IELTS Writing Part 1 Diagram (図解) 対策
IELTSライティングテストのTask1では、標準20分で与えられたグラフ、表、図解、地図
の情報を150語以上で説明することが求められます。
情報をわかりやすく比較することが必要です。つまりグラフなどの最も重要な部分(主な特徴)
を見つけ、それに沿って説明します。細かな部分は省略しても構いません。
Task 1の出題パターンは、棒グラフ、表、円グラフ、折れ線グラフが全体の90%を占めます。
それに加え、出題は比較的少ない(約10~15%) ながら、図解、地図もあるので
全てしっかりと準備しておきましょう。
それでは、今回 Diagram (図解) の回答ステップに続き、問題と回答例を挙げていきます。
Diagram (図解) 回答 ステップ
Diagram (図解) 問題では提示される図表にある工程やプロセスの特徴・重要なポイント
を取り上げ、説明をします。
ステップ 1. トピックを理解する
まずはTaskの指示文と図表のタイトルを見て、トピックを理解します。トピックには日常的なものからアカデミックな分野までがあります。
ステップ 2. 工程やプロセスの始まり・終わりを明確にする
工程やプロセスを説明するには「始まり」と「終わり」を明らかにする必要があります。以下のビールの製造工程図を例にした場合、プロセスの始まりは「Malted barley 大麦」で、終わりは「ビン詰めされたビール」です。
一見するとさまざまな工程があり、「説明をするのが難しい。」と感じる人もいるかも知れません。しかし「始まり」と「終わり」が何を表しているのかを明らかにすることで、イラストが「ビールの製造工程」を表していることが分かります。
ステップ 3. アウトラインを作る
英作文を始める前に、アウトラインの作成(文章の構成を考えること)をオススメします。アウトラインはまとまりのある文章を書く上でとても大切で、ライティングの採点基準にある「内容の一貫性(Coherence and cohesion)」にも大きく関わります。
ステップ 4. アウトラインをもとに文章を書く
次に、作成したアウトラインをもとに文章を書きます。
① 導入を書く
導入にはダイアグラム全体の説明をする導入文(1~2文)を含めることが必須です。導入文を書くにはタスクの指示文を言い換えて表現することをオススメします。自分の言葉で文を言い換えることを “Paraphrasing” といい、ライティングの評価基準要素の1つとして重要なスキルです。
② 工程・プロセスの説明をする
プロセスの説明はステップ3で作成したアウトラインをもとに、Diagramから読み取れる特徴や重要なポイントを順番に説明します。説明する時のコツはプロセスのつなぎ目に理由を加えて説明することです。
ステップ 5. 見直しをする
最後に残りの5分を使って、書いた文章を見直します。以下のチェックリストを使って
不充分な部分がないか確認しましょう。
<見直しのチェックリスト>
☑︎正しい文法を使えているか?
☑︎スペルミスはしていないか?
☑︎説明が不充分な所はないか?
☑︎字数は足りているか?(150 words以上)
┃ Diagram (図解) 問題例
┃回答例