IELTS対策コラム

IELTSライティング「プロンプトの論理的な分析と柔軟な思考」-具体例


IELTSライティングで上級者が守るべきルール

プロンプトの論理的な分析と柔軟な思考


IELTSライティングでは、出題されるプロンプト(問題文)を正確に理解し、論理的に分析した上で、柔軟に意見やアイデアを展開するスキルが求められます。以下に具体例を挙げて説明します。


1. プロンプトの論理的な分析

プロンプトの内容をしっかりと読み取り、求められていることを明確に理解することが重要です。特にキーワードや問いのタイプ(意見論述型、議論型、解決策提案型など)に注目します。

● 具体例

※ プロンプト:
Some people believe that governments should spend money on public transportation instead of building new roads. To what extent do you agree or disagree?

※ キーワードを分析:

governments: 政府が主体。
spend money on public transportation: 公共交通機関への投資。
building new roads: 新しい道路の建設との対比。

※ 問いのタイプ:

「どの程度同意するか」を問う意見論述型。

分析結果:

公共交通機関の利点、道路建設の利点を比較し、自分の立場を論じる必要がある。


2. 柔軟な思考

論理的に分析した後、幅広い視点でアイデアを展開します。一面的な意見ではなく、賛成と反対の両方を考慮する柔軟性がポイントです。

● 具体例

※ 賛成の視点:

公共交通機関の改善により、都市部の交通渋滞が緩和される。
環境負荷の軽減(例:バスや電車の利用増加によるCO2削減)。

※ 反対の視点:

新しい道路が必要な地域では、経済発展や物流の改善に貢献する。
公共交通機関がすべての地域にとって有効とは限らない。

※ 柔軟な結論:

「公共交通機関の改善は環境に有益だが、地域によっては道路建設も同様に重要であるため、両者にバランス良く投資することが望ましい。」



3. 実践のコツ

問いを再構成する: 自分の言葉で問いを言い換え、主張がずれないようにする。

例:「Should governments prioritize public transportation?」
アイデアの優先順位をつける: 最も重要なポイントを先に述べる。
例を交える: 実際の政策や事例を挙げることで説得力を高める。



まとめ

IELTSライティングで上級者になるためには、プロンプトを論理的に分析してから、柔軟に視点を広げることが必要です。これにより、説得力がありバランスの取れたエッセイが書けるようになります。