▮ さまざまな分野から出題
パッセージのトピックは雑誌、新聞、書籍などから取られていますが、専門家向けに書かれたものを一般向けに紹介するような文章になっています。 内容は大学・大学院レベルのアカデミックなもので、社会科学、自然科学、生命科学、芸術・人文化学など幅広い分野から出題されます。しかし、特定の分野が苦手な人、その分野の知識に疎い人が読んでも内容的には理解できるようにいるので大丈夫です。
3つのパッセージのうち1つは論文形式の文章で、このパッセージが一般的に一番難しくなります。これが何番目に来るかは分かりませんが、最初にこの難しいパッセージが来ても、後は平易なものになりますので、焦る必要はありません。また、論文形式のパッセージを後回しにしても良いでしょう。
イギリス英語とアメリカ英語でスペリング、文法、表現などが違う場合がありますが、リーディング問題はイギリスやオーストラリアの出版物から取った文章が使われることが多いため、基本的にイギリス英語になっていると考えていいでしょう。
▮ IELTSに強くなる語彙力をつける
IELTSに限らず英語学習者の多くは、ボキャブラリーを鍛える際、単語集を片っ端から暗記する方法を取ります。しかしながら、この方法は手軽に始められ、ある程度は通用するものの、問題点もあります。
- 人間の脳は、ストーリーと結び付けて記憶するのが得意。単語帳を片っ端から暗記することは不得意
- 何とか単語帳を暗記しても、使わないとすぐ忘れる
- 単語帳から得られる情報はわずかで、どんな時にどんな言葉とよく使われるのかなどわからない
- 非効率なだけでなく、とても退屈な作業である。なかなか続かない。
実はボキャブラリーを鍛えるために一番良い方法は集中的なリーディングを重ねることです。 教材としては、お勧めなのが、こちらのWEBサイトです。
- サイエンス http://www.sciencemag.org/
- ネイチャー http://www.nature.com/
- インテリジェント ライフ http://moreintelligentlife.com/
- ヒストリー トゥデイ http://www.historytoday.com/
- エコノミスト http://www.economist.com/
これらのWEBサイトはIELTSリーディングテストでしばしば出題されるようなテーマをカバーしているからです。 初めは、わからない単語があっても最後まで読み進めてください。 読み終わったら、わからない単語の意味を調べてください。 英和辞典だけでなく英英辞典でも調べてください。これは同義語や反対語を覚えるのに有効です。