英語4技能対策

ネイティブのリアル英語 : red tape お役所仕事

アメリカ人が毎日使うスラング・イディオムを学ぶ!

ネイティブのように話せるようになるのも”in no time”(あっという間)!

ネイティブのリアル英語  

  red tape  お役所仕事


「  お役所仕事 」って英語ではどう言うんでしょか?


アメリカでは  ”   red tape といいます。


例文

Due to the red tape, registrations usually take time.

お役所仕事のせいで、登録はいつも時間がかかる。




red tape」直訳すれば赤いテープという意味ですが、

英語のイディオムは「形式的な手続き」「官僚主義的手続き」といった意味です。


「非効率で時間がかかる形式的な手続き」といった意味合いで

「お役所仕事」的な意味で使われています。


もともと、イギリスで公文書などを縛るのに赤い紐が使われていたことから

red tape」が「形式的な手続き」「官僚主義的手続き」といった意味で

使われるようになったと言われています。


通常、red tapeは軽蔑的な意味合いをこめて使われています。

特に、企業が政府と仕事するときによく使われているフレーズです。




red を使った 他の慣用句・表現」


● roll out the red carpet : 歓迎する
● red-letter day : 記念日・祭日
● be in the red : 赤字になる
● red-eye : 夜行便
● see red : 激怒する
● catch red-handed : 現行犯逮捕する


「    red tape  お役所仕事 」習得・攻略


ネイティブのリアル 英語:

You wouldn’t believe all the red tape I had to go through just to order more ink for the printer!




学校で教わる英語:

  You wouldn’t believe all the official forms and complicated procedures I had to go through just to order more ink for the printer!



ネイティブのリアル発音:

   Ya wouldn’ b’lieve all the red tape I had da go through jus’ ta order more ink fer the prin(t)er!


同義語、類義語

official rules and processes that seem unnecessary and delay results



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Request for lesson (レッスンへのご要望)

Request for lesson (レッスンへのご要望)


レッスン全般に関わるご要望がございましたら、マイページ「カスタマーサポート」まで

お申し付けください。


教材の指定、レッスンコースの変更、期日限定の希望など、レッスンの細かいご要望は、

講師への連絡」からご指示ください。


Request for lesson (レッスンへのご要望) サンプル


● 文法を中心に修正してほしい

● 発音を矯正してほしい

● なるべくチャットボックスを使い、語彙、文法の指導をしてほしい

● レッスンの速度をゆっくり、理解できるまで次に進まないでほしい

● レッスン開始時のあいさつは短く、すぐにレッスンを開始してほしい



ご要望内容は全講師が共有致します。

ご要望は、レッスン全般に関わる内容で、レッスン毎に変更はできません。

教材の指定、レッスンコースの変更、期日限定の希望など、レッスンの細かいご要望は、

講師への連絡」からご指示ください。


また、ご要望は、苦手な箇所の解消、レッスンの進め方等で1,2点に絞ってご指示

いただければ幸いです。 ご要望が多いと、レッスン進行の妨げにもなりますので

ご留意ください。


尚、ご要望は後日、変更、削除も可能でございます。 変更、削除をご希望の際は、

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マイページからご確認いただけます。


英検1級 ライティング完全攻略

英検1級のライティングは、与えられたTOPICについて自分の主張と

それをサポートする理由を英作文します。


与えられるTOPICは、解答者の意見を Yes か No かで問うタイプと、

Agree か Disagree かを選ばせるタイプの、どちらかであることがほとんどです。


多くは、「発展途上国にとって経済発展は環境保護よりも優先されるべきか」など、社会性が高く、

賛否両論の分かれる話題です。


自分の主張を支える理由を3つ挙げることと、序論、本論、結論という構成

なっていることが要件です。


4つの評価ポイント

英検1級のライティングは以下の4つの観点で採点されます。

①内容
課題で求められている内容が含まれているか

②構成
英文の構成や流れが分かりやすく論理的か

③語彙
課題に相応しい語彙を正しく使えているか

④文法
文構造にバリエーションがあるか、それらを正しく使えているか

適切に応答した内容になっているかどうかです。


第1の観点「内容」で最も大事なポイントは、TOPICを正しく理解し、それに対して


課題とは異なる趣旨のエッセイを書くと、たとえ英語としては正しい文章を書いていても、

0点になることもあります。ですから読み違えないよう、問題文とTOPICは慎重に読みましょう。


また、自分の主張の根拠となる理由を3つ挙げなければいけません。


次の観点「構成」は、自分の主張とその理由をわかりやすく論理的に書けているかがポイントです。

問題文で指示されているとおり、エッセイ全体を序論、本論、結論という構成にすることが必要です。

また、各パラグラフは、核となるトピック・センテンスと、それを支えるサポーティング・

センテンスで構成されているのが理想的です。


パラグラフ内の文章も、つなぎ語を効果的に使うなどして、読みやすく論理的に

配置されていなければいけません。


3つめの観点「語彙」は、課題に相応しい語彙を適切な語法で使えているかを見ます。

同じ語句や表現を繰り返さずに、別の表現などで言い換えていることが評価されます。


最後の観点「文法」は、文法的に正しい文を書けているかです。

文型やパンクチュエーションの観点からも評価されます。


文構造のバリエーションも重要なので、同じ主語を連続して使うことは避け、

無生物主語や受動態など多様な文型を駆使しましょう。


解答形式


5パラグラフのエッセイ形式で解答します。語数の目安は200〜240語です。

それぞれのパラグラフに含む内容を解説していきます。


Introduction(序論)第1パラグラフ


TOPICに対する自分の主張(意見)を述べます。


Body(本論)第2〜4パラグラフ


自分の主張をサポートする根拠や具体例をあげます。


Firstly, …..
Secondly, …..
Lastly, …..


