▮ 小学生の英検志願者30万人を突破
実用英語技能検定(英検)を受験する小学生が増えて
2014年度は志願者数が初めて30万人を突破したそうです。
小学校高学年での英語必修化などが影響したとみられています。
小学生の志願者は10年で1.8倍。
未就学児の英検受験者数、5歳以下は477人から5.2倍の2,505人と増加しています。
小学生といえども大人顔負けの好成績者も増えています。
2013年度の英検(第1回〜第3回)で小学生の英検1級合格者は28名、
英検準1級合格者は351名だったようです。
▮ 小学生の英検対策とは
では、小学生での英検合格者はどのように英検を勉強しているのでしょうか?
小学生の英検合格者は共通点があります。
それは、リスニングの正解率が非常に高いことです。
逆に言うとリスニングセクションの得点が低いと合格することが難しい傾向にあります。
英検の問題は大きく分けると「筆記セクション」と「リスニングセクション」
の2つのセクションからなりますが、
小学生の場合、
リスニングセクションでの正答率を90%以上にすることが英検合格の基本対策となります。
英検の合格ラインは5級〜2級では全体の60%の正答率です。
例えば、過去問をやってみて筆記セクションの正答率が40%、
リスニングセクションの正答率が60%であった場合、
小学生の場合で言えば、
「リスニングセクションの正答率を上げる」ことが基本対策となります。
筆記セクションが苦手であることで、
まずは筆記セクションの勉強をするように考えがちですが、
小学生の場合、
リスニングセクションの正答率を90%台にもっていく方が簡単ですし、
「英語がわかる!」と自信になるのです。
▮ 小学生は耳がいい
小学生の場合、以下の2点がリスニングセクションを重視する理由です。
- 小学生の場合、耳がとてもいい年齢なので、音を聞き取る力を伸ばしやすい。
- リスニングセクションで用いられる単語の方が簡単。
音を聞き取る力がある小学生にとって、
文字から覚えるよりも音で覚えた方が、はるかに理解しやすいのです。
特に小学低学年の場合、筆記セクションにでてくる単語は
日本語としても知らない単語がでてきますので、
英語が難しく感じてしまいます。
一方でリスニングセクションでは
比較的わかりやすい単語と文章構成なので聞き取りが簡単なのです。
▮ 小学生の英検学習法
会話中心の学習方法が有効だと考えます。
レベルに応じたフラッシュカード(絵が付いたもの)
ボキャブラリーカード(単語・イディオム・会話文)を使い、
お母様や英会話の先生と会話をしながら英語を音で理解していくことが大切です。
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