IELTS Writing Task 2 採点者はここをチェックしている! Grammatical Range and Accuracy
Grammatical Range and Accuracy 文法の幅と正確さ
IELTSのライティングTask 2では以下4項目の採点基準によってBand Scoreが計算されます。
- Task Response (質問に対する回答 ) (25%)
- Coherence and Cohesion つながりと一貫性 (25%)
- Lexical Resource 語彙の豊富さ (25%)
- Grammatical Range and Accuracy 文法の幅と正確さ (25%)
▮ブリティッシュ・カウンシルによって提供されている各Band Scoreの計算表
多くの方の場合、目標スコアは6〜7程度だと思いますので、最低限その部分は頭に入れておきましょう。
今回は、「Grammatical Range and Accuracy 文法の幅と正確さ」について説明していきます。
☑ Complex Sentences (複文)を使えているか?
採点基準であるBand descriptors に基づき、Band 6 又は7 の高スコアを獲得するためには、Complex Sentences (複文)など長い文を書くことで、高いレベルの文法を使えることをエッセイの中で証明する必要があります。 全てをComplex Sentencesにする必要はありません。 Simple sentences (単文)とComplex Sentences (複文)を織り交ぜながらエッセイを書いてみましょう。
Complex Sentences 複文 とは?
(主語と述語とから成る)二つ以上の句が一つの文を構成しているもので、接続詞( such as because, since, after, although, when, while.など)で繋がっています。従位[従属]接続詞とも呼ばれています。
例:
The cat was sitting on the wall because she was tired.
The cat was sitting on the wall [主節] because [接続詞] she was tired [従属節].
Because she was tired, the cat was sitting on the wall.
While the cat was sitting on the wall, a girl stroked her.
The girl was stroking the cat because she liked the feel of its fur.
☑ 文法の間違いがないかエッセイを1~2回読み直したか?
文法の正確さはスコアに2重の影響を及ぼします。文法が正しくないと、採点者は受検者が伝えようとする内容を読み取るのに苦労し「文法」のポイントだけでなく「設問に対する回答
Task Response」の減点対象となってしまいます。
中でも、適切な時制を使い分けているかは重要です。採点者にとって読みやすい文章につながります。
過去すでに行われたことは過去形、現在行われていることであれば現在形、未来のことや予測するのであれば未来形などと使い分けられるようにしましょう。また、動作や状態の様態によって、完了形や進行形となります。
時制には英語特有の使い方もありますので、普段英語を読んだり書いたりする際にこの時制を意識して、時制の感覚を養うようにしましょう。