などを使って、第1パラグラフで書いた自分の主張(意見)をサポートする3つ根拠を、

3つのパラグラフに分けて書きます。


Conclusion(結論)第5パラグラフ


自分の主張(意見)を再度、表現を変えて述べます。




頻出トピックの傾向

出題されるトピックは、下記のように多岐にわたりますが、特に国際関係・環境問題・

健康&医療・教育に関するトピックがよく出題される 傾向 にあります。


● 出題されるトピック

経済・国際・世界平和・アジア諸国と日本・アメリカと日本・宇宙開発・環境問題・

エネルギー問題・感染症・テロ・大量破壊兵器・教育・スポーツ(特にオリンピック)・

移民問題・権利の侵害・死刑の是非・民主主義国家・クローン技術


問題例:

• Write an essay on the given TOPIC.
• Give THREE reasons to support your answer.
• Structure: introduction, main body, and conclusion.
• Suggested length: 200-240 words
• Write your essay in the space provided on Side B of your
answer sheet. Any writing outside the space will not be graded.


TOPIC
Agree or disagree: Global overpopulation is a serious threat to the
future of humankind


回答例:

There are numerous reasons why overpopulation threatens the future of humankind. But I believe the gravitas of the issue can be understood best by considering the impact unrestricted population growth has on economies, resources, and the environment.


Firstly, statistics indicate that population growth correlates negatively with economic performance. Experts attribute impressive economic growth to citizens’ high level of savings and investments. However, people in countries with growing populations tend to have large families, and many of these households are unable to save money or make investments due to increased living costs, which impacts economic development.


Furthermore, the strain on resources from overpopulation can manifest itself in many ways. Food shortages, for example, still affect many poorer countries. Attempts to improve agricultural yield in answer to greater demands of larger populations are hampered by limited land space, and with the earth’s finite capacity to produce such resources, the problem will likely worsen.


Finally, environmental degradation caused by overpopulation cannot be ignored. Humans’ reliance on the planet has intensified in the wake of population booms over the last century, as evidenced by environmental issues such as climate change. While solutions are frantically being researched, many believe the damage to nature may be irreversible.

Clearly, without some measure of population restriction, the future appears bleak. Stagnated economies, resource exhaustion, and a withered earth are just some of the issues we must resolve if we are to leave a legacy of hope for later generations. (271 words)

英検1級 ライティング完全攻略

英検1級のライティングは、与えられたTOPICについて自分の主張と

それをサポートする理由を英作文します。


与えられるTOPICは、解答者の意見を Yes か No かで問うタイプと、

Agree か Disagree かを選ばせるタイプの、どちらかであることがほとんどです。


多くは、「発展途上国にとって経済発展は環境保護よりも優先されるべきか」など、社会性が高く、

賛否両論の分かれる話題です。


自分の主張を支える理由を3つ挙げることと、序論、本論、結論という構成

なっていることが要件です。


▮ 配点と4つの評価ポイント


英検1級の英作文は、以下の4つの評価基準から採点されます。

それぞれの評価基準に0~8点が配点されており、合計32点満点です。


各技能バランスよく得点して合格するには、24点程度を目標とするとよいでしょう。

この点数がCSEスコアに変換され、リーディング・リスニングのCSEスコアと合算されて

一次試験の合否が決まります。


▮ 英検1級 英作文 4つの評価基準

①内容
課題で求められている内容が含まれているか

②構成
英文の構成や流れが分かりやすく論理的か

③語彙
課題に相応しい語彙を正しく使えているか

④文法
文構造にバリエーションがあるか、それらを正しく使えているか

適切に応答した内容になっているかどうかです。


第1の観点「内容」で最も大事なポイントは、TOPICを正しく理解し、それに対して


課題とは異なる趣旨のエッセイを書くと、たとえ英語としては正しい文章を書いていても、

0点になることもあります。ですから読み違えないよう、問題文とTOPICは慎重に読みましょう。


また、自分の主張の根拠となる理由を3つ挙げなければいけません。


次の観点「構成」は、自分の主張とその理由をわかりやすく論理的に書けているかがポイントです。

問題文で指示されているとおり、エッセイ全体を序論、本論、結論という構成にすることが必要です。

また、各パラグラフは、核となるトピック・センテンスと、それを支えるサポーティング・

センテンスで構成されているのが理想的です。


パラグラフ内の文章も、つなぎ語を効果的に使うなどして、読みやすく論理的に

配置されていなければいけません。


3つめの観点「語彙」は、課題に相応しい語彙を適切な語法で使えているかを見ます。

同じ語句や表現を繰り返さずに、別の表現などで言い換えていることが評価されます。


最後の観点「文法」は、文法的に正しい文を書けているかです。

文型やパンクチュエーションの観点からも評価されます。


文構造のバリエーションも重要なので、同じ主語を連続して使うことは避け、

無生物主語や受動態など多様な文型を駆使しましょう。


▮ 英検1級 英作文 1次試験合格基準


英検1級の英作文は、一次試験・筆記の大問4として出題されます。

出題数はわずか1問ですが、英検1級の一次試験に合格するためには、

この1問で一定以上の点数をとらなければいけません。


というのも、英検の一次試験では、リーディングとライティング、リスニング

の各技能にCSEスコアが850点ずつ割り当てられているからです。


すなわち、英作文のこの1問が、一次試験の1/3のウェイトを占めているということになります。


▮ 解答形式


5パラグラフのエッセイ形式で解答します。語数の目安は200〜240語です。

それぞれのパラグラフに含む内容を解説していきます。


Introduction(序論)第1パラグラフ


TOPICに対する自分の主張(意見)を述べます。


Body(本論)第2〜4パラグラフ


自分の主張をサポートする根拠や具体例をあげます。


Firstly, …..
Secondly, …..
Lastly, …..


などを使って、第1パラグラフで書いた自分の主張(意見)をサポートする3つ根拠を、

3つのパラグラフに分けて書きます。


Conclusion(結論)第5パラグラフ


自分の主張(意見)を再度、表現を変えて述べます。




頻出トピックの傾向

出題されるトピックは、下記のように多岐にわたりますが、特に国際関係・環境問題・

健康&医療・教育に関するトピックがよく出題される 傾向 にあります。


● 出題されるトピック

経済・国際・世界平和・アジア諸国と日本・アメリカと日本・宇宙開発・環境問題・

エネルギー問題・感染症・テロ・大量破壊兵器・教育・スポーツ(特にオリンピック)・

移民問題・権利の侵害・死刑の是非・民主主義国家・クローン技術


問題例:

• Write an essay on the given TOPIC.
• Give THREE reasons to support your answer.
• Structure: introduction, main body, and conclusion.
• Suggested length: 200-240 words
• Write your essay in the space provided on Side B of your
answer sheet. Any writing outside the space will not be graded.


