スピーチの考慮時間(1分間)
渡されたトピックカードには5つのトピックが書かれています。
まずすべきなのは、自分に最も合ったトピックを素早く(10秒~15秒)で選ぶことです。
トピックの選択に時間をかけてはいけません。時間は最大限、スピーチの組み立てに使いましょう。
●トピックを選ぶポイント
- これまで取り組んだことがある、知識があるもの
- これまで取り組んだ事や知識があることにに似ている、論点が使えそう
- トピックを見た時に2つ位の根拠、論点がパット浮かぶもの
●スピーチの組み立て
トピックを決めた後は、自分の意見は賛成(Yes)なのか反対(No)なのかを決めて、
その理由を2つほど用意する。
理由は1つか3つでもいいですが、1つの場合はよほど上手く整理してまとめないと、
2分間の中ではだらだらと思いつくまま話しがちになります。
3つの場合は、時間内におさめようとすると1つ1つのポイントが薄くなりがちです。
理由が2つ思いついたら、その具体例と根拠をぼんやりでいいので思い浮かべる
本番スピーチ(2分)
1.スピーチのポイント
あえて、使い慣れていない、難しい単語を使わない事
英検2級程度の単語、表現で十分です。
早口になって不明瞭にならないよう、ゆっくりと明確に話す。
リラックスした態度や笑顔で面接官の目を見てはなす。
2.スピーチの構成
スピーチの構成は① 導入 ② 本論 ③ 結論で進めていきます。 ライティングと
似ていますが、本論の理由はライティングでは3つと決まっていますが、スピーチでは
特に決まりはありません。 ただし、2つが適当と思います。
① 導入 Introduction
自分の意見 YesかNo
I agree that …. / No, I don’t think…
I believe that… / I don’t believe that…
I have two reason,
My reasons are follows,
② 本論 Body
理由① 根拠、具体例
理由② 根拠、具体例
First…Second…For example, However
This is because
③ 結論 Conclusion
自分の立場、 Yes / No を改めて述べる
ただしパラフレーズ
In conclusion, For these reasons, I believe that…
3.スピーチの時間
2分前後で終わるのがベストですが、
短すぎるのは理想的ではありません。
1分40秒に満たない場合は減点の対象になることもあるので注意してください。
多少時間が過ぎても減点になりませんが、
2分経つとピッピッと音が鳴らされるので、そこからはさっさと話しを終わらせるように
しましょう。 2分経過後スピーチを続けると途中で面接官に止められることもあるので
注意が必要です。
質疑応答 (4分)
2分間のスピーチが終わると面接官からトピックに関連した質問をされます。
面接官からの質問に対する回答は、以下の点に注意してください。
① 結論 + 根拠、具体例(サポートセンテンス)
② Yes / Noを問われる場合はYes / Noを始めに述べる
③ その後に、自分の意見をサポートする根拠となる理由や具体例などを付け足す
④ 1文で回答するのではなく、2文から3文くらいを目安に回答する
⑤ 面接官の質問を正確に聞き取ること
聞き取れずに的外れな答えをすると減点対象になりかねません。
⑥ 難しい質問をされても、できるだけシンプルな表現で答える
賢い回答をしようとせずに自分の意見を素直に述べることが大切です。
⑦ 個人的な経験談よりも一般的な考えとして話すほうが良い
⑧ 反論する質問が来た場合は、面接官の意見も受け入れつつ落ち着いて、自分の意見をやんわり主張しましょう。
真っ向から戦うのではなく、話し合う雰囲気が大事になります。
⑨ 質問されてすぐに回答できない場合、間を空けないように、つなぎ言葉を覚えておきましょう。
Let me see… / Well… / You know… / That is a difficult question to answer /
I think it depends on the situation, but…
⑩ 質問が聞き取れない場合は?聞き返しは1回までOKです。
それ以上聞き返すのは減点対象になりますので注意してください。
ただし、減点覚悟で2回聞くことも的外れな答えを避けるために、質問を確認することも大切です