
💡今回のイディオム
“pull the plug”
“pull the plug” は直訳すると「プラグを引き抜く」ですが、比喩的には 「中止する」「打ち切る」「支援をやめる」 という意味で使われます。
特に、プロジェクト・計画・サービスなどを途中でやめる ときによく使われます。
日本語で言うと「見切りをつける」「幕を引く」に近いニュアンスです。
⚙️語源について
この表現の起源は、機械や電気機器の電源コード(plug)を抜く 行為から来ています。
電源を抜けば機械は止まりますよね。それが転じて、
「支援や供給を止めて動きを止める」=「計画や活動を終わらせる」
という意味になりました。
また、医療現場では「生命維持装置のプラグを抜く」ことから、
“pull the plug” が「(最終的に)中止する」という強い決断を表す比喩としても使われます。
🗣使い方をチェック!
例文①
💬 The company decided to pull the plug on the new app because of poor sales.
→ 売り上げが伸びなかったため、会社は新アプリの開発を中止した。
例文②
💬 After months of discussion, they finally pulled the plug on the project.
→ 数か月の議論の末、ついにそのプロジェクトを打ち切った。
例文③
💬 If investors pull the plug, the startup won’t survive.
→ 投資家が支援をやめたら、そのスタートアップは生き残れないだろう。
🎯ポイント解説
“pull the plug” は 「自発的に終わらせる」 というニュアンスがあります。
誰かに強制されて終わるよりも、「判断して止める」 という感じです。
また、「支援を止める」という意味では、企業・投資・政治などのフォーマルな文脈でもよく使われます。
カジュアルな会話からニュース記事まで幅広く使える万能イディオムです。
🔄似たような表現
- call it off:予定やイベントを「中止する」
- put an end to:何かを「終わらせる」「決着をつける」
- shut down:機械や事業を「停止する」
これらも使う場面によって “pull the plug” と近い意味になりますが、
“pull the plug” は「支援をやめて停止させる」点で、より決断的でドラマチックな表現です。
計画を立てるのも大事ですが、「思い切ってプラグを抜く勇気」も時には必要です。
“pull the plug” は、そんな冷静な判断を表す英語のひとことです。
















