リーディングセクションは登竜門
TOEFLリーディングセクションは、全4セクションの中で登竜門的位置づけとなっています。
つまり、リーディングセクションはまず初めに攻略すべきセクションであり、
リーディングを徹底的に学習することで、他のセクションでのスコアアップと繋がります。
TOEFL全セクションに共通したアカデミックな出題内容を
日本人が得意とするリーディングの徹底学習によって克服することができます。
リーディング学習でこれまで親しみの少ない心理学や生物学などの
様々な分野の記事を読むことで、
否が応でも背景知識やアカデミックな語彙が身についていきます。
特にTOEFL初学習者の方は、まずリーディング学習に時間を割りましょう。
前回でも触れましたがTOEFLリーディングセクションを攻略するには、
幅広い語彙力アップ
単語力は基本中の基本!
TOEFL には大学受験以上の単語力が要求されます。
(学術的な専門用語が増える。例えば脊椎動物vertebrateなど)
まずは単語帳(お勧めは「TOEFLテスト英単語3800」)を使って徹底的に覚えましょう。
それからさらにレベルの高い単語についてはリーディングやリスニングの問題を
解いていく過程で、知らない単語が出てくるたびに覚えていきます。
幅広い分野の速読力
リーディングのパートでは、短時間で多くの文章を理解する力が必要になります。
詳しく言えば、
20分で700~750語のアカデミックな文章を読解するための速読力が重要になります。
そのような速読力を身に着けるためには、日頃から英語を読む訓練が大切です。
TOEFLの試験には、さまざまな分野の英語の文章が出題されます。
そこで、参考書だけでリーディングを勉強するのではなく、
英字新聞や、ネットでの英語ニュースなどを利用し、
幅広い分野の英文を読むようにしましょう。
どのような分野の文章でも、速読できる力を身に着けることが、
リーディングセクション攻略のポイントとなります。
☆お勧め参考書
★ Official Guide to the TOEFL Test With CD-ROM, 4th Edition
★ Official TOEFL iBT Tests with Audio
★ 受験英語からのTOEFL Test iBTリーディング
お勧めリーディングWEBサイト
TOEFL IBTのIBTはInternet Based Testの略です。
つまり、テストはリーディング、リスニング、スピーキング、ライティング
すべてのセクションをパソコンで操作します。
特にリーディングではディスプレイとの距離が遠いので、
紙に比べて目に入ってくる文字の量が多く、
目移りしてしまって集中して読むことができなかったとの受験者も多いようです。
そこで、リーディングの対策はWeb上の英文を読むことをお勧めします。
◆ Scientific American
科学やテクノロジーに関する記事が雑誌のように読めるアメリカのサイトです
◆ National Geographic
理系の読み物に慣れるという意味で、『ナショナル ジオグラフィック』はお勧めです。
TOEFLでは、理系アカデミックのリーディングやリスニングが多いので、
このようなサイトで読みなれて抵抗感をなくしておくことをお勧めします。
◆ VOA
英語学習者の間ではおなじみのVOAも、TOEFL学習に最適です。
TOEFLには、アメリカの歴史が頻出されるのですが、
VOA内の「History」というカテゴリーは、単語力&背景知識強化に役立ちます。