大問2 長文の語句空所補充
大問2は長文の語句空所補充問題で、長文が2つ、それぞれ3問の空所があり、
合計で6問になります。配点は各1点になります。
それぞれ250語程度で短く、3段落構成で専門的な内容ではありません。
できれば6問を15分で切り抜けたいので、1つの長文に7~8分、つまり1問につき2~3分のペースで解いていきます。
空所の前後だけを読んで解答が見つかる問題も一部にはありますが、文章の全体がわからないと解答できない問題もあるので、全体をざっと読んで大意をつかみ、空所の前後を入念に読むことで正解率を上げます。
長文の語句空所補充 解答テクニック
▮ 長文全体をざっくり1分で読む
1つの長文語句空所補充問題にかけるのは7~8分です。時間配分として文章全体を1~2分で読めるように速読力をつけましょう。「幅広いジャンルの多読」と「速読テクニック」で対応できますが、速読テクニックではスラッシュ・リーディングがおすすめです。英文を頭から理解できるよう、意味のかたまりごとにスラッシュ(/)で区切って読んでいく方法です。
初めは細かく区切っても構いません。 慣れてくるとより大きなかたまりで捉えられるようになります。
決して英文を返し読みせず、大雑把に大意をつかむことに慣れておきましょう。
スラッシュ挿入の例
The whole family gathered / around a warm stove. / lay down / and went to sleep. // Once a day / everyone got up / to eat a piece of hard bread. // Then they went back to sleep. // The members of the family took turns / keeping the fire burning. //
This was not “hibernating” / like what bears do in the winter. // But it was a sensible decision / by the members of the family. // Just stay in bed / for as long as possible. / and do not work. // To these French farmers / “working more to earn more” / did not seem like a good idea. // Instead of working throughout the year, / the people of one village on the Rhone River / made enough money for one year / relaxing, hunting and sleeping. //
Few people needed money / until the 20th century. //
▮ 空所の前後の文を入念に読む
パッセージの大意と展開をざっくりと理解したうえで、問題を上から順番に解いていきます。 まずは4つの選択肢を読み、空所の前後を読んで解答します。多くの場合、空所の後ろに答えの根拠があることも念頭においてください。
▮ パッセージの ディスコースマーカー「つながり」
空所補充問題では少なくても、however, thererfore, on the contrary などのディスコースマーカー(つなぎ言葉)の選択問題が出されます。
パッセージ全体の展開を把握するときもこのディスコースマーカーに注意することで文章の展開を正確につかむことができて選択肢も容易にわかります。
―――― 17年度第2回 大問2 ―—