▮スキミングって?
IELTS リーディングセクションは、わずか60分の間に、3つのパッセージを読み、解答するテストです。 よほどの上級者でない限り、文章を最初から最後まで読んでいると…
「時間が足りなくて、全部を解答することができなかった…」
なんてことになってしまいます。
そこで、効果的に長文を「速読」する方法を紹介しましょう。
「スキミング」って言葉を聞いたことがありますか?
スキミング(Skimming)とは、全体を素早く読むことです。「読む」というより「見る」に近い動きです。 実際には目を素早く動かして早読みすることになります。
スキミングは、何が書かれているか知らない状態で、トピックの概要、アイディア、筋道を理解するために読みます。
よく「斜め読み」とか「ざっくり読み」とか言われますが、この方法を英語ではスキミングと言います。
▮ スキミングを使いこなす4つのポイント
1. タイトル、情報源、著者、挿絵を「見る」ことから準備
まずは、パッセージのタイトル、情報源、著者、挿絵を「見る」ことから準備を始めます。 そこで、「誰が、いつ、どこで、何をしたのか」という質問を頭に入れてください。 この質問の答えを探しながら、目を素早く動かし「斜め読み、ジグザグ読み」を始めるのです。 そして、重要と思われる、人物名、数字、場所、アイディア、または、キーワードの前後に登場する語彙、「therefore」, 「whenever」, 「until」、「 because」, 「 instead」を見つけます。
2. 手掛かりwordsに注意を払う
全ての文字を見る必要はありません。手掛かりになる「太字」「イタリック文字」「数字」に注意を払い読み進めます。 そして、キーワードとなる人物名、数字、場所などを見つけておきます。
3. 段落の初めと終わりを読む
各段落の第一文と最終文は主題と結論が書かれていることが多いので大切に読みます。そこを読むだけで、全体分の概要が素早く把握できます。
4. スキミングを止めない
読み進める中で、ここは重要と思われるところがあれば、全体を見るのを止めて、重要な語彙をよく確認します。しかし、よほど重要なところ以外はスキミングを止めないでください。各パッセージで、スキミングの時間は2〜3分のみで行うのがベストです。
▮ スキミングを使って IELTSライティング攻略
実際のIELTSライティングテストでは、スキミングで以下の大まかな内容を把握します。
▮ IELTS パラグラフの構成を読み取る
パッセージでは、情報の提示方法が工夫されています。 IELTSのリーディング・パッセージは、多くの場合、以下の4つのパターンのどれかで構成されています。
- 問題と解決
- 比較対象
- 原因と結果
- 分類
パッセージの構成パターンを知っていれば、答えがどこにあるか早く見つけることができるはずです。