TOEFL IBT リスニングテスト 新形式の変更点
2019年8月にTOEFL IBTは新形式に変更になりました。
一言で言うと、出題数が減りました。
テスト内容の変更は公表されていないので、旧型式のTOEFL対策でも
十分に効果があると言われています。
新形式のリスニングテストでも引き続きダミー問題が出題されます。
ダミー問題とは「受験生のデータ収集」のために稀に挿入される、得点に
加算されない問題のことを言います。
TOEFL iBTリスニング 問題タイプは2種類だけ!
TOEFL iBTリスニングセクションの問題のタイプは「講義」と「会話」の2種類です。
「講義 Lecture」は、幅広い分野の教養科目を題材としており、講義が録画されたものです。内容は学術的なもの
になります。このタイプは2つのパターンに分けることができます。
▮ 講義パターン
教授が学生に向かって一方的に講義を行います。教授と学生とのやり取りはないため、状況を理解するよりも、講義の内容を聞き取ることに集中しましょう。
サンプル音声
▮ディスカッションパターン
参加型の授業で、教授と学生たちの間でのやり取りが行われます。教授が学生に対して専門用語の意味について問題を出し、学生の一人が答えるといったやりとりや、学生が教授の言っていることがうまく理解できずに質問し、教授が説明するといったやりとりなどが想定されます。
「会話 Conversation」は、大学で教授と学生、大学職員と学生、学生同士などの会話で、主に3つのパターンがあります。
▮ Office hours
大学教授が設けているOffice hoursに、生徒が教授の研究室を訪ね、教授に質問や相談をする内容です。学生がレポートを期限までに提出できない可能性があるため、期日を延ばしてもらえないかと相談する内容や、レポートのトピックの選び方の相談などの内容も想定されます。話の大筋は掴みやすいですが、大筋だけでなく学生と教授それぞれの主張と提案内容をよく聞き取り、理解する必要があります。
サンプル音声
▮ 職員への相談
一般的にはService encounterと呼ばれるような問題です。学校生活に関する質問など、学生の質問に対して職員が提案などをしている様子をリスニングします。また、図書館などで学生がレポートに必要な文献を探しているなどといった内容のものもあります。
▮ 学生同士の会話
学生同士があるトピックについて会話をします。例えは、最近始まった図書館での美術品の展示についてなどです。具体的な美術品の背景などについても話されるなど、細かい情報も含まれるので難易度は高いです。
画面で問題形式が分かります
TOEFL iBTリスニングセクションでは,「講義」「会話」どちらの形式が音声で
ながれるのかが画面上に写真が表示されるのでわかるようになっています。
初めに、ListeningセクションのDirections (問題指示)画面が表示され、音声が流れます。
Directions画面の後、問題画面に進み、試験開始です。
次に講義や会話の音声の聞き取りが始まります。 音声が流れると同時に講義や会話の状況を
示す場面風景が表示されます。
出題セットパターン - 3セットのとき、ダミー問題が含まれます
TOEFL リスニング新形式では、以下の出題セットパターンがあります。
<Listening 2セット(ダミーなし)の場合>
Set 1:会話(5問)→ 講義(6問)[制限時間:6分30秒]
Set 2:会話(5問)→ 講義(6問)→ 講義(6問)[制限時間:10分]
または
Set 1:会話(5問)→ 講義(6問)→ 講義(6問)[制限時間:10分]
Set 2:会話(5問)→ 講義(6問)[制限時間:6分30秒]
の2パターン
<Listening 3セット(ダミーあり)の場合>
Set 1:会話(5問)→ 講義(6問)→ 講義(6問)[制限時間:10分]
Set 2:会話(5問)→ 講義(6問)[制限時間:6分30秒]
Set 3:会話(5問)→ 講義(6問)[制限時間:6分30秒]
または
Set 1:会話(5問)→ 講義(6問)[制限時間:6分30秒]
Set 2:会話(5問)→ 講義(6問)→ 講義(6問)[制限時間:10分]
Set 3:会話(5問)→ 講義(6問)[制限時間:6分30秒]
または
Set 1:会話(5問)→ 講義(6問)[制限時間:6分30秒]
Set 2:会話(5問)→ 講義(6問)[制限時間:6分30秒]
Set 3:会話(5問)→ 講義(6問)→ 講義(6問)[制限時間:10分]
の3パターン