TOEFL Primary Course Summary (概要)➤
▮ TOEFL Primary® テストについて
TOEFL Primary® Step 1・Step 2 は、CEFR A1未満~B1レベルの英語運用能力を測る
TOEFL®ファミリーのファーストステップです。
- 世界の英語を母語としない小中学生を主な対象にデザインしていますが、英語運用能力の「伸び」を世界基準で測定したい方に幅広くご活用されています。
- 結果は合否ではなく、スコアとバンドレベル(段階別評価)で表示されます。このスコアは、国際的な評価基準であるCEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)および、リーディングスコアは英語読書力を示すLexile®指数とも連動しています。
- 受験者の英語運用能力の「伸び」を測定して、次の目標を持たせることを目的としています。英語を学ぶ子どもたちにとって、世界に飛び出す「ファーストステップ」としてご活用いただけます。
TOEFL Primary®は「英語運用能力」を測るテスト。どれだけ覚えたか?ではなく、どれだけ使えるか?を測定できる問題づくりがなされています。TOEFL Primary®は、習熟度によってStep1とStep2にわかれ、自分のレベルにあわせたテストを選べます。
出典: TOEFL Primary®
▮ 3種類のテスト
TOEFL Primary®はレベルや目的によって更に3種類に分けられますが、まず『リスニング』と『リーディング』の力を測定できるのがTOEFL Primary® Step1とTOEFL Primary® Step2です。
● Step1:簡単な単語や文章、よく使われる言い回しなどを正しく理解できるかどうかを問われる。メニューやスケジュール、ポスターなどから情報を読み取るなど実践的な出題もあります。
● Step2:Step1よりもレベルアップした内容。登場する単語数が増えて文章も長く複雑になり、ややアカデミックな話題なども取り上げられます。
どちらもテストの構成はリーディング約30分+リスニング約30分で、三択マークシート方式のペーパー方式とCBT(Computer Based Testing) 2つのテスト形式があります。
<テスト形式>
・ペーパーベース・三択マークシート方式
・CBT (Computer Based Testing)
スコアに加えて、Step1なら星の数(1~4個)、Step2はバッジの数(1~5個)でレベル分けが表示されるので、子どもにとっても自分のレベルが直感的に理解しやすくなっています。
<TOEFL Primary Step1で測定される能力は以下のとおりです>
▮ リーディング
- 簡単な単語を認識することができる。
- 簡単な文章を理解することができる。
- あるテーマについて2~4行の簡単な文章を理解することができる。
- メニュー、スケジュール、ポスターなどから情報を見つけ出すことができる。
- 日常に関するテーマについて書かれた約75語のパラグラフを理解することができる。
- 文章や段落の中で情報を見つけ、関連付けることができる。
▮ リスニング
- 簡単な単語を認識することができる。
- 家や学校での簡単な指示を理解することができる。
- よく使われる言い回しや表現などを理解することができる。
- 短い日常的な会話の詳細を確認することができる。
- 約50語からなる、留守番電話のメッセージやクラスルーム・アナウンスの目的を理解することができる。
<TOEFL Primary Step2で測定される能力は以下のとおりです>
▮ リーディング
- 複雑な文書やあまり馴染みのない単語を含む文章を理解することができる。
- メニュー、スケジュール、ポスターなどから情報を見つけ理解することができる。
- 一連の指示を理解することができる。
- 約250語からなる物語を理解することができる。
- アカデミックな話題について書かれた文章を理解することができる。
- 長い文章中から様々な情報を見つけ、関連付けることができる。
- 結果を推論し、導き出すことができる。
▮ リスニング
- あまり馴染みのない単語を含む会話やメッセージを理解することができる。
- 約250語からなる物語や簡単なアカデミックな文章を理解できる。
- 先生の指示、メッセージ、物語、対話、会話および簡単でアカデミックな文章などの情報を関連付けることができる。
- 会話を聞いて結果を推論し、導き出すことができる。
もう一つは『スピーキング』に特化したTOEFL Primary® Speakingで、こちらは英語初級者向けになっており簡単な内容を口頭で受け答えするテストになります。
「まだ英語の勉強を始めたばかりなのにスピーキングテストなんて大丈夫かな?」と思われるかもしれませんが、スピーキングテストの題材は日常生活に関するものです。
例えば登場人物の感情や心情の表現であったり人や物・動物の動きの描写など、お子さんでも試験問題を把握しやすい内容になっています