますので、普段から失敗を恐れずに使って試してみましょう。


慣れるまでは、ディスコース・マーカーの修正・アドバイスを専門講師から受ける練習法もお勧めです。

ディスコース・マーカー を使った回答例

質問: Does your name have a special meaning?


質問: What are some places of interest in your town?



質問: What are some places of interest in your town?


文と文をつなぐ際に論理的に関係を示す「ディスコース・マーカー」を挙げてみました。

■会話の流れを作る


  • Well
  • Uhh
  • Mmm
  • Oh
  • You know
  • I mean
  • Now


■論理的・構成的に話を伝える / 話題展開

  • 一般的な文 (General Statement)
    • Generally, …
    • In general, …
    • Generally speaking, …
    • As a rule, …
    • On the whole, …
    • In many cases, …


  • 対比 (Contrast)
    • but
    • however
    • yet
    • nevertheless
    • instead
    • oppositely
    • although
    • even though
    • while
    • whereas
    • even if
    • in spite of


  • 比較 (Comparison)
    • in contrast
    • on the other hand
    • while
    • whereas
    • however
    • yet
    • similarly
    • likewise
    • In the same way
    • unlike


  • 理由 (Cause)
    • because
    • since
    • as
    • because of
    • thanks to
    • due to


  • 効果 (Effect)
    • now that
    • therefore
    • so
    • thus
    • hence
    • consequently


  • 付加/追加 (Addition)
    • in addition
    • besides
    • moreover
    • then
    • also furthermore


  • 再説明 (Explanation Rephrase)
    • in other words
    • that is to say
    • i.e.
    • namely
    • to put it differently
    • in short


  • 制限 (Limitation)
    • As far as I know
    • As far as I am concerned


  • 例 (Example)
    • for example
    • for instance
    • to illustrate


  • リスト (Listing)
    • First
    • Second
    • Third
    • To begin with


  • 要約 (Sum-up)
    • To conclude
    • To sum up
    • To summarize
    • In short
    • In brief
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