TOPIC
Agree or disagree: Global overpopulation is a serious threat to the
future of humankind


回答例:

There are numerous reasons why overpopulation threatens the future of humankind. But I believe the gravitas of the issue can be understood best by considering the impact unrestricted population growth has on economies, resources, and the environment.


Firstly, statistics indicate that population growth correlates negatively with economic performance. Experts attribute impressive economic growth to citizens’ high level of savings and investments. However, people in countries with growing populations tend to have large families, and many of these households are unable to save money or make investments due to increased living costs, which impacts economic development.


Furthermore, the strain on resources from overpopulation can manifest itself in many ways. Food shortages, for example, still affect many poorer countries. Attempts to improve agricultural yield in answer to greater demands of larger populations are hampered by limited land space, and with the earth’s finite capacity to produce such resources, the problem will likely worsen.


Finally, environmental degradation caused by overpopulation cannot be ignored. Humans’ reliance on the planet has intensified in the wake of population booms over the last century, as evidenced by environmental issues such as climate change. While solutions are frantically being researched, many believe the damage to nature may be irreversible.

Clearly, without some measure of population restriction, the future appears bleak. Stagnated economies, resource exhaustion, and a withered earth are just some of the issues we must resolve if we are to leave a legacy of hope for later generations.  (271 words)

TOEIC Speaking 試験対策


以下はTOEIC S&Wで測定される英語力レベルを、CEFRおよび英検に換算した表になります。




TOEICスピーキングテストは大問5問に対し合計11問の問題で、

以下のように構成され、配点が決められています。


各問題の内容・配点・評価基準

TOEIC Speaking を10点上げるのに必要な時間を40時間と推定しました。


●  TOEIC Speaking  80点から100点に上げるのに必要な時間  ➡ 80時間

●  TOEIC Speaking  100点から120点に上げるのに必要な時間 ➡ 80時間

●  TOEIC Speaking  120点から140点に上げるのに必要な時間 ➡ 80時間

●  TOEIC Speaking  140点から160点に上げるのに必要な時間 ➡ 80時間

●  TOEIC Speaking  160点から180点に上げるのに必要な時間 ➡ 80時間

脳科学に基づくリスニング学習法「シャドーイング」 完全攻略

シャドーイングとは?



「シャドーイング(Shadowing)」は、英語を聞きながら、1、2語遅れで音声のあとを

追いかける練習方法です。


聞こえてくる音声を影(シャドー)のように追いかけることから、この名称になりました。


シャドーイングを正しく実践することで、リスニング力だけでなく、

スピーキング力もアップすると言われています。


シャドーイングの効果 1. リスニング


シャドーイングが最も効果を発揮するのは、「リスニングスキルの向上」です。


人間の脳は、自分が発声できない音は、音と認識できません。

そのため、発声できない音声は、発音(英語)が聞き取れません。


なので、シャドーイングによる正しい発声トレーニングがリスニング向上になるのです。


英語を正しくリスニングするには、「音を聞いて(音声知覚)」「意味を理解する(意味理解)

という2つのステップがあります。


これは、母語であっても第二言語であっても同じです。


ステップ 1.耳から入った音声を単語として認識【音声知覚】


ステップ 2. 語彙や文法知識、背景知識などをもとに意味内容を理解【意味理解】


まずは、音声知覚で単語を聞き取り、そのあとに、頭のなかにある語彙や文法知識

などを使って内容を理解します。


ではなぜ、母語では音声を聞いたと同時に理解ができるのに、 英語が第二言語

のリスニングとなると、理解が難しくなるのでしょう。


実は脳内のワーキングメモリ(作業記憶)のなかで「音声知覚」と「意味理解」

は競合しているという点です。

ワーキングメモリとは、情報を一時的に記憶し、

保持する能力のことを指しますが、このワーキングメモリの中には

一定量の情報しかとどめておくことができません。


そのため、英語をリスニングしているときに、英語を正しく聞き取ろうと

意識を集中することで音声知覚(何と言っているのかを把握すること)

