英検準2級 大問3 長文の語句空所補充 攻略のコツ
英検2級リーディング大問2は「長文の語句空所補充」問題になります。
大問2では、長文【A】と【B】の2題出題されます。
[A]は150語程度、ある人物の日常的なエピソードで、空所の数は2つです。
[B]は250語程度、歴史、文化、社会、科学などに関わるテーマの説明文で、
空所の数は3つです。
1問につき2分、全5問合計で10分のペースで解いていきましょう。
――― 問題例 ―――
次の英文を読み、その文意にそって(28)から(30)までの( )に入れるのに最も適切なものを1, 2, 3, 4の中から一つ選びなさい。
[出典: 英検2級 2017年度 第2回]
問題の多くは、前後関係から文法的な知識を活かして解く形式ではなく、
前後の文の意味を考えて解く文脈的な問題です。そのため、
文章の全体がわからないと解答できない問題も多くあるので、
全体をざっと読んで大意をつかみ、
空所の前後を入念に読むことで正解率を上げます。
英検準2級 リーディング大問3 解答テクニック
▮ 空所の前後の文を入念に読む
パッセージの大意と展開をざっくりと理解したうえで、
問題を上から順番に解いていきます。
まずは4つの選択肢を読み、空所の前後を読んで解答します。
前後を見て、空所に入るのが順接なのか逆接なのかを考えましょう。
そうすると、答えが1つないし2つに絞り込む
ことができる場合がかなりあります。
▮ 長文全体をざっくり1分で読む
1つの長文語句空所補充問題にかけるのは5分です。
時間配分として文章全体を1~2分で読めるように速読力をつけましょう。
「幅広いジャンルの多読」と「速読テクニック」で対応できますが、
速読テクニックではスラッシュ・リーディングがおすすめです。
英文を頭から理解できるよう、
意味のかたまりごとにスラッシュ(/)で区切って読んでいく方法です。
初めは細かく区切っても構いません。 慣れてくると
より大きなかたまりで捉えられるようになります。
決して英文を返し読みせず、
大雑把に大意をつかむことに慣れておきましょう
【スラッシュ挿入の例】
The whole family gathered / around a warm stove. / lay down / and went to sleep.
// Once a day / everyone got up / to eat a piece of hard bread.
// Then they went back to sleep. // The members of the family took turns
/ keeping the fire burning. //
This was not “hibernating” / like what bears do in the winter.
// But it was a sensible decision / by the members of the family.
// Just stay in bed / for as long as possible. / and do not work.
// To these French farmers / “working more to earn more”
/ did not seem like a good idea. // Instead of working throughout the year,
/ the people of one village on the Rhone River
/ made enough money for one year / relaxing, hunting and sleeping. //
Few people needed money / until the 20th century. //