リスニングセクションの解答に求められるスキルとは?
TOEFL iBT リスニングセクションの問題を解くために求められるのは、
Academic Listening Skills (アカデミック・リスニング・スキル)です。
アメリカの大学でのアカデミックな環境では、当然、
講義や会話を聴いて、理解できなければなりません。
TOEFL iBT リスニングセクションでは、受験者の
Academic Listening Skills を試すため、
8つの問題タイプの理解度が問われます。
そして、8つの問題タイプは3つのカテゴリーに分類されます。
TOEFLテスト対策では、問題の目的・特徴をきちんと知っておくことが大切です。
問題の目的・特徴の詳細は別のコラムでご案内いたしますが、
先ずは、3つのカテゴリーと8つの問題タイプを覚えてください。
3つのカテゴリーと8つの問題タイプ
Listening for basic comprehension
(メイン・アイディアや、重要なポイント、メイン・アイディアに関する重要な箇所への理解- 会話や講義の目的、主題が問われます)
1. Gist-content 主旨問題 (主題)
“Gist”とは、「要点」とか「要旨」という意味で、このタイプの問題は、「男性が抱える問題は何か」や「この講義のメイントピックはなにか」といった形で、会話や講義の主旨を答えさせる問題です。
2. Gist-purpose 主旨問題 (目的)
このタイプの問題は、「なぜ学生は教授の元をおとずれたのか」や「なぜ教授はXという事例を講義の中で紹介したか」など、会話や講義の主旨に関わる部分で、話者がなぜその行動をとったのか、あるいはなぜそういう発言をしたのか等を答えさせる問題です。
3. Detail 詳細問題
このタイプの問題は、「講義で述べられたXとは何か」や「教授によれば、理論Yに関する問題点は何か」といった、会話や講義の中での詳細部分に回答させる問題です。
Listening for pragmatic understanding
(話し手の態度や目的をくみ取る―話の一部をもう一度聴いて答える形式です)
◇ 講義の一部をもう一度聴いて質問に答える サンプル
4. Understanding the Function of What is Said 機能問題
このタイプの問題は、「なぜ教授は講義の中で次のように述べたのか」や「何故生徒は次のように発言したのか」といった、会話や講義の中での発言について、その理由を問う問題です。
5. Understanding the Speaker’s Attitude 態度問題
このタイプの問題は、「教授の理論Xに対する態度は何か」や「学生が次の通り述べたことから何が推察されるか」といった、会話や講義の中での発言から、その話者の主張あるいは立場を答える問題です。
Connecting and information
( 情報をつなげる、総合的に扱う―表を完成させたり、話の構成を言わせたりします)
6. Understanding Organization まとめ問題 (構成)
このタイプの問題は、「教授は授業の中で彼女の主張をどのように構成したか」や「教授はなぜXについて言及したのか」といった、議論の展開そのものを問う問題です。
7. Connection Content まとめ問題 (関係)
このタイプの問題は、「Xについて何が推察できるか」や「教授はYによって何を示唆しているか」など、講義の中で説明した内容について、それぞれの関係性を問う問題です。
8. Making Inference 推測問題
このパターンの問題は、パターン7と一部重複する部分もありますが「学生は次に何をするか」や「Xについて何が推察できるか」など、会話や講義の内容から合理的に推察できる内容について問う問題です。