メモリ資源をたくさん消費してしまうと、そのぶん意味理解(どんな意味なのか

を把握すること)に使用できるメモリ資源が少なくなってしまい、

結果としてうまく聞き取れなかったということが起こります。


これには、脳の「ワーキングメモリ(一時的に情報を脳に保持し、処理する能力)」

が関係しているのです。


つまり、リスニング力を高めるためには、できる限り音声知覚に使用するメモリを減らし、

意味理解にたっぷりとメモリを使える状態にすることが重要となります。

そこで役立つのが「シャドーイング」のトレーニングなのです。


シャドーイングによる音声知覚を「自動化」後のワーキングメモリ


英語初心者のリスニング時のワーキングメモリ



シャドーイングでは、すべての単語とその発音を正確にとらえる必要がありますから、

音声知覚のプロセスを集中的に鍛えることができます。


そして音声知覚が鍛えられ、自動化される(考えなくてもすぐにできる状態になる)と、

ワーキングメモリのリソースを理解に回せるので、リスニング力が向上するのです。


シャドーイングの効果 2. スピーキング


シャドーイングはスピーキングスキルまでも向上させます。

その理由を見てみましょう。


スピーキングには3つのプロセスがあり、以下の順で進行しています。


プロセス1. 話そうと思うメッセージをつくる【概念化】


プロセス2. 単語や文法知識を用いて、頭のなかで言葉にする【言語化】


プロセス3. 実際に声に出して発音する【調音】


まずは【概念化】。ここでは伝えたいメッセージを思い浮かべます。


次に【言語化】で、脳内に記憶されているメンタルレキシコン(心的辞書)にある、

さまざまな言語情報を参照し文章をつくり上げます。


この言語化のとき、発音やアクセントなども頭のなかでシミュレーションします。


そして最後の【調音】で、口の開き加減や舌の使い方を調整し、

物理的に声を出して発声します。


シャドーイングは、【言語化】と【調音】のプロセスを、何度もリハーサルする

ことになるので、スピーキング力が鍛えられるのです。


また、シャドーイングは発音だけでなく、リズムや息継ぎの場所までコピーするので、

練習するうちに、英語の正しい発音やアクセント、文の抑揚なども習得できます。


シャドーイングの正しいやり方



①自分に合ったレベルの教材を選定する


シャドーイングの教材を選ぶ際、自分の英語レベルに合った教材を選ぶことが重要です。

音声を聞いて内容が7~8割程度理解できるレベルの、少し易しめの教材を選ぶことが

挫折せずに続けるコツです。


また、興味や目的に合った教材を選ぶことも忘れずに。

仕事で英語が必要な方ならビジネス関連の教材、

IELTSの点数アップを狙う方ならIELTSの教材を選ぶなど工夫してください。


英語学習初級者の方は、映画やドラマではなくまずは英語学習者向けの教材を

選ぶことをおすすめします。


また教材は、音声にスクリプトと和訳があるものをお勧めします。


事前に音声のスクリプトを確認し、どんな内容なのか把握しましょう。


時間をかけてでも分からない単語や表現を調べ、音声が何を言っているか

しっかり理解できるようにすることで音声に集中することができます。



②「正しい音」でシャドーイングする



シャドーイングは、間違った音声(発声)でやると効果が半減します。


正しい音を反芻することで脳内にデータが蓄積していき、

音声の知覚能力の向上につながります。


シャドーイングを正しく行うには、音の変化を正しく理解することが重要です。


英語は日本語と全く異なる音の変化をするのが特徴です。


例えば「連結」とは、特定の子音と母音が連続した時に生じる音の変化を表します。


こういった音の変化がどのようになっているか注意深く聴きながら、「聴こえたまま」

発声することに集中しましょう。



③1教材に対して3~4日をかけて完全再現を目指す


リスニング力向上において不可欠なのが「音声データの蓄積」です。


しかし、毎日課題を変えてしまうと「新しい音源に慣れる」ことに労力を使ってしまい、

音声データの蓄積にまで至りにくくなります。


結果、せっかくやっているシャドーイングの効果が出づらくなります。


1つの教材を3~4日かけて発声を再現できるのがリスニング力向上に適しており、

正しい音の変化を耳に定着させるのにちょうど良い期間とされています。


それ以上やりすぎると文章を記憶してしまい、発声するトレーニングに適さなくなってきます。


3~4日かけてシャドーイングすることで、耳で音を捉えて期待する効果を発揮できます。



④ シャドーイングの具体的な流れ


①音源を聞く
②文章を読み、わからない単語や表現を調べて内容を理解する。
③シャドーイング
⑤振り返り


2日目以降
④シャドーイング
⑤振り返り


1.音源を聞く


いきなり初見の音を聞きながらシャドーイングをするのではなく、まず音源を

聞いてみましょう。音源のスピードやリズムを掴むのがポイントです。


また、「どのくらい聞き取れるか?」とリスニングトライをするのもシャドーイング

を進めていくと成長を感じられるポイントなのでおすすめです。


2.文章を読み、わからない単語や表現を調べて内容を理解する


シャドーイングは話の内容に積極的にフォーカスするトレーニングではありませんが、
このプロセスは必ず行いましょう。なぜなら、どの単語を発話しているかを

理解していないと、音声データを蓄積するのが難しいからです。


さらに、文章を読むことで副産物的に表現や語彙などの知識が蓄積される利点もあります。


3.シャドーイング:目安回数20回以上


シャドー(shadow : 影)という名の通り、スクリプト(台本)を見ずに、
音のみを頼りに1~2語遅れながら復唱(シャドーイング)をしていきます。


回数の目安は取れる時間にもよりますが、20回以上実施しましょう。

この時に注意したいのが「音マネ」にならないようにすることです。


必ず「音を聞く→脳内に単語をイメージできている→発話する」という流れで

実施しましょう。もし途中で部分的になんて言っているか全くわからなくなったり

した場合や、単語をイメージできなくなってしまった場合はスクリプトを随時確認

するのを推奨します。が、終始スクリプトを見続けながら実施するのはやめましょう。


もし見続けながらでしかできない場合は教材のレベルが難しすぎるかもしれません。


また、もし自分の声で音がかき消されてしまう場合には、元の音源の大きさを

大きくするか、イヤホンを片耳/両耳につけ実施するとやりやすくなりますよ。


4.振り返り



シャドーイングが終わったらその場でおわりではなく、最後に必ず録音をする

ようにしましょう。その際、自分の音声とお手本の音源を聴き比べ、音源に似せて

発話するにはどうしたらいいか?を確認しましょう。


2日目以降


2日目以降は前日の苦手だった箇所を確認後、上記の4~5のみを実施します。

同じ課題は3~4日ほど実施しましょう。(音声データを蓄積するため)


シャドーイングには、添削が必要


人間の脳は、自分が発声できない音は、音と認識できません。そのため、

発声できない音声は、発音(英語)が聞き取れません。


だから、シャドーイングにおける添削が重要です。


正しい発音でシャドーイングして初めて音として聞き取れる(認識できる)

ようになってきます。自分の発音が間違っているのか、英語のプロから

客観的な添削(アドバイス)を得ることがリスニング力向上につながります。

クリスマス・年末年始休講のご案内

日頃はマイチューターをご利用いただきありがとうございます。

さて、クリスマス・年末年始休講日につきまして、誠に勝手ながら、下記のとおりとさせていただきます。 皆様には大変ご不便とご迷惑をおかけしますが、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。

尚、休講中のご連絡、ご質問はマイページ「カスタマーサポート」及びホームページ「お問い合わせ」からメールにてご連絡くださいますようお願い申し上げます。

 

休講日

12月23日,24日,25日,31日、   1月1日、2日

 

1月3日(火)から通常通りとなります。

 

マイチューター事務局

リスニングが大幅UP!「ディクテーション」完全攻略

ディクテーション(dictation)とは、「流れてくる音声を聞いて、

聞いたとおりに書き起こす」学習法です。


英語学習においては、リスニング力向上のための訓練として取り入れられています。

英語学習者の方で、ディクテーションについて詳しく知らない方や、

リスニングが苦手で悩んでいる方は、ぜひ記事を最後までチェックしてみてください。


今回は、ディクテーションを使って英語能力を格段と向上させる方法を解説します。


1.ディクテーションとは?
2.ディクテーションのメリット
3.ディクテーションの正しいやり方


1.ディクテーションとは?


