IELTSスピーキング 試験官はここをチェックしている! Connotation

Lexical Resource / Vocabulary 語彙の豊富さ(D)
「状況にふさわしい言葉を選んで使うことができるか(connotation)」
単語は3つのconnotation (negative, neutral, positive)のどれかに当てはまります。
受験者が好意的(positive)な意味で使った単語がネガティブな単語であったりすると、
語彙力の不足と判断されてしまいますので注意が必要です。
例えば、「あまり動かない人」について話すときに「lazy」とするか、「inactive」とするか、「laid-back」とするかでニュアンスが変わってきます。そのニュアンスを理解したうえで使えているかどうかが試されます。
また、友人の体系(body )について話すときに「She is thin」と言えば、試験官は痩せているとだけ理解します、thinは、それ以上の表現ではありませんが、「she is skinny」と言うと、友人が痩せすぎている(から心配だ)とネガティブな発言と理解してしまいます。 一方で「she is slim」と言えば、あなたが友人の体系を好意的(positive)に思っていると理解します。

■ IELTSでなぜ重要?
IELTSスピーキングでは、「語彙の豊かさ(Lexical Resource)」の一環として、語彙の使い方の正確さと自然さが評価されます。
特に、文脈にふさわしいconnotationを持つ語彙を使えるかどうかは、バンドスコア7以上を目指す上で重要なポイントです。
■ 具体例で理解しよう!
例1:旅行について話す場面
質問:What kind of places do you like to travel to?
✗ 不適切な例:
I like to travel to cheap places because I don’t want to spend much money.
→ “cheap” は「安っぽい・質が悪い」というネガティブな含みを持つことがあり、やや不適切。
✓ 適切な例:
I prefer to travel to affordable places because I try to keep my expenses low.
→ “affordable” は「手ごろな価格で良いものが得られる」というポジティブなconnotation。
例2:人の性格を説明する場面
質問:Describe a friend you admire.
✗ 不適切な例:
He is very childish sometimes, but he makes me laugh.
→ “childish” は「子供っぽくて未熟」というネガティブな意味合い。
✓ 適切な例:
He is very childlike, always curious and full of energy, and he makes me laugh.
→ “childlike” は「純真で無邪気」というポジティブなconnotation。
■ 試験対策のヒント
- よく使う形容詞や動詞の類義語とそのニュアンスを学びましょう
例:angry → annoyed(軽い)/furious(強い)/irritated(イライラ) - 例文ごと覚えて、使い分けの感覚を養いましょう
- ネイティブのスピーチやYouTubeの会話などで語感に慣れるのも効果的です
■ まとめ
IELTSスピーキングで高得点を狙うには、**語彙の量だけでなく「質と使い方」**が重要です。
同じ意味でも、文脈に合ったconnotationを持つ語を選べることが、自然な英語運用力として評価されます。
Connotation (含意) の例
