IELTS Writing Tips 3
Written/Edited by Stella Abos
留学・ビジネス英語に強い オンライン英会話 マイチューター
▮ ライティング アカデミック版で成果を上げる
IELTSライティングテストは、Academic Module(アカデミック版)とGeneral Module(一般訓練版)2つのフォーマットに分かれます。 留学を目指す受験者はAcademic Moduleを受験することになります。 Academic Moduleは英語圏の大学あるいは大学院で勉強する英語スキルが十分備わっているかを評価します。
大学あるいは大学院での授業に支障ない英語レベルを試されるわけですから、当然、語彙、文法、構文力など英語の基礎はしっかり身に付ける必要があります。 この基礎は、地道な努力を積み上げるしかありません。 十分な基礎能力をつけたうえで、スコアを上げるための対策、秘訣を身に付けていきましょう。
それではアカデミック版 ライティングテスト Task 1 とTask 2の攻略法を見ていきましょう。
▮ アカデミック版 Task 1 スコアアップに必要な5つのポイント
Task 1は、図やグラフなどのデータから情報読み取り自分の言葉で描写するテストです。 これは実際の大学の講義にもよく見られます。
1 . 先ずは設問に出てくる表やグラフを見て、表すデータから情報を読み取ってください。 情報からは、表が表す数字や比較する材料が読み取れるでしょう。 また、表によってその傾向や経緯も読み取れるでしょう。
2 . いったん書き始めるタイミングになったら、今一度、丁寧に設問文とグラフを見直し、どう書き始めるか決めてください。 問題冊子に、書く内容をメモしておきましょう。
3 . 書き出し部分(イントロダクション)は、与えられた表やグラフ、チャートが何を表しているかを自分の言葉で書いていきます。
タスク指示文をそのまま引用すると減点になりますので気を付けましょう。 試験官によっては、文字数をカウントしない場合もあります。
タスク指示文にはイントロダクションを書くために必要な情報が入っていますので、それを違った表現で書くこと、すなわちparaphrasing (言い換え)するのが課題です。
4 . イントロダクションの次は本体パラグラフを書いていきます。 本体パラグラフでは、データから読み取れる情報を記述していきます。 チャートやグラフに示されているトレンド(状況が変化し、展開していく大まかな方向、傾向、潮流)と、その重要な特徴を説明していきます。 決して自分の意見を記述しないでください。
5 . 150語以上書くことを忘れないでください。 150語に達しないエッセイは減点になります。
▮ アカデミック版 Task 2 スコアアップに必要な4つのポイント
Task 2 では、提示された問題について、賛否の議論や利点・欠点の比較など、自分の意見を論理的に展開していくことが求められます。
1 . 初めにタスク指示書をよく読んでください。 実際に、 受験者の多くが、タスク指示書をよく理解せず、エッセイを書き始めてしまいます。 エッセイの内容が少しでも指示書とずれていれば減点になります。
2 . タスク指示書をよく理解できましたら、エッセイのプランを立てます。 問題冊子にプランをメモ書きしておくと良いでしょう。 そして、自分の立場を決めたら、書き出し部分(イントロダクション)を書き始めます。
3 . タスク指示書からのコピー引用は避け、自分の言葉で書きましょう。 Task 1 でも述べましたが、文字数をカウントされない可能性があります。
Task 1 と同様、フォーマルでアカデミックな英語を使って書かなければなりません。 論点を整理し、発展させ、あなた個人の意見を示すのです。 自らの意見を述べ、それを証拠や例証で支えます。 明快で筋の通った記述を心がけ、結論へ向けて論理展開します。 そして、問題全体に答える結論でなくてはいけません。
4 . 250語以上書くことを忘れないでください。 250語に達しないエッセイは減点になります。