ディクテーションは聞こえた音を一語ずつ書き留めていく作業なので、

集中して音声を聞かないときちんと聞き取れずうまくいきません。


高い集中力を保つことができるという点で、

ディクテーションは英語学習に効果的なのです。


2.ディクテーションのメリット


ディクテーションのメリットは以下の3つです。


● 聞き取れない単語・熟語がピンポイントで分かる

● 聞き取れない原因が分かる

● リスニング力がアップする


聞き取れない単語・熟語がピンポイントで分かる


ディクテーションを行えば、聞き取れない単語や熟語がピンポイントで分かるようになります。


聞き取れない単語が分かったら、該当箇所を何度も聞いたり、

スピードをゆっくりにして聞くなどして、聞き取れるようになるまで何度も聞きましょう。


聞き取れない原因が分かる


ディクテーションを行えば、英語が聞き取れない原因が分かるようになります。


聞き取れない単語や熟語が、見覚えのある単語・熟語だった場合、

単語・熟語の発音を覚えられていない可能性が高いです。


また聞き取れない単語や熟語が、見たこともない単語・熟語だった場合、

単純に語彙力不足である可能性が高いです。


聞き取れない主な原因


  • 正しい発音を知らなかった
  • 音声変化のルールがわからなかった
  • 単語を知らなかった
  • 熟語を知らなかった
  • 文法的な理解があいまいだったために聞き取れなかった



知らない単語や熟語は大抵の場合、ディクテーションでは書き取れません。


単語帳や熟語帳で学ぶのではなく、ディクテーショントレーニングの中で

知らない語彙を1つずつインプットしていったほうが効率良く勉強できます。


また、教わったことのある英文法も多々出てくると思います。

ディクテーションで出てきたもので文法的にあいまいだったものを

文法書で復習することができます。



ディクテーションを継続的に行っていく中で、

語彙力不足だと分かった場合には、


ディクテーションに加えて語彙力を強化するために

単語帳を使った英語学習を行うべきです。


ディクテーションのデメリット


英語初心者には向いていない


ディクテーションは英語初心者には向いていません。


なぜならディクテーションは、放送される英語音声の8割以上が理解

できる英語レベルでなければ成り立たないからです。


放送される英語音声のほとんどが理解できない状態でディクテーションをしても、

ほとんどの英文を文字に書き起こすことができません。


ほとんどの英文を文字に書き起こすことができなければ、

復習すべき英単語の量が膨大になってしまいます。


1問1問にとてつもない時間がかかり、全く前進できません。


また復習の量が多すぎて手が回らず、英語学習に挫折してしまう方も多く現れるはずです。


ディクテーションをしても、ほとんどの音声を聞き取れないような英語初心者のうちは、

ディクテーションはおすすめできません。


まずは基礎的な英単語や英文法から学習すべきです。


リスニング力がアップする


多くの英語学習者は、リスニング問題を解く時に音声を一度聞き、

復習の時にもう一度聞くだけで、それ以上英語の音声をきくことはありません。


つまり最大でも2回しか同じ英語の音声を聞かないのです。

しかしディクテーションでは、一言一句聞き逃さないように

全力で英語の音声を聞きます。


1回で聞き取るのがベストですが、1回で聞き取れなかった場合は、

繰り返し何度でも英語の音声を聞きます。


よってリスニング力が鍛えられます。


3.ディクテーションの正しいやり方


ではディクテーションのやり方をご説明していきます。


ステップ① 英語音声を何度か聞いてみる


いきなりディクテーションを行う前に、2回から3回程度音声をリスニングします。


目的は耳を慣らすためなので、内容の詳細まで理解する必要はなく、

全体の雰囲気がわかれば大丈夫です。


だいたいの内容をつかみ、おおまかな全体像を把握しておいた方が余裕をもって取り組めます。

もちろん、ある程度自信のある方や慣れている方は

いきなり取り組むチャレンジをしても構いません。


この時点で紙とペンを用意しておきます。

ただし最近では、パソコンやスマホアプリを使ったディクテーションも可能です。

パソコンやスマホアプリを使ってディクテーションをする場合は、

キーボードを使って直接文字を入力するので、筆記用具は不要です。


音声はスピーカーよりイヤホンのほうが聞き取りやすいので、

機材の用意も万全にしておきます。


ステップ② 1文ごとに再生し、止めてから書き取る



書き取りは「1文ごと」を単位として取り組んでください。


音声を再生しながら、英文を一言一句紙に書き取っていきます。


スペルは正確に書き、a/anなどの冠詞、ofやinなどの前置詞も

聞き逃さないように注意してください。


文頭からピリオドまでを流したら、そこでいったん停止してから書き取ってください。

大切なことは、「停止するまではペンを動かさないこと」。

ひとまとまりの1文をしっかりと聞いてこそ、意味のあるディクテーションができます。


必ず、「聞きながら書かないこと」を徹底してください。

聞きながら同時にペンを動かしていると、書くことに意識が行ってしまい、

聞き逃す英語がどんどん増え、結果的に余計に時間がかかってしまうことになります。


また、意識が分散することで極端なぶつ切りのディクテーションに

なってしまうのもよくありません。


英語を英語として聞き、「こんな内容を伝える文だな」と理解できた上で

書き取ることを目指しましょう。


1文が長すぎる場合には、コンマや接続詞などいったん意味のまとまりが

区切れるところで切っても構いません。


ステップ③ 限界まで繰り返す


ディクテーションは何度も繰り返してください。

1回目は聞き逃したけれど2回目以降は聞き取れた、ということもあります。


もうこれ以上聞いても分からないという状態になるまで繰り返しましょう。


ステップ④ スクリプトを見て確認する


スクリプト(原稿)を見て、答え合わせをしてください。


聞き取れなかった部分や、聞き取ったつもりでいても実は間違えていた箇所などを確認し、
赤ペンなどで分かりやすくメモしておきましょう。


ステップ⑤ 問題点を探す



④で確認したところについて、何が問題で聞き取りに失敗したのか検証してください。


たとえば「そもそも知らない単語だった」「知っている単語なのに自分が思っていた発音

と違っていた」「発音の似た別の単語と聞き間違えた」「単語同士の音の連結に気づかなかった」など、

いろいろな課題が見えてくるはずです。


さらに音声の問題以外にも、自分が間違えた箇所では、

単語の語法や文構造がおかしいことに気が付くなど、

文法的な学びが得られることもありますので、細かくチェックします


ステップ⑥ 問題点を克服する訓練をする


⑤の検証結果をもとに、自分の問題点を克服する訓練をしてください。


訓練の基本は音読です。単語であれ音の連結であれ、自分で正しい発音

で言えるようになれば必ず聞き取ることができるようになります。


ステップ⑦ 後日、同じ音声で再ディクテーションする


数日から1週間程度開けてからもう一度同じ音声のディクテーションをしてください。


最初に取り組んだときには聞き取ることができなかった箇所を

正確に聞き取ることができるようになっていると確認できれば、

成長の証として大いに喜びましょう。


もし再度同じ失敗をするようであれば、改めて該当箇所を重点的に練習してください。

マイチューター ディクテーション レッスン お勧め講師

Lei先生、 Pam先生

 

 

「シャドーイング」 完全攻略

シャドーイングとは?



「シャドーイング(Shadowing)」は、英語を聞きながら、1、2語遅れで音声のあとを

追いかける練習方法です。


聞こえてくる音声を影(シャドー)のように追いかけることから、この名称になりました。


シャドーイングを正しく実践することで、リスニング力だけでなく、

スピーキング力もアップすると言われています。


シャドーイングの効果 1. リスニング


シャドーイングが最も効果を発揮するのは、「リスニングスキルの向上」です。


人間の脳は、自分が発声できない音は、音と認識できません。

そのため、発声できない音声は、発音(英語)が聞き取れません。


なので、シャドーイングによる正しい発声トレーニングがリスニング向上になるのです。


英語を正しくリスニングするには、「音を聞いて(音声知覚)」「意味を理解する(意味理解)

という2つのステップがあります。


これは、母語であっても第二言語であっても同じです。


ステップ 1.耳から入った音声を単語として認識【音声知覚】


ステップ 2. 語彙や文法知識、背景知識などをもとに意味内容を理解【意味理解】


まずは、音声知覚で単語を聞き取り、そのあとに、頭のなかにある語彙や文法知識

などを使って内容を理解します。


ではなぜ、母語では音声を聞いたと同時に理解ができるのに、 英語が第二言語

のリスニングとなると、理解が難しくなるのでしょう。


実は脳内のワーキングメモリ(作業記憶)のなかで「音声知覚」と「意味理解」

は競合しているという点です。

ワーキングメモリとは、情報を一時的に記憶し、

保持する能力のことを指しますが、このワーキングメモリの中には

一定量の情報しかとどめておくことができません。


そのため、英語をリスニングしているときに、英語を正しく聞き取ろうと

意識を集中することで音声知覚(何と言っているのかを把握すること)

メモリ資源をたくさん消費してしまうと、そのぶん意味理解(どんな意味なのか

を把握すること)に使用できるメモリ資源が少なくなってしまい、

結果としてうまく聞き取れなかったということが起こります。


これには、脳の「ワーキングメモリ(一時的に情報を脳に保持し、処理する能力)」

が関係しているのです。


つまり、リスニング力を高めるためには、できる限り音声知覚に使用するメモリを減らし、

意味理解にたっぷりとメモリを使える状態にすることが重要となります。

そこで役立つのが「シャドーイング」のトレーニングなのです。


シャドーイングによる音声知覚を「自動化」後のワーキングメモリ


英語初心者のリスニング時のワーキングメモリ



シャドーイングでは、すべての単語とその発音を正確にとらえる必要がありますから、

音声知覚のプロセスを集中的に鍛えることができます。


そして音声知覚が鍛えられ、自動化される(考えなくてもすぐにできる状態になる)と、

ワーキングメモリのリソースを理解に回せるので、リスニング力が向上するのです。


シャドーイングの効果 2. スピーキング


シャドーイングはスピーキングスキルまでも向上させます。

その理由を見てみましょう。


スピーキングには3つのプロセスがあり、以下の順で進行しています。


プロセス1. 話そうと思うメッセージをつくる【概念化】


プロセス2. 単語や文法知識を用いて、頭のなかで言葉にする【言語化】


プロセス3. 実際に声に出して発音する【調音】


まずは【概念化】。ここでは伝えたいメッセージを思い浮かべます。


次に【言語化】で、脳内に記憶されているメンタルレキシコン(心的辞書)にある、

さまざまな言語情報を参照し文章をつくり上げます。


この言語化のとき、発音やアクセントなども頭のなかでシミュレーションします。


そして最後の【調音】で、口の開き加減や舌の使い方を調整し、

物理的に声を出して発声します。


シャドーイングは、【言語化】と【調音】のプロセスを、何度もリハーサルする

ことになるので、スピーキング力が鍛えられるのです。


また、シャドーイングは発音だけでなく、リズムや息継ぎの場所までコピーするので、

練習するうちに、英語の正しい発音やアクセント、文の抑揚なども習得できます。


シャドーイングの正しいやり方



①自分に合ったレベルの教材を選定する


シャドーイングの教材を選ぶ際、自分の英語レベルに合った教材を選ぶことが重要です。

音声を聞いて内容が7~8割程度理解できるレベルの、少し易しめの教材を選ぶことが

挫折せずに続けるコツです。


また、興味や目的に合った教材を選ぶことも忘れずに。

仕事で英語が必要な方ならビジネス関連の教材、

IELTSの点数アップを狙う方ならIELTSの教材を選ぶなど工夫してください。


英語学習初級者の方は、映画やドラマではなくまずは英語学習者向けの教材を

選ぶことをおすすめします。


また教材は、音声にスクリプトと和訳があるものをお勧めします。


事前に音声のスクリプトを確認し、どんな内容なのか把握しましょう。


時間をかけてでも分からない単語や表現を調べ、音声が何を言っているか

しっかり理解できるようにすることで音声に集中することができます。



②「正しい音」でシャドーイングする



シャドーイングは、間違った音声(発声)でやると効果が半減します。


正しい音を反芻することで脳内にデータが蓄積していき、

音声の知覚能力の向上につながります。


シャドーイングを正しく行うには、音の変化を正しく理解することが重要です。


英語は日本語と全く異なる音の変化をするのが特徴です。


例えば「連結」とは、特定の子音と母音が連続した時に生じる音の変化を表します。


こういった音の変化がどのようになっているか注意深く聴きながら、「聴こえたまま」

発声することに集中しましょう。



③1教材に対して3~4日をかけて完全再現を目指す


リスニング力向上において不可欠なのが「音声データの蓄積」です。


しかし、毎日課題を変えてしまうと「新しい音源に慣れる」ことに労力を使ってしまい、

音声データの蓄積にまで至りにくくなります。


結果、せっかくやっているシャドーイングの効果が出づらくなります。


1つの教材を3~4日かけて発声を再現できるのがリスニング力向上に適しており、

正しい音の変化を耳に定着させるのにちょうど良い期間とされています。


それ以上やりすぎると文章を記憶してしまい、発声するトレーニングに適さなくなってきます。


3~4日かけてシャドーイングすることで、耳で音を捉えて期待する効果を発揮できます。



④ シャドーイングの具体的な流れ


①音源を聞く
②文章を読み、わからない単語や表現を調べて内容を理解する。
③シャドーイング
⑤振り返り


2日目以降
④シャドーイング
⑤振り返り


1.音源を聞く


いきなり初見の音を聞きながらシャドーイングをするのではなく、まず音源を

聞いてみましょう。音源のスピードやリズムを掴むのがポイントです。


また、「どのくらい聞き取れるか?」とリスニングトライをするのもシャドーイング

を進めていくと成長を感じられるポイントなのでおすすめです。


2.文章を読み、わからない単語や表現を調べて内容を理解する。


シャドーイングは話の内容に積極的にフォーカスするトレーニングではありませんが、
このプロセスは必ず行いましょう。なぜなら、どの単語を発話しているかを

理解していないと、音声データを蓄積するのが難しいからです。


さらに、文章を読むことで副産物的に表現や語彙などの知識が蓄積される利点もあります。


3.シャドーイング:目安回数20回以上


シャドー(shadow : 影)という名の通り、スクリプト(台本)を見ずに、
音のみを頼りに1~2語遅れながら復唱(シャドーイング)をしていきます。


回数の目安は取れる時間にもよりますが、20回以上実施しましょう。

この時に注意したいのが「音マネ」にならないようにすることです。


必ず「音を聞く→脳内に単語をイメージできている→発話する」という流れで

実施しましょう。もし途中で部分的になんて言っているか全くわからなくなったり

した場合や、単語をイメージできなくなってしまった場合はスクリプトを随時確認

するのを推奨します。が、終始スクリプトを見続けながら実施するのはやめましょう。


もし見続けながらでしかできない場合は教材のレベルが難しすぎるかもしれません。


また、もし自分の声で音がかき消されてしまう場合には、元の音源の大きさを

大きくするか、イヤホンを片耳/両耳につけ実施するとやりやすくなりますよ。


4.振り返り



シャドーイングが終わったらその場でおわりではなく、最後に必ず録音をする

ようにしましょう。その際、自分の音声とお手本の音源を聴き比べ、音源に似せて

発話するにはどうしたらいいか?を確認しましょう。


2日目以降


2日目以降は前日の苦手だった箇所を確認後、上記の4~5のみを実施します。

同じ課題は3~4日ほど実施しましょう。(音声データを蓄積するため)


シャドーイングには、添削が必要


人間の脳は、自分が発声できない音は、音と認識できません。そのため、

発声できない音声は、発音(英語)が聞き取れません。


だから、シャドーイングにおける添削が重要です。


正しい発音でシャドーイングして初めて音として聞き取れる(認識できる)

ようになってきます。自分の発音が間違っているのか、英語のプロから

客観的な添削(アドバイス)を得ることがリスニング力向上につながります。

IELTSリスニング「ディクテーション」完全攻略

ディクテーション(dictation)とは、「流れてくる音声を聞いて、

聞いたとおりに書き起こす」学習法です。


英語学習においては、リスニング力向上のための訓練として取り入れられています。

英語学習者の方で、ディクテーションについて詳しく知らない方や、

リスニングが苦手で悩んでいる方は、ぜひ記事を最後までチェックしてみてください。


今回は、ディクテーションを使って英語能力を格段と向上させる方法を解説します。


1.ディクテーションとは?
2.ディクテーションのメリット
3.ディクテーションの正しいやり方


1.ディクテーションとは?


ディクテーションは聞こえた音を一語ずつ書き留めていく作業なので、

集中して音声を聞かないときちんと聞き取れずうまくいきません。


高い集中力を保つことができるという点で、

ディクテーションは英語学習に効果的なのです。


2.ディクテーションのメリット


ディクテーションのメリットは以下の3つです。


● 聞き取れない単語・熟語がピンポイントで分かる

● 聞き取れない原因が分かる

● リスニング力がアップする

  (IELTSのリスニングでは、Part1とPart4で、聞こえてきた単語をそのまま

   抜き出すディクテーションに近い問題が必ず出題されます。)

● ライティング力がアップする (文法、スペルミスが改善されます)
  


聞き取れない単語・熟語がピンポイントで分かる


ディクテーションを行えば、聞き取れない単語や熟語がピンポイントで分かるようになります。


聞き取れない単語が分かったら、該当箇所を何度も聞いたり、

スピードをゆっくりにして聞くなどして、聞き取れるようになるまで何度も聞きましょう。


聞き取れない原因が分かる


ディクテーションを行えば、英語が聞き取れない原因が分かるようになります。


聞き取れない単語や熟語が、見覚えのある単語・熟語だった場合、

単語・熟語の発音を覚えられていない可能性が高いです。


また聞き取れない単語や熟語が、見たこともない単語・熟語だった場合、

単純に語彙力不足である可能性が高いです。


聞き取れない主な原因


  • 正しい発音を知らなかった
  • 音声変化のルールがわからなかった
  • 単語を知らなかった
  • 熟語を知らなかった
  • 文法的な理解があいまいだったために聞き取れなかった



知らない単語や熟語は大抵の場合、ディクテーションでは書き取れません。


単語帳や熟語帳で学ぶのではなく、ディクテーショントレーニングの中で

知らない語彙を1つずつインプットしていったほうが効率良く勉強できます。


また、教わったことのある英文法も多々出てくると思います。

ディクテーションで出てきたもので文法的にあいまいだったものを

文法書で復習することができます。



ディクテーションを継続的に行っていく中で、

語彙力不足だと分かった場合には、


ディクテーションに加えて語彙力を強化するために

単語帳を使った英語学習を行うべきです。


ディクテーションのデメリット


英語初心者には向いていない


ディクテーションは英語初心者には向いていません。


なぜならディクテーションは、放送される英語音声の8割以上が理解

できる英語レベルでなければ成り立たないからです。


放送される英語音声のほとんどが理解できない状態でディクテーションをしても、

ほとんどの英文を文字に書き起こすことができません。


ほとんどの英文を文字に書き起こすことができなければ、

復習すべき英単語の量が膨大になってしまいます。


1問1問にとてつもない時間がかかり、全く前進できません。


また復習の量が多すぎて手が回らず、英語学習に挫折してしまう方も多く現れるはずです。


ディクテーションをしても、ほとんどの音声を聞き取れないような英語初心者のうちは、

ディクテーションはおすすめできません。


まずは基礎的な英単語や英文法から学習すべきです。


リスニング力がアップする


多くの英語学習者は、リスニング問題を解く時に音声を一度聞き、

復習の時にもう一度聞くだけで、それ以上英語の音声をきくことはありません。


つまり最大でも2回しか同じ英語の音声を聞かないのです。

しかしディクテーションでは、一言一句聞き逃さないように

全力で英語の音声を聞きます。


1回で聞き取るのがベストですが、1回で聞き取れなかった場合は、

繰り返し何度でも英語の音声を聞きます。


よってリスニング力が鍛えられます。


3.ディクテーションの正しいやり方


ではディクテーションのやり方をご説明していきます。


まず初めに教材の選び方ですが、


ディクテーション教材を選ぶ際にまず大事なのは、自分の英語レベルよりも

少しやさしい難易度のものを選ぶこと。


具体的には、9割程度の文章や単語は聞き取れて、わからない部分も

推測しながら理解できる教材がおすすめです。


慣れてきたら、IELTS公式問題集を使います。

特に、ディクテーションの問題が出題される可能性の高い、Part1、Part4

音声を中心に進めましょう。


ステップ① 英語音声を何度か聞いてみる


いきなりディクテーションを行う前に、2回から3回程度音声をリスニングします。


目的は耳を慣らすためなので、内容の詳細まで理解する必要はなく、

全体の雰囲気がわかれば大丈夫です。


だいたいの内容をつかみ、おおまかな全体像を把握しておいた方が余裕をもって取り組めます。

もちろん、ある程度自信のある方や慣れている方は

いきなり取り組むチャレンジをしても構いません。


この時点で紙とペンを用意しておきます。

ただし最近では、パソコンやスマホアプリを使ったディクテーションも可能です。

パソコンやスマホアプリを使ってディクテーションをする場合は、

キーボードを使って直接文字を入力するので、筆記用具は不要です。


音声はスピーカーよりイヤホンのほうが聞き取りやすいので、

機材の用意も万全にしておきます。


ステップ② 1文ごとに再生し、止めてから書き取る



書き取りは「1文ごと」を単位として取り組んでください。


音声を再生しながら、英文を一言一句紙に書き取っていきます。


スペルは正確に書き、a/anなどの冠詞、ofやinなどの前置詞も

聞き逃さないように注意してください。


文頭からピリオドまでを流したら、そこでいったん停止してから書き取ってください。

大切なことは、「停止するまではペンを動かさないこと」。

ひとまとまりの1文をしっかりと聞いてこそ、意味のあるディクテーションができます。


必ず、「聞きながら書かないこと」を徹底してください。

聞きながら同時にペンを動かしていると、書くことに意識が行ってしまい、

聞き逃す英語がどんどん増え、結果的に余計に時間がかかってしまうことになります。


また、意識が分散することで極端なぶつ切りのディクテーションに

なってしまうのもよくありません。


英語を英語として聞き、「こんな内容を伝える文だな」と理解できた上で

書き取ることを目指しましょう。


1文が長すぎる場合には、コンマや接続詞などいったん意味のまとまりが

区切れるところで切っても構いません。


ステップ③ 限界まで繰り返す


ディクテーションは何度も繰り返してください。

1回目は聞き逃したけれど2回目以降は聞き取れた、ということもあります。


もうこれ以上聞いても分からないという状態になるまで繰り返しましょう。


ステップ④ スクリプトを見て確認する


スクリプト(原稿)を見て、答え合わせをしてください。


聞き取れなかった部分や、聞き取ったつもりでいても実は間違えていた箇所などを確認し、
赤ペンなどで分かりやすくメモしておきましょう。


ステップ⑤ 問題点を探す



④で確認したところについて、何が問題で聞き取りに失敗したのか検証してください。


たとえば「そもそも知らない単語だった」「知っている単語なのに自分が思っていた発音

と違っていた」「発音の似た別の単語と聞き間違えた」「単語同士の音の連結に気づかなかった」など、

いろいろな課題が見えてくるはずです。


さらに音声の問題以外にも、自分が間違えた箇所では、

単語の語法や文構造がおかしいことに気が付くなど、

文法的な学びが得られることもありますので、細かくチェックします


ステップ⑥ 問題点を克服する訓練をする


⑤の検証結果をもとに、自分の問題点を克服する訓練をしてください。


訓練の基本は音読です。単語であれ音の連結であれ、自分で正しい発音

で言えるようになれば必ず聞き取ることができるようになります。


ステップ⑦ 後日、同じ音声で再ディクテーションする


数日から1週間程度開けてからもう一度同じ音声のディクテーションをしてください。


最初に取り組んだときには聞き取ることができなかった箇所を

正確に聞き取ることができるようになっていると確認できれば、

成長の証として大いに喜びましょう。


もし再度同じ失敗をするようであれば、改めて該当箇所を重点的に練習してください。

IELTS リスニング


IELTSのリスニングセクションでは、Part1とPart4で聞こえた単語を書き出す

問題が出題されます。普段からディクテーションでリスニング力を鍛えておくと、

問題が解きやすくなります。