2022年03月10日
▮ 英検CSEスコアとは
CSEとは、Common Scale for English(英語のための共通尺度)の頭文字です。
かつて英検は合否だけを判定する試験でしたが、2016年から合否に加え英語力を
国際的な指標で表す英検CSEスコアが併記されるようになりました。
英検CSEスコア導入により、4技能の技能ごとにスコアが割り振られるため、
受験者はどの技能が苦手なのかを認識できるようになりました。
また英検CSEスコアは、自分のレベルを級をまたいで把握できるのが特徴です。
例えば、英検2級を受けて合格し、その英検CSEスコアが2200だったという人は、
もう少しで準1級合格圏の2304に達するレベル、ということになります。
▮ 英検各級 と 英検CSE スコア(1次、2次試験合計)
級 |
英検CSEスコア |
1級 | 各技能の満点850 全技能の満点3400 合格点2630 |
準1級 | 各技能の満点750 全技能の満点3000 合格点2304 |
2級 | 各技能の満点650 全技能の満点2600 合格点1980 |
準2級 | 各技能の満点600 全技能の満点2400 合格点1728 |
3級 | 各技能の満点550 全技能の満点2200 合格点1456 |
4級* | 各技能の満点500 全技能の満点1000 合格点622 |
5級* | 各技能の満点425 全技能の満点850 合格点419 |
* 4級・5級の合否は、リーディングとリスニングの2技能のみで判定されます。
▮ 英検CSEスコア CEFR換算
CEFRとは、外国語の学習・教授・評価のためのヨーロッパ言語共通参照枠
(CEFR: Common European Framework of Reference for Languages)を指します。
外国語のレベルを測る基準としてヨーロッパで開発されました。現在は、
4技能を測る信頼できる国際的な基準として世界中で使われています。
英検もCSEスコアからCFERレベルへの換算することで、IELTS,TOEFLのような
世界で広く知られている試験とレベルを比較することができます。
CSEスコア |
CEFRレベル |
3300~3400 |
C2 |
2600~3299 |
C1 |
2300~2599 |
B2 |
1950~2299 |
B1 |
1700~1949 |
A2 |
1400~1699 |
A1 |
▮ CEFR/CSE/IELTS/英検 対照表
出典:公益財団法人 日本英語